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メール キューの監視

  • [アーティクル]

 

適用先: Exchange Server 2007 SP3, Exchange Server 2007 SP2, Exchange Server 2007 SP1, Exchange Server 2007

トピックの最終更新日: 2007-01-31

Microsoft Exchange では、ルーティングと配信の処理が行われるメッセージを保持するためにキューが使用されます。キュー ビューアは、組織のメッセージング キューの保守と管理、およびメール フローの問題の識別に役立つツールです。キュー ビューアは、ハブ トランスポートまたはエッジ トランスポート サーバーの役割がインストールされているすべての Exchange 2007 サーバーで利用できます。

組織内の通常動作と異常動作の違いを識別できるように、キューのベースラインを決める必要があります。一般に、キュー ビューアを使用するのは、電子メールの配信が遅いか、メッセージが配信されていないというサポートの連絡があった場合です。

キュー ビューアの詳細については、「キュー ビューアを使用したキューの管理」を参照してください。Exchange における各キューの詳細や、各キューの問題の一般的な原因、およびメール フロー問題のトラブルシューティングを行う方法については、Microsoft サポート技術情報の文書番号 823489「キュー ビューアを使用してメール フローの問題をトラブルシューティングする方法」を参照してください。

キュー ビューアの使用

キュー ビューアを使用して次のチェックを行うことができます。

  • 長時間キューに置かれているメッセージ   Exchange Server 2007 で大量の電子メール メッセージが処理されていない限り、通常、サーバーのキューにメッセージが長時間置かれることはありません。メッセージがキューに長時間置かれる場合は、システムに問題がある可能性があるため、対応する必要があります。パフォーマンスの指標を確認して、パフォーマンスの問題が原因で電子メール メッセージがキューに保持されるのかどうかを調査します。パフォーマンスに問題がない場合は、機能していないコネクタまたはサーバーを特定します。また、SMTP プロトコルのログ出力を使用することで、問題を特定できる場合があります。
  • キュー内のメッセージの急増   次のようなメッセージが送信されると、キュー内のメッセージが急増することがあります。
    • 大きな配布リスト宛てのメッセージ
    • 多数のユーザー宛ての大きなメッセージ
    • 低速なネットワーク リンクを経由して配信されるメッセージ

このような条件は特に問題ではありません。ただし、次のいずれかの条件に当てはまる場合は、Exchange 組織のセキュリティを確認する必要があります。

  • 単一の受信者または電子メール アドレス宛てのメッセージがキュー内に大量に置かれている   単一の受信者または電子メール アドレス宛てのメッセージがキューに大量に存在する場合は、電子メール ループに対するスパム攻撃や、サービス拒否 (DoS) の攻撃にさらされている可能性があります。
  • 特定のサーバーまたはドメイン宛てのメッセージがキュー内に大量に置かれている   特定のサーバーまたはドメイン宛てのメッセージがキュー内に大量に存在する場合は、サーバーやサービスが停止しているか、ドメインに到達できないか、またはネットワークの中断によってシステムが接続を確立できなくなっていることを示します。

詳細情報

その他の運用タスクの詳細については、「必要に応じて行う作業」を参照してください。

Exchange 2007 におけるキューの詳細については、「キューの管理」を参照してください。

参照している情報が最新であることを確認したり、他の Exchange Server 2007 ドキュメントを見つけたりするには、Exchange Server TechCenter を参照してください。