ID3D10Resource::SetEvictionPriority
リソースの破棄の優先順位を設定します。
void
SetEvictionPriority(
UINT EvictionPriority
);
パラメータ
- EvictionPriority
示すリソースの破棄の優先順位です。次のいずれかの値を設定します。
戻り値
返されるものはありません。
解説
リソース優先順位によって、システムがビデオ メモリーを使い果たしたときにビデオ メモリーから破棄されるリソースが決定されます。リソースが失われることはありません。リソースはビデオ メモリーから除去されて、システム メモリーに (場合によってはハード ドライブに) 格納されます。リソースは、必要になったときにビデオ メモリーに戻されます。
最大の優先順位である DXGI_RESOURCE_PRIORITY_MAXIMUM が設定されているリソースは、新たなメモリー要求に対応する方法が他にない場合にのみ破棄されます。Windows Display Driver Model (WDDM) では、新たなメモリー要求を最小サイズに分割して、優先順位の低いリソースから順に破棄し、最後に最大優先順位のリソースを破棄しようと試みます。
リソースの優先順位の変更は、慎重に行う必要があります。不適切な破棄の優先順位を設定すると、パフォーマンスは改善されるどころか、低下する恐れがあるためです。詳細については、「IDXGIDevice::QueryResourceResidency」を参照してください。
このメソッドは IDXGIResource::SetEvictionPriority のラッパーであり、便宜上、ID3D10Resource インターフェイス インターフェイス内に用意されています。
要件
ヘッダー: D3D10.h 宣言