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チュートリアル:Azure で同じクラウド サービス内にある複数の SQL Server 仮想マシンを構成および接続する

更新日: 2015年2月

このチュートリアルでは、Azure で同じクラウド サービス内にある複数の SQL Server 仮想マシンを構成および接続する方法を説明します。同じクラウド サービス内にある仮想マシンを接続すると、相互に通信できるようになります。仮想マシンを作成すると、その仮想マシンを格納するクラウド サービスが自動的に作成されます。同じクラウド サービスまたは仮想ネットワーク内であれば、Azure で作成したすべての仮想マシンが、プライベート ネットワーク チャネルを使用して他の仮想マシンと自動的に通信できます。

同じクラウド サービス内にある仮想マシンを接続するために、仮想マシン用の Azure エンドポイントを作成する必要はありませんが、Windows ファイアウォールに仮想マシンのデータベース エンジン用の TCP ポートを作成する必要があります。

ギャラリーから SQL Server 仮想マシン イメージを選択し、Azure 環境に仮想マシンをプロビジョニングできます。

このチュートリアルの内容は次のとおりです。

  1. アカウントを使用して Azure 管理ポータルにログインします。Azure アカウントを持っていない場合は、Azure 無料評価版にアクセスしてください。

  2. Azure 管理ポータルで、Web ページの左下にある [+新規] をクリックし、[計算][バーチャル マシン][ギャラリーから] の順にクリックします。

  3. SQL Server を含む仮想マシン イメージを選択し、ページの右下にある次へ進む矢印をクリックします。

  4. 最初の [仮想マシン構成] ページで、次の情報を入力します。

    • [仮想マシン名] に「SQLVM1」と入力します。Azure ポータルでは、仮想マシン名をクリックして、ダッシュボードを開くと、ホスト名として仮想マシン名が表示されます。

    • [新しいユーザー名] ボックスに、ローカル管理者アカウントの一意のユーザー名を入力します。

    • [新しいパスワード] ボックスに、強力なパスワードを入力します。

    • [パスワードの確認] ボックスに、パスワードを再度入力します。

    • [サイズ] ボックスの一覧で、適切なサイズを選択します。

  5. 2 番目の [仮想マシン構成] ページで、ネットワーキング、ストレージ、および可用性のリソースを構成します。

    • [クラウド サービス] で、[新しいクラウド サービスの作成] を選択します。

    • [クラウド サービス DNS 名] ボックスに、目的の DNS 名の最初の部分を入力すると、SQLVM2012.cloudapp.net という形式の完全な名前が入力されます。

    • [地域/アフィニティ グループ/仮想ネットワーク] ボックスで、この仮想イメージをホストする地域を選択します。

  6. 続行するには、右下隅にあるチェック マークをクリックします。

  7. 法律条項を読み、同意します。

  8. Azure により、仮想マシンが作成され、オペレーティング システムの設定が構成されます。仮想マシンのプロビジョニングが完了すると、Azure 管理ポータルに [実行中] として一覧表示されます。[停止] として表示されている場合は、[再起動] をクリックします。独自のストレージ アカウントを指定しなかった場合は、プロビジョニング プロセス中に自動的に作成されます。仮想マシンを作成すると、クラウド サービスが作成されます。最初の仮想マシンを格納するために作成されたクラウド サービスは、追加の仮想マシンを最初の仮想マシンに接続するまで、管理ポータルに表示されません。

    ストレージ アカウント

2 つ目の SQL Server 仮想マシンをプロビジョニングする場合は、このセクションで説明している手順に従います。ただし、次の手順が異なります。

  1. 最初の [仮想マシン構成] ページで、[仮想マシン名] に「SQLVM2」と入力します。

  2. 2 番目の [仮想マシン構成] ページで、前に作成した [sqlvm2012.cloudapp.net] を選択します。これで、これらの新しい VM 2 つが同じクラウド サービスに配置されます。最も適した既存の Storage Account を選択するか、適切なストレージ アカウントがまだ存在していない場合は、ストレージ アカウントを [自動的に生成されたストレージ アカウントを使用] のままにします。



