DirectX ソフトウェア開発キット

Microsoft® DirectX ソフトウェア開発キットは、魅力的なマルチメディア アプリケーションへのバックステージ パスです。DirectX は、ゲームやその他の高性能マルチメディア アプリケーションを作成するための低レベル API のセットです。一連の API には、高性能 2D および 3D グラフィック、音声、入力などに対するサポートが含まれています。

この SDK には、次の DirectX コンポーネントに関する情報が含まれています。

  • グラフィック コンポーネントは、Direct3D 10、D3DX 10 ユーティリティ ライブラリおよび DXGI を備えた最新のグラフィック コンポーネントと、より古いバージョンの Direct3D 9 コンポーネントおよび D3DX 9 ユーティリティ ライブラリを統合します。このグラフィック コンポーネントによって、グラフィックのさまざまなプログラミング作業が簡単になります (「DirectX のグラフィック」を参照)。
  • DirectInput コンポーネントは、フォースフィードバック テクノロジに完全に対応するなど、さまざまな入力機器へのサポートを提供しています。DirectInput は、これらの分野で新しいテクノロジが開発されるまでは現在の状態を維持する予定です (「XInput」または「DirectInput」を参照)。
  • DirectSound コンポーネントは、Wave フォーム オーディオを再生し、キャプチャーするための高性能オーディオ アプリケーションの開発に使用できます。DirectSound は、これらの分野で新しいテクノロジが開発されるまでは現在の状態を維持する予定です (「DirectSound」を参照)。その他に XAudio2、XACT、WSAPI などのテクノロジも使用できます。
  • Windows Vista ゲーム エクスプローラー」には、Windows Vista ユーザー向けにゲームをカスタマイズする方法が記載されています。

また、この SDK には技術の専門家が書いた多くの技術記事が含まれており、これらのコンポーネントを使用するうえでの実用的なアドバイスを得ることができます。

さらに、次のプログラミング リソースも使用できます。

  • DirectX 開発者センターでは、DirectX に関する最新情報を確認し、多くのソフトウェアをダウンロードすることができます。
  • XNA Game Studio Express では、学生や愛好家向けに Windows および Xbox 360 でゲームを制作するための便利なツールやテクノロジが提供されています。
  • GDI+ は、高品質なテキストを作成することを目的としたソフトウェア テクノロジです。

古いコンポーネント

  • 今後は、DirectDraw を使用しないことをお勧めします。Direct3D 9.0 のリリースに伴い、すべての 2 次元機能は Direct3D に含まれており、その関連ヘルパー関数は D3DX に統合されています。ただし、DirectDraw ドキュメントに関しては引き続き利用可能で、MSDN ライブラリ アーカイブで検索して表示できます。
  • 今後は、ゲーム開発に DirectMusic を使用しないことをお勧めします。DirectMusic Producer および DirectMusic パフォーマンス レイヤーは、非推奨です。ドキュメントに関しては、MSDN ライブラリ アーカイブで検索して表示できます。
  • DirectPlay は非推奨です。新しいアプリケーションの開発には使用しないことを強くお勧めします。ゲーム開発には、Windows Sockets (Windows Sockets を参照) および Windows Firewall API (「ゲーム開発者向け Windows ファイアウォール」を参照) を使用してください。
  • 今後は、DirectShow をゲーム開発に使用しないことをお勧めします。すべての DirectShow コンポーネント (ヘッダー、ライブラリ、ユーティリティ、およびサンプル) は、2005 年 4 月リリースの DirectX SDK から削除されています。DirectShow は、最新の Platform SDK Install で使用できます。
  • DirectAnimation、Managed DX 1.1、Direct3D Retained Mode、および DirectPlay Voice などのテクノロジは、2007 年 11 月リリースから削除されています。