Windows Game またはライブラリー プロジェクトの作成

Windows Game またはライブラリー プロジェクトの作成

XNA Game Studio で、XNA Framework を使用して Windows ベースのプロジェクトを効率的に開発するための一連のプロジェクト テンプレートを利用する方法について説明します。

新しいプロジェクトを開始する

新しいプロジェクトを開始するには

  • 新しい Windows ベースのプロジェクトを開始するには、[ファイル] をクリックして、[新しいプロジェクト] をクリックします。

    ダイアログ ボックスが表示され、多くのプロジェクト テンプレートの一覧が示されます。

Bb203928.UsingXNA_NewProjectDialog40(ja-jp,XNAGameStudio.40).png

XNA Game Studio では、[Visual C#] プロジェクトの種類の [XNA Game Studio 4.0] セクションに、XNA Framework ゲーム開発用のテンプレートが用意されています。Windows 用の XNA Framework ゲームを開発するために用意されているテンプレートは以下のとおりです。

  • Windows Game (4.0)– Windows 用 XNA Framework 4.0 ゲーム アプリケーションを作成するためのプロジェクトです。
  • Windows Game Library (4.0)– Windows 用 XNA Framework 4.0 ゲーム ライブラリーを作成するためのプロジェクトです。
  • コンテンツ パイプライン拡張ライブラリー (4.0)– XNA Framework 4.0 コンテンツ パイプライン拡張ライブラリーを作成するためのプロジェクトです。

Windows Game (4.0)

XNA Game Studio には、ひな型となる一連のファイルを生成し、読み込むための Windows Game (4.0) テンプレートが用意されています。この新しいプロジェクトには、単純なウィンドウとカラーの背景を実装する基本的なコードが含まれています。

Windows Game (4.0) プロジェクトを作成するには

  1. [ファイル] メニューの [新しいプロジェクト] をクリックします。

  2. プロジェクトの種類として [Windows ゲーム (4.0)] を選択します。

  3. ゲーム プロジェクトの名前を [名前] ボックスに入力します。

    [場所] および [ソリューション名] コントロールのデフォルト値を変更することもできます。

  4. [OK] をクリックすると、新しいプロジェクトが作成されて読み込まれます。

結果

ひな型となる新しいプロジェクトに含まれる主な機能は以下のとおりです。

Bb203928.UsingXNA_SolutionExplorer_Windows_Game(ja-jp,XNAGameStudio.40).png

プロジェクトのプロパティ

現在のプロジェクトのさまざまな特性を制御します。たとえば、アプリケーション全般に関する設定、デバッグ設定、追加のプロジェクト リソースなどです。これらのプロパティの値は、プロジェクト デザイナーを使って変更できます。

これらのプロパティに加え、アセンブリ情報 (ゲームのタイトルなど) が AssemblyInfo.cs ファイルに格納されます。この情報は、[Assembly Information] ダイアログ ボックスを使用して変更できます。また、.cs ファイルを手動で編集することもできます。

リファレンス

以下のアセンブリへの参照は、新しいゲーム プロジェクトに自動的に追加されます。

  • Microsoft.Xna.Framework
  • Microsoft.Xna.Framework.Avatar
  • Microsoft.Xna.Framework.Game
  • Microsoft.Xna.Framework.GamerServices
  • Microsoft.Xna.Framework.Graphics
  • Microsoft.Xna.Framework.Net
  • Microsoft.Xna.Framework.Storage
  • Microsoft.Xna.Framework.Video
  • Microsoft.Xna.Framework.Xact
  • mscorlib
  • System
  • System.Core
  • System.Xml
  • System.Xml.Linq

これらの標準アセンブリ以外にも、プロジェクトに必要なアセンブリを追加できます。

コンテンツ参照

コンテンツ参照ノードは、このプラットフォームのゲームによって使用されるアセットが含まれるコンテンツ プロジェクトを指定しています。詳細については、「ゲーム コンテンツ プロジェクト」を参照してください。

Game.ico ファイル

ゲームを表す 32 × 32 のデフォルト アイコンです。

Game1.cs ファイル

このファイルを元にして単純なゲーム ロジックや基本機能を追加してゆくことができます。このファイルは、単一のクラス (Game から派生した Game1 と呼ばれるクラス) を実装し、5 つのメソッド (LoadContentUnloadContentInitializeDraw、および Update) をオーバーライドします。また、Game1 のコンストラクターが定義されています。ゲーム コンポーネントの初期化、ゲーム コンテンツの読み込みとレンダリング、ユーザー入力の処理、ゲーム環境に対する変更などは、これらのメソッドを使って実行できます。

GameThumbnail.png

ゲームをパックして .ccgame として配布するときに、[ゲーム ライブラリー] に表示されるアイコンです。

配布の詳細については、「ゲーム パッケージの共有」を参照してください。

Program.cs ファイル

このファイルには、ゲーム実行のエントリ ポイントとなる、Program というクラスが実装されています。通常、きわめて高度なゲームを作成する場合を除けば、このファイルに追加するコードはごくわずかです。

