レポートの形式について
適用先: Exchange Server 2007 SP3, Exchange Server 2007 SP2, Exchange Server 2007 SP1, Exchange Server 2007
トピックの最終更新日: 2006-11-27
MOM 2005 SP1 用 Microsoft Exchange Server 2007 管理パックでは、Exchange 2007 を実行しているコンピュータとその環境に関する重要な情報を提供する、複数のレポートを生成できます。レポートのレイアウトは見やすくなっています。依存関係や構成など実際の情報のほとんどは、レポートの本文に記載されます。
ここでは、レポート全体のカテゴリを示し、さらに個別のレポートについて簡単に説明します。
レポートの形式
レポートの主な機能は以下のとおりです。
レポート情報の生成に使用される情報
既定では、すべてのレポートで、対象となる一連のコンピュータの過去 7 日間のデータが処理され、表示されます。ただし、レポートの生成中または生成後に、パラメータを変更してから [レポートの表示] をクリックすることもできます。
可用性レポートで使用されるパラメータの例を以下に示します。その他のレポートでは、パラメータが多少異なります。
パラメータ | 説明 |
---|---|
Begin Date/End Date |
既定では、現在の日付の 8 日前の 00:00 から現在の日付の前日の 11:59:59 までです。 |
Computer Group |
このパラメータには、コンピュータ グループの名前を指定します。既定では、選択したレポートに合致するグループが指定されます。たとえば、メールボックス サービスの可用性レポートに対する既定のコンピュータ グループは Microsoft Exchange 2007 Mailbox Servers になります。 |
Computer |
このパラメータには、選択したコンピュータ グループに含まれるコンピュータのドメインまたは名前、あるいはその両方を指定します。 |
SLA% |
このパラメータには、各サービスのサービス レベル契約 (SLA) の値を指定します。これにより、可用性の値が緑から赤に変わる数値が決定されます。たとえば、SLA を 99.95% に設定すると、可用性の値が 99.95% 以上の数値が緑色で表示されます。可用性の値が 99.95% 未満の数値は、レポートに赤色で表示されます。 |
レポートの表示
パラメータの右にある [レポートの表示] ボタンをクリックすると、指定したパラメータによってフィルタ処理されたレポートが表示されます。
見出しマップの説明
レポート レイアウトの左側にある [見出しマップ] には、レポートのコンテンツ領域が表示されます。[見出しマップ] は表示と非表示を切り替えることができます。共通のコンテンツ領域には以下のものがあります。
- サービスの可用性 この領域には、サービスの可用性が、入力した内容 (レポートの実行期間など) に基づいてグラフィカルな形式で表示されます。
- 要約グラフ この領域には、指定したコンピュータについて、サーバーの全体的なパフォーマンス レベルが円グラフ形式で表示されます。
- 日単位グラフ この領域には、すべての対象コンピュータについて、一定期間にわたる動作の分析がグラフィカルに表示されます。
- コンピュータごとの結果 この領域には、コンピュータごとの情報が表形式で表示されます。
- 依存関係 この領域には、パフォーマンス カウンタ、関連するルール、関連するビュー、および適用されるイベントなどに関する情報が表示されます。レポート グループには、そのグループ内のすべてのレポートに共通のイベントが含まれる場合があります。たとえば、MSExchange Monitoring Server Info (ID: 300001) は、サービスの可用性レポートに含まれるすべてのレポートに共通です。
- 構成 この領域には、レポート、レポートのパラメータ、および計算方法に関する全体的な説明が表示されます。
- 関連レポート この領域には、関連するレポートへのリンクが表示されます。
レポートのエクスポート
[形式を選択してください] をクリックして、以下のファイル形式のいずれかを選択します。
- HTML (Office Web コンポーネント使用)
- Excel
- Web アーカイブ
- Acrobat (PDF) ファイル
- TIFF ファイル
- CSV (コンマ区切り)
- XML ファイル (レポート データを含む)
レポートの形式を選択したら、[エクスポート] をクリックして、選択した場所にレポートをエクスポートすることができます。それぞれのファイル形式を試した上で、最適な形式を判断することをお勧めします。
参照している情報が最新であることを確認したり、他の Exchange Server 2007 ドキュメントを見つけたりするには、Exchange Server TechCenter を参照してください。