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メッセージング レコード管理のエラーおよびイベント

 

適用先: Exchange Server 2007 SP3, Exchange Server 2007 SP2, Exchange Server 2007 SP1, Exchange Server 2007

トピックの最終更新日: 2007-03-26

メッセージング レコード管理 (MRM) では、生成されるイベントをイベント ビューアで表示できます。これによって、管理フォルダ アシスタントのパフォーマンスをトラブルシューティングおよび確認することができます。イベント ビューアでは、重要度に基づいて次に示す種類のイベントが次の順序で記録されます。

  1. エラー イベント
  2. 警告イベント
  3. 情報イベント
  4. イベント ビューアの詳細については、「イベント ビューアの確認」を参照してください。

MRM のエラーおよびイベント

次の表に、MRM のトラブルシューティングに使用できるイベントの一覧を示します。ログ出力の種類には、次のものがあります。

  • [LogAlways] のラベルが付けられたイベントは常に個別にログ出力されます。
  • [LogPeriodic] のラベルが付けられたイベントは発生するたびにログ出力されるのではなく、5 分間に 1 回だけログ出力されます。これによって、ログ エントリが過剰に出力されることを防ぎます。

管理フォルダ アシスタント カテゴリの MRM イベント

イベント ID カテゴリ イベントの種類 ログ 値または説明

10001

管理フォルダ アシスタント

エラー

LogAlways

Active Directory のデータが破損していたため、管理フォルダ アシスタントは、メールボックス <表示名、メールボックス GUID、従来の DN> を準備できませんでした。例外の詳細: <詳細>。このエラーを修正するには、Get-ManagedFolder コマンドを実行して、報告されたエラーを修正します。

10002

管理フォルダ アシスタント

エラー

LogAlways

Active Directory 内の管理フォルダ <フォルダ> に対して無効な更新が行われました。この問題は、管理フォルダ オブジェクトを削除し、再度作成することにより解決できます。

10003

管理フォルダ アシスタント

エラー

LogPeriodic

Active Directory からサーバーの構成オブジェクトを取得できませんでした。<例外の詳細>。ドメイン コントローラのネットワーク接続に問題がないかどうか、または DNS の構成が正しいかどうかを確認してください。

10004

管理フォルダ アシスタント

エラー

LogAlways

メールボックス <メールボックス> のフォルダ <フォルダ> の保持ポリシーは適用されません。管理フォルダ アシスタントは、管理フォルダ <管理フォルダ> に対する管理コンテンツの設定 <コンテンツの設定> を処理できません。RetentionAction は MoveToFolder ですが、移動先のフォルダが指定されていませんでした。移動先となるフォルダを指定してください。

10005

管理フォルダ アシスタント

エラー

LogAlways

メールボックス <メールボックス> のフォルダ <フォルダ> に対して、保持ポリシーは適用されません。管理フォルダ <管理フォルダ> に対する管理コンテンツの設定 <コンテンツの設定> を処理できません。RetentionAction は MoveToFolder ですが、移動先のフォルダ <フォルダ> が移動元のフォルダ <フォルダ> と同じです。移動元のフォルダとは異なる移動先のフォルダを指定してください。

10006

管理フォルダ アシスタント

エラー

LogAlways

フォルダ <フォルダ> がメールボックス <メールボックス> で見つからなかったため、このフォルダに管理コンテンツの設定を適用できません。

10007

管理フォルダ アシスタント

エラー

LogAlways

Active Directory 内の 1 つ以上の管理フォルダに無効なデータが存在するため、管理フォルダ アシスタントはデータベース <データベース> 上のメールボックスを処理しません。Active Directory 内の管理フォルダ コンテナに含まれるすべての管理フォルダを確認してください。例外の詳細: <詳細>。

10008

管理フォルダ アシスタント

エラー

LogAlways

メールボックス <メールボックス> のフォルダ <フォルダ> の保持ポリシーは適用されません。管理フォルダ アシスタントは、管理コンテンツの設定 <設定> を処理できません。RetentionAction は MoveToFolder ですが、移動先のフォルダの下にフォルダ階層を作成できませんでした。移動先のルート フォルダは <フォルダ> です。<フォルダ> の下にサブフォルダ <フォルダ> を作成しようとしました。エラー: <エラー>。

10009

管理フォルダ アシスタント

エラー

LogAlways

管理フォルダ アシスタントは Active Directory から監査ログのパラメータを読み取ることができなかったため、ローカル サーバーですべてのデータベースの処理をスキップしました。現在のデータベース: <データベース>。

10010

管理フォルダ アシスタント

エラー

LogAlways

監査ログは有効になっていますが、監査ログへのパスが Active Directory にないため、管理フォルダ アシスタントはローカル サーバーですべてのデータベースの処理をスキップしました。スケジュールされた時間帯に、後で再試行します。現在のデータベース: <データベース>。

10011

管理フォルダ アシスタント

エラー

LogAlways

管理フォルダ アシスタントは監査ログを構成できませんでした。現在のデータベース '%1' の処理は中止されます。スケジュールされた時間帯に、後で再試行します。例外の詳細: <詳細>。

10012

管理フォルダ アシスタント

エラー

LogAlways

管理フォルダ アシスタントは監査ログへの書き込みを行いませんでした。現在のデータベース <データベース> の処理は中止されます。監査ログへの書き込みは、スケジュールされた時間帯に後で再試行されます。例外の詳細: <詳細>。