Azure により、この 2 つ目の仮想マシンが作成され、オペレーティング システムの設定が構成されます。2 つ目の仮想マシンのプロビジョニングが完了すると、Azure 管理ポータルに [実行中] として一覧表示されます。これら 2 つの仮想マシンが同じ DNS 名を共有することに注意してください。また、同じクラウド サービス内にあるため、パブリック IP アドレスも同じです。

  1. Azure ポータルで、作成した仮想マシン名 [SQLVM1] をクリックして、ダッシュボードを開きます。

  2. メニュー下部の [接続] をクリックし、リモート デスクトップ (RDP) を使用して仮想マシンにログインします。ログインするには、管理者資格情報を使用します。

    Windows Azure のリモート デスクトップ接続
  3. この仮想マシンに初めてログオンする場合は、デスクトップのセットアップや Windows の更新プログラムの適用、Windows の初期構成タスク (sysprep) の完了など複数のプロセスを必要に応じて完了する必要があります。Windows sysprep の完了後、SQL Server セットアップによって構成タスクが完了されます。Windows リモート デスクトップを使用して仮想マシンに接続した場合、仮想マシンは他のコンピューターと同様に動作します。仮想マシンで実行中の SQL Server Management Studio を使用して、SQL Server の既定のインスタンスに通常の方法で接続できます。

  4. リモート デスクトップを閉じます。

2 つ目の仮想マシンのセットアップを完了するには、このセクションに記載されている手順を SQLVM2 に対して繰り返すだけです。

  1. リモート デスクトップを介して最初の仮想マシン SQLVM1 に接続します。

  2. TCP プロトコルでリッスンするように SQL Server を構成する必要があります。これを行うには、SQL Server 構成マネージャーを開きます。

  3. SQL Server 構成マネージャーのコンソール ペインで、[SQL Server ネットワークの構成] を展開します。

  4. [<インスタンス名> のプロトコル] をクリックします (既定のインスタンスでは、[MSSQLSERVER のプロトコル] です)。

  5. 詳細ペインで、[TCP] を右クリックします。ギャラリー イメージの場合は、既定で [有効] になっています。カスタム イメージの場合は、[有効化] をクリックします (状態が [無効] の場合)。

  6. 詳細ペインで [SQL Server (<インスタンス名>)] (既定のインスタンスでは、[SQL Server (MSSQLSERVER)]) を右クリックし、[再起動] をクリックして、SQL Server のインスタンスを停止し、再起動します。

  7. 次に、データベース エンジンの既定のインスタンス用に、Windows ファイアウォールで TCP ポートを開く必要があります。これを行うには、[セキュリティが強化された Windows ファイアウォール] を開きます。

    Windows ファイアウォール設定
  8. [セキュリティが強化された Windows ファイアウォール] の左ペインで、[受信の規則] を右クリックし、アクション ペインの [新規の規則] をクリックします。

  9. [規則の種類] ダイアログ ボックスで、[ポート] をクリックし、[次へ] をクリックします。

  10. [プロトコルおよびポート] ダイアログ ボックスで、[TCP] をクリックします。[特定のローカル ポート] をクリックし、データベース エンジンのインスタンスのポート番号を入力します (既定のインスタンスの場合は「1433」と入力します)。[次へ] をクリックします。

  11. [アクション] ダイアログ ボックスで、[接続を許可する] をクリックし、[次へ] をクリックします。

  12. [プロファイル] ダイアログ ボックスで、[ドメイン][プライベート][パブリック] をクリックし、[次へ] をクリックします。

  13. [名前] ページで、受信の規則の名前を SQLServerVM1Port に設定し、[完了] をクリックします。[セキュリティが強化された Windows ファイアウォール] ウィンドウを閉じます。

  14. 次に、混合モード認証用に SQL Server を構成する必要があります。ドメイン環境がない場合、SQL Server データベース エンジンで Windows 認証を使用することはできません。これを行うには、SQL Server Management Studio をクリックして開きます。

