レポートを印刷する方法 (Reporting Services の SharePoint 統合モード)

SharePoint 統合モードで実行されているレポート サーバーで SharePoint Web アプリケーションからレポートを印刷するには次の 3 つの方法があります。

  • SharePoint サイトから印刷する方法 : レポートを開くとレポート ツール バーに表示される [アクション] メニューから、[印刷] を選択します。これにより、Reporting Services の印刷機能を使用できます。この印刷機能では、標準の [印刷] ダイアログ ボックスを使用して、プリンターの選択、ページと余白の指定、およびレポートのプレビューを行うことができます。この印刷機能は、ブラウザーの [ファイル] メニューの [印刷] コマンドの代わりに使用するためのものです。この方法でレポートを印刷すると、レポートがデザインどおりに印刷され、Web ページの印刷で表示されるような余分な要素は印刷されません。

  • ブラウザーから印刷する方法 : ブラウザーの印刷機能は、HTML レポートが 1 ページに収まる場合に適しています。ブラウザーから印刷するページには、Web ページ上にあるすべての可視要素の他に、ページまたは Web サイトを識別するヘッダーおよびフッター情報が含まれていることが普通です。ブラウザーから印刷すると、現在のウィンドウの内容のみが印刷されます。長いレポートの場合はその一部しか印刷されません (通常は最初のページのみ)。

  • 対象アプリケーションから印刷する方法 : レポートをエクスポートすると、Microsoft Office Excel や Adobe Acrobat Reader など、エクスポート先アプリケーションの印刷機能を使用することができます。TIFF や PDF など、アプリケーションの形式が複数ページのレポートの印刷に適しているものもあります。レポートをデスクトップ アプリケーションにエクスポートすると、そのアプリケーションに備わっている特殊な印刷機能を使用できます。レポートをエクスポートするには、レポートを開いたときにレポート ツール バーに表示される [アクション] メニューの [エクスポート] を選択します。

注意

レポートを印刷するには、レポートを表示する権限が必要です。

Web ページからレポートを印刷したときに最適な結果を得るには、[アクション] メニューの [印刷] を使用します。[印刷] アクションは、レポート サーバーからダウンロードされるクライアントの印刷コントロールに関連付けられます。ダウンロードが行われるのは、初めて [印刷] を選択したときの 1 回だけです。

レポート作成者は、レポートを印刷用または特定のアプリケーション形式向けに設計できます。アプリケーションの形式によってページの割り当て方法が異なるため、すべてのエクスポート形式であらゆるレポートを最適な形で印刷できるとは限りません。印刷用に設計するレポートとは対照的に、画面用のレポートのページは、データ量の変化に対応するように設計します。たとえば、マトリックスを含むレポートでは、行や列をどのように展開するかによって、ページが上下左右に広がる可能性があります。サイズが変化するレポートを印刷する場合、マトリックスを展開したユーザーと展開していないユーザーでは、印刷結果が異なります。エクスポートしたレポートでは、ほとんどの場合、レポートに表示されるすべての要素 (ユーザーがコンピューターの画面上で見るすべての要素) がレポートの印刷結果に含まれます。

[アクション] メニューからレポートを印刷する方法

  1. レポートを開きます。

  2. [アクション] メニューの [印刷] をクリックします。[アクション] メニューが表示されない場合は、レポート ツール バーが非表示になっているため、このツール バーの機能を使用できません。[アクション] メニューが表示されていても、そのメニューに [印刷] がない場合は、印刷機能がレポート サーバー上で無効になっているため、使用できません。

  3. [印刷] ダイアログ ボックスで、使用するプリンターと設定を選択し、[OK] をクリックします。

    既定の設定を変更するには、[プロパティ] をクリックします。ページ サイズは、レポート定義で定義されているレポート ページ サイズの既定の高さと幅によって決まります。ページのサイズをどの程度変更できるかは、使用しているプリンターの機能によって異なります。

    印刷する前にレポートを表示するには、[プレビュー] をクリックします。これにより、レポートの最初のページが別のプレビュー ウィンドウに表示されます。残りのページは、レポート サーバーでレポートが表示されると利用可能になります。レポートのプレビューは、EMF 形式で表示されます。プレビューでは前後のページに移動することができ、最後のページに到達すると、[次へ] ボタンが無効になります。プレビュー ページの印刷余白を変更するには、[余白] ボタンをクリックします。[余白] ダイアログ ボックスが表示されます。上下および左右の余白を設定し、[OK] をクリックします。ダイアログ ボックスが閉じ、プレビューの表示および印刷の設定が保存されます。