コンテンツ プロジェクト

コンテンツ プロジェクトはソリューション内でゲーム プロジェクトと並ぶ位置を占め、ゲーム用のアート アセットの格納とビルドを行います。詳細については、「ゲーム コンテンツ プロジェクト」を参照してください。

Windows Game Library (4.0)

XNA Game Studio には、ひな型となる一連のファイルを生成し、読み込むための Windows Game Library (4.0) テンプレートが用意されています。通常、このタイプのプロジェクトには、ゲーム エンジンまたは 3D レンダラーによって使用される高度な機能や基本機能を実装したマネージ クラスが含まれます。完成後のクラス ライブラリーは、他の Windows プロジェクトから参照できます。使用頻度の高い機能をゲーム ライブラリーにまとめておき、他のプロジェクトから参照すれば、ゲーム プロジェクト内にコードを置く必要はありません。

新しいプロジェクトには、空のライブラリーを実装する基本的なコードが含まれており、他の Windows Game プロジェクトまたは Windows Game ライブラリーから使用することができます。

結果

ひな型となる新しいプロジェクトに含まれる主な機能は以下のとおりです。

Bb203928.UsingXNA_SolutionExplorer_Windows_Library(ja-jp,XNAGameStudio.40).png

プロジェクトのプロパティ

現在のプロジェクトのさまざまな特性を制御します。たとえば、アプリケーション全般に関する設定、デバッグ設定、追加のプロジェクト リソースなどです。これらのプロパティの値は、プロジェクト デザイナーを使って変更できます。

これらのプロパティに加え、アセンブリ情報 (ライブラリーのタイトルなど) が AssemblyInfo.cs ファイルに格納されます。この情報は、[Assembly Information] ダイアログ ボックスを使用するか、または .cs ファイルを手動で編集して変更することができます。

リファレンス

以下のアセンブリへの参照は、新しい Windows Game Library プロジェクトに自動的に追加されます。

  • Microsoft.Xna.Framework
  • Microsoft.Xna.Framework.Avatar
  • Microsoft.Xna.Framework.Game
  • Microsoft.Xna.Framework.GamerServices
  • Microsoft.Xna.Framework.Graphics
  • Microsoft.Xna.Framework.Net
  • Microsoft.Xna.Framework.Storage
  • Microsoft.Xna.Framework.Video
  • Microsoft.Xna.Framework.Xact
  • mscorlib
  • System
  • System.Core
  • System.Xml
  • System.Xml.Linq

これらの標準アセンブリ以外にも、プロジェクトに必要な他のアセンブリを追加できます。

コンテンツ

入れ子のコンテンツ プロジェクトは、ゲーム ライブラリーに含まれるコンテンツを格納およびビルドします。これは、ゲーム ライブラリーでクラスおよびメソッドをサポートする再利用可能なコンテンツ アセットが含まれる場合に役立ちます。詳細については、「ゲーム コンテンツ プロジェクト」を参照してください。

Class1.cs ファイル

このファイルには、名前空間と空の C# クラスが実装されています。このファイルを元にして、クラス ライブラリーを作成できます。

Windows Game Library (4.0) プロジェクトを作成するには

  1. [ファイル] メニューの [新しいプロジェクト] をクリックします。

  2. プロジェクトの種類として [Windows ゲーム ライブラリー (4.0)] を選択します。

  3. ライブラリー プロジェクトの名前を [名前] ボックスに入力します。

    [場所] および [ソリューション名] コントロールのデフォルト値を変更することもできます。

  4. [OK] をクリックすると、新しいプロジェクトが作成されて読み込まれます。

コンテンツ パイプライン拡張ライブラリー (4.0)

XNA Game Studio には、ひな型となる一連のファイルを生成し、読み込むためのコンテンツ パイプライン拡張ライブラリー (4.0) テンプレートが用意されています。開発者は、テンプレートを元にして、ゲーム コンテンツ用に独自のカスタム インポーターおよびプロセッサを作成できます。XNA Framework Content Pipeline、およびコンテンツ プロセッサの概要については、「ゲームへのコンテンツの追加」を参照してください。

Bb203928.note(ja-jp,XNAGameStudio.40).gifNote
コンテンツ パイプライン拡張ライブラリー プロジェクトには .NET Framework 3.5 が必要です。[新しいプロジェクト] ダイアログ ボックスの右上隅にあるコンボ ボックスで、このバージョンの .NET Framework を選択する必要があります。それ以外を選択している場合、コンテンツ パイプライン拡張ライブラリー (4.0) テンプレートは表示されません。.NET Framework 3.5 は既定で選択されます。