  15. [サーバーへの接続] ダイアログ ボックスで、[サーバー名] に、オブジェクト エクスプローラーを使用してデータベース エンジンに接続する仮想マシンのホスト名を入力します。[Windows 認証] をクリックします。[接続] をクリックします。

  16. SQL Server Management Studio のオブジェクト エクスプローラーで、SQL Server のインスタンス名 (仮想マシン名) を右クリックし、[プロパティ] をクリックします。

    SQL Server データベースに接続
  17. [セキュリティ] ページの [サーバー認証] で、[SQL Server 認証モードと Windows 認証モード] を選択し、[OK] をクリックします。

    サーバーのプロパティ
  18. オブジェクト エクスプローラーでサーバーを右クリックし、[再起動] をクリックします。

  19. 次に、別のコンピューターから最初の仮想マシンに接続するための SQL Server 認証ログインを作成する必要があります。そのためには、SQL Server Management Studio のオブジェクト エクスプローラーで、新しいログインを作成する [SQLVM1] サーバー インスタンスを展開します。[セキュリティ] フォルダーを右クリックし、[新規作成] をポイントして、[ログイン] をクリックします。

  20. [ログイン - 新規作成] ダイアログ ボックスの [全般] ページで、[ログイン名] ボックスに新しいユーザーの名前として「sqlvm1login」と入力します。[SQL Server 認証] をクリックします。[パスワード] ボックスに、新しいユーザーのパスワードを入力します。[パスワードの確認] ボックスに、パスワードを再度入力します。他のボックスは既定値のままにします。

    ログインのプロパティ
  21. [サーバー ロール] ページで、このログインを SQL Server 管理者として指定する場合は、[sysadmin] をクリックします。[OK] をクリックします。既定では、SQL Server 仮想マシンのセットアップ時に、Azure は Windows 認証を選択します。そのため、sa ログインは無効となり、パスワードはセットアップによって割り当てられます。sa ログインを使用するには、ログインを有効にし、新しいパスワードを割り当てます。詳細については、「サーバーの認証モードの変更」を参照してください。

2 つ目の仮想マシンを準備するには、このセクションに記載されている手順を繰り返すだけです。ただし、次の手順が異なります。

  1. 管理ポータルで、リモート デスクトップを介して 2 つ目の仮想マシン SQLVM2 に接続します。

  2. 2 つ目の仮想マシン用に TCP ポートを開く場合は、受信の規則の名前を SQLServerVM2Port に設定します。

  3. SQLVM2 に SQL Server 認証ログインを作成する場合は、[ログイン名] ボックスに新しいユーザーの名前として「sqlvm2login」と入力します。

  1. Azure 管理ポータルで、[バーチャル マシン]、[SQLVM1] の順にクリックします。[接続] ボタンをクリックして、リモート デスクトップを介して最初の仮想マシンに接続します。最初の仮想マシンに接続するには、管理者資格情報を入力します。

  2. 仮想マシン SQLVM1 で、SQL Server Management Studio を開きます。

  3. オブジェクト エクスプローラーで、[接続] をクリックし、[データベース エンジン] をクリックします。

  4. [サーバーへの接続] ダイアログ ボックスで、サーバー名として「SQLVM2」と入力します。[SQL Server 認証] をクリックします。ログイン名として「sqlvm2login」と入力し、前に指定したパスワードを入力します。[接続] をクリックします。

SQLVM2 から SQLVM1 に接続する場合は、このセクションに記載されている手順に従うだけです。ただし、次の手順が異なります。

  1. Azure 管理ポータルで、[バーチャル マシン]、[SQLVM2] の順にクリックして、接続します。

  2. [サーバーへの接続] ダイアログ ボックスで、サーバー名として「SQLVM1」と入力し、ログイン名として「sqlvm1login」と入力します。

Warning警告
同じクラウド サービス内の別の仮想マシンに接続する場合は、その仮想マシンに割り当てられている内部および外部 IP アドレスを使用しないでください。Azure が冗長性またはメンテナンスのためにリソースを移動した場合に、IP アドレスが変更される可能性があるためです。SQLVM1SQLVM2 が同じ DNS 名 (sqlvm2012.cloudapp.net) を共有することに注意してください。

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