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VSProject2 オブジェクトの概要

VSProject2 オブジェクトを使用すると、Visual Basic プロジェクトと Visual C# プロジェクトの構造にアクセスできます。

VSProject のプロパティおよびメソッド

Visual Basic および Visual C# に固有のプロパティおよびメソッドを次に示します。

  • Imports プロパティには、Visual Basic プロジェクト内のプロジェクト レベルのすべての Imports ステートメントのコレクションが含まれています。 このコレクションに Imports ステートメントを追加することは、プロジェクト内の各コード ファイルに同じステートメントを追加するのと同じです。 このプロパティは、Visual Basic プロジェクトでのみ意味があります。 詳細については、「Imports」を参照してください。

  • References プロパティには、プロジェクト内のすべての参照のコレクションが含まれています。 詳細については、References および「イベントへの応答 (Visual Basic および Visual C# プロジェクト)」を参照してください。

  • WebReferencesFolder プロパティは、ProjectItem オブジェクトであり、ProjectItems プロパティ内のプロジェクトにあるすべての Web 参照のコレクションを含んでいます。 CreateWebReferencesFolder メソッドを使用してこのプロジェクト項目を作成し、AddWebReference メソッドを使用して Web 参照を追加できます。

  • WorkOffline は互換性のために残されています。

  • TemplatePath プロパティは、Microsoft Visual Studio 2005 では使用されなくなっているので、プロジェクトの作成に使用しないでください。 新しいプロジェクトを作成するには、代わりに GetProjectItemTemplate を使用します。

  • プロジェクトをコピーするには、CopyProject メソッドを使用します。

  • Refresh メソッドは、プロジェクトに変更が加えられた後でソリューション エクスプローラーを更新します。

  • BuildManager プロパティは、カスタム ツールおよびカスタム デザイナーの実装に必要な一時的なポータブル実行可能 (PE: Portable Executable) ファイルにアクセスできます。 詳細については、「BuildManager オブジェクトの概要」および「BuildManager」を参照してください。

VSProject2 オブジェクトにも、汎用機能拡張モデルのオブジェクトに戻るときに役立つプロパティが含まれています。 このようなプロパティを次に示します。

  • DTE プロパティは、トップ レベルの機能拡張オブジェクトを返します。 このプロパティを使用して、Visual Studio の機能拡張オブジェクト モデル全体にアクセスできます。

  • Project プロパティは、プロジェクトの汎用機能拡張オブジェクトを返します。 このオブジェクトには、すべての Visual Studio プロジェクトに共通のプロパティ、メソッド、およびイベントが含まれています。

VSProject2 オブジェクトを使用して、Visual Basic プロジェクトと Visual C# プロジェクトを作成および制御する方法を説明するトピックへのリンクを次の表に示します。

To:

参照トピック

Visual C# プロジェクトと Visual Basic プロジェクトを作成し、.zip ファイルを使用してプロジェクト項目を追加し、VSProject2 オブジェクトを使用してプロジェクトを制御します。

方法: VSProject2 オブジェクトを使用して Visual Basic プロジェクトと C# プロジェクトを操作する

Visual Basic プロジェクトを作成し、Imports プロパティを使用して Imports オブジェクトへのハンドルを取得します。

方法 : Visual Basic プロジェクトの Imports プロパティを操作する

参照

関連項目

Imports ステートメント (.NET 名前空間および型)

その他の技術情報

イベントへの応答 (Visual Basic および Visual C# プロジェクト)