新しいプロジェクトには、空のプロセッサを実装する基本的なコードが含まれており、XNA Framework Content Pipeline が使用することができます。使用可能なすべてのプラットフォームのソリューション構成は自動的に作成されます。つまり、プロジェクトを変更しなくても、Content Pipeline Extension プロジェクトが、使用可能なすべてのプラットフォームのプロセッサとインポーターをビルドします。

Bb203928.note(ja-jp,XNAGameStudio.40).gifNote
ソリューション構成により、アクティブになるプロジェクト構成や、Build および Run コマンドが呼び出された場合にビルドおよび展開されるプロジェクトが決まります。既定では、プロジェクトにアクティブなソリューション構成と一致する構成がない場合、ソリューションのビルド時にそのプロジェクトは省略されます。

プロジェクト テンプレートの他に、このタイプのプロジェクトに関連する追加のコード テンプレートがあります。[新しい項目の追加] ダイアログ ボックスを使用して、これらのアイテムをプロジェクトに追加することができます。基本的な説明を以下に示します。

[コンテンツ プロセッサ] 項目

単一のコード ファイル (ContentProcessorN.cs) で構成される項目テンプレートです。数値のサフィックス (N) によりプロジェクト内での一意性が保証されます。このファイルは、コンテンツ パイプライン拡張ライブラリー (4.0) テンプレート用に作成される ContentProcessor1.cs ファイルと同様です。このファイルは、抽象メソッド Process のオーバーライドにより、ContentProcessor から派生したクラスを宣言します。

[コンテンツ インポーター] 項目

単一のコード ファイル (ContentImporterN.cs) で構成される項目テンプレートです。数値のサフィックス (N) によりプロジェクト内での一意性が保証されます。このファイルは、抽象メソッド Import のオーバーライドにより、ContentImporter から派生したクラスを宣言します。

[コンテンツ タイプ ライター] 項目

単一のコード ファイル (ContentTypeWriterN.cs) で構成される項目テンプレートです。数値のサフィックス (N) によりプロジェクト内での一意性が保証されます。このファイルは、抽象メソッド Write および GetRuntimeReader のオーバーライドにより、ContentTypeWriter から派生したクラスを宣言します。

[コンテンツ タイプ リーダー] 項目

単一のコード ファイル (ContentTypeReaderN.cs) で構成される項目テンプレートです。数値のサフィックス (N) によりプロジェクト内での一意性が保証されます。このファイルは、抽象メソッド Read のオーバーライドにより、ContentTypeReader から派生したクラスを宣言します。

[コンテンツ タイプ ライター] 項目とは異なり、この項目は、Content Pipeline Extensions Library プロジェクトに新しい項目を追加する場合には使用できません。ゲームまたはゲーム ライブラリー プロジェクトでのみ使用できます。

このタイプの項目がプロジェクトに追加されると、常に、依存アセンブリへの参照が自動的に追加されます。これらの参照には、新しく追加されたクラスのカスタマイズ時に必要になる可能性が高いアセンブリが含まれています。

結果

ひな型となる新しいプロジェクトに含まれる主な機能は以下のとおりです。

Bb203928.UsingXNA_SolutionExplorer_CPExt_Library(ja-jp,XNAGameStudio.40).jpg

プロジェクトのプロパティ

現在のプロジェクトのさまざまな特性を制御します。たとえば、アプリケーション全般に関する設定、デバッグ設定、追加のプロジェクト リソースなどです。これらのプロパティの値は、プロジェクト デザイナーを使って変更できます。

これらのプロパティに加え、アセンブリ情報 (ライブラリーのタイトルなど) が AssemblyInfo.cs ファイルに格納されます。この情報は、[Assembly Information] ダイアログ ボックスを使用するか、または .cs ファイルを手動で編集して変更することができます。

リファレンス

以下のアセンブリへの参照は、新しいコンテンツ パイプライン拡張ライブラリー プロジェクトに自動的に追加されます。

  • Microsoft.Xna.Framework
  • Microsoft.Xna.Framework.Content.Pipeline
  • Microsoft.Xna.Framework.Game
  • System
  • System.Core
  • System.Xml
  • System.Xml.Linq

これらの標準アセンブリ以外にも、プロジェクトに必要な他のアセンブリを追加できます。

ContentProcessor1.cs ファイル

このファイルには、名前空間と空の C# クラスが実装されています。このファイルを元にして、クラス ライブラリーを作成できます。

コンテンツ パイプライン拡張ライブラリー (4.0) プロジェクトを作成するには

  1. [ファイル] メニューの [新しいプロジェクト] をクリックします。

  2. プロジェクトの種類として [コンテンツ パイプライン拡張ライブラリー (4.0)] を選択します。

  3. ライブラリー プロジェクトの名前を [名前] ボックスに入力します。

    [場所] および [ソリューション名] コントロールのデフォルト値を変更することもできます。

  4. [OK] をクリックすると、新しいプロジェクトが作成されて読み込まれます。

コミュニティの追加

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