10013

管理フォルダ アシスタント

警告

LogAlways

管理フォルダ アシスタントは、既定の管理フォルダ <フォルダ> をメールボックス <メールボックス> に準備できませんでした。

10014

管理フォルダ アシスタント

エラー

LogAlways

メールボックス <メールボックス> に同じ名前のフォルダが複数存在するため、管理フォルダ アシスタントはこのメールボックスに管理されたルート フォルダ <フォルダ> を作成できませんでした。

10015

管理フォルダ アシスタント

エラー

LogAlways

管理フォルダ アシスタントはメールボックス <メールボックス> のポリシーから、アイテムを移動先のフォルダに移動してから移動元のフォルダに戻すことによって強制的に保存する循環を検出しました。次のポリシーが含まれます。<ポリシー>。

10016

管理フォルダ アシスタント

エラー

LogPeriodic

AgeLimitForRetention が 0 より大きな値になっていないため、管理コンテンツの設定 <設定> はメールボックス <メールボックス> に適用されません。

10017

管理フォルダ アシスタント

エラー

LogAlways

メールボックス: <メールボックス> フォルダ名: <フォルダ名> ID: <フォルダ ID> アイテム ID: <ID> を処理しているときに管理フォルダ アシスタントで例外が発生しました。例外は <例外> です。

アシスタント カテゴリのメッセージング レコード管理イベント

イベント ID カテゴリ イベントの種類 ログ 値または説明

9004

アシスタント

警告

LogAlways

サービス <サービス>。<サービス> は、メールボックス <メールボックス> を処理できませんでした。次の例外がエラーの原因です。<例外>。

9014

アシスタント

警告

LogAlways

サービス <サービス>。スケジュールの変更を処理できません。次の例外がエラーの原因です。<例外>。

9017

アシスタント

情報

LogAlways

サービス <サービス>。データベース <データベース> の <サービス> を行う時間帯に入りました。処理が必要なメールボックスが <> 個あります。

9018

アシスタント

情報

LogAlways

サービス <サービス>。データベース <データベース> の <サービス> はスケジュールされた時間帯を抜けようとしています。<> 個の中の <> 個のメールボックスが正常に処理されました。<> 個のメールボックスがエラーのためスキップされました。<> 個のメールボックスが個別に処理されました。<> 個のメールボックスが時間不足のため処理されませんでした。

note注 :
管理フォルダ アシスタントは次回の処理実行時に前回処理を中断したところから再開します。

9019

アシスタント

警告

LogPeriodic

サービス <サービス>。データベース <データベース> の <サービス> の進行状況を保存できません (アシスタントは次回の再開時に前回処理を中断したところから再開できるように中断したところを保存できませんでした)。次の例外がエラーの原因です。<例外>。

9020

アシスタント

警告

LogAlways

サービス <サービス>。データベース <データベース> に対して <アシスタント名> を開始できませんでした。次の例外がエラーの原因です。<例外>。

9021

アシスタント

情報

LogAlways

サービス <サービス>。データベース <データベース> の <サービス> は、オンデマンド要求を処理しています。処理が必要なメールボックスが <> 個あります。

9022

アシスタント

情報

LogAlways

サービス <サービス>。データベース <データベース> の <サービス> がオンデマンド要求を終了しました。<> 個の中の <> 個のメールボックスが正常に処理されました。<> 個のメールボックスがエラーのためスキップされました。

9023

アシスタント

警告

LogAlways

サービス <サービス>。<サービス> はデータベース <データベース> に対するタイム ウィンドウ処理を開始できませんでした。次の例外がエラーの原因です。<例外>。

9025

アシスタント

情報

LogAlways

サービス <サービス>。<サービス> は、データベース <データベース> の <> 個のメールボックスをスキップしました。メールボックス: <メールボックス>。

9026

アシスタント

警告

LogAlways

サービス <サービス>。<サービス> はデータベース <データベース> に対するオンデマンド処理を開始できませんでした。次の例外がエラーの原因です。<例外>。

9027

アシスタント

エラー

LogAlways

サービス <サービス>。データベース <データベース> のメールボックス <メールボックス> を処理しているときに、<サービス> によりプロセスが <> 回終了しました。このメールボックスは、要求されたタイム ウィンドウまたはオンデマンド要求で処理されません。次の例外がエラーの原因です。<例外>。

9028

アシスタント

警告

LogAlways

サービス <サービス>。データベース <データベース> のメールボックス <メールボックス> を処理しているときに、<サービス> によりプロセスが <> 回終了しました。次の例外がエラーの原因です。<例外>。

9033

アシスタント

警告

LogAlways

サービス <サービス>。データベース <データベース> の <サービス> は、オンデマンド要求を受信しましたが、処理するメールボックスがありません。

9034

アシスタント

情報

LogAlways

サービス <サービス> は、データベース <データベース> での管理フォルダ アシスタントに対する時間ベースの処理を中止しました。

9035

アシスタント

警告

LogAlways

サービス <サービス>。時間不足のため、<アシスタント名> は <> 個のメールボックスを処理できませんでした。

9037

アシスタント

エラー

LogAlways

サービス <サービス>。RPC を処理しているときに例外が発生しました。メソッド: <メソッド>、例外: <例外>。

詳細情報

MRM の詳細については、「メッセージング レコード管理について」を参照してください。

MRM を管理する方法の詳細については、「メッセージング レコード管理の管理」を参照してください。

参照している情報が最新であることを確認したり、他の Exchange Server 2007 ドキュメントを見つけたりするには、Exchange Server TechCenter を参照してください。