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Exchange ActiveSync のデバイスを有効にする方法

 

適用先: Exchange Server 2007 SP3, Exchange Server 2007 SP2, Exchange Server 2007 SP1, Exchange Server 2007

トピックの最終更新日: 2009-12-16

Microsoft Exchange Server 2007 では、デバイス ID を使用して Microsoft Exchange ActiveSync へのアクセスを制限できます。この機能によって、権限のないデバイスと Exchange 2007 との同期を防ぐことができます。この制限は各ユーザーのメールボックスで構成できます。既定では、Exchange ActiveSync が有効になっているユーザーは、Exchange メールボックスとの同期にあらゆるデバイスを使用することができます。ユーザーが使用するデバイスを制限するには、Set-CASMailbox タスクから ActiveSyncAllowedDeviceIDs パラメータの値を指定します。Exchange ActiveSync が有効になっていないユーザーは、どのデバイスを使用しても、Exchange と同期することができません。ここでは、Exchange ActiveSync に対して特定のデバイスを有効にする方法について説明します。このタスクを実行するには、Exchange 管理シェルを使用する必要があります。

開始する前に

次の手順を実行するには、使用するアカウントに以下の権限が委任されている必要があります。

  • Exchange 受信者管理者の役割
  • ローカルの Administrators グループのメンバシップ

Exchange Server 2007 を管理するために必要なアクセス許可、役割の委任、および権限の詳細については、「アクセス許可に関する考慮事項」を参照してください。

また、この手順を実行する前に、対象のユーザーの Exchange ActiveSync が有効になっていることを確認してください。

手順

Exchange 管理シェルを使用して、Exchange ActiveSync に対してデバイスを有効にするには、次の操作を行います。

  • 次のコマンドを実行します。

    Set-CASMailbox -Identity: "EmailAlias" -ActiveSyncAllowedDeviceIDs: "<DeviceID_1>","<DeviceID_2>"
    
    note注 :
    ユーザーが Exchange サーバーと同期する前にデバイス ID を取得するための組み込み機能はありません。ユーザーがデバイスと Exchange サーバーを同期した後で、次のコマンドを実行してデバイス ID を取得できます。
    Get-ActiveSyncDeviceStatistics -Mailbox:"<EmailAlias>" |fl DeviceID 
    

構文およびパラメータの詳細については、「Set-CASMailbox」を参照してください。

詳細情報

Windows Mobile 搭載デバイスの管理方法の詳細については、Windows Mobile センターの Web サイトを参照してください。

参照している情報が最新であることを確認したり、他の Exchange Server 2007 ドキュメントを見つけたりするには、Exchange Server TechCenter を参照してください。