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コンピューティング エミュレーターでの Azure アプリケーションの実行

更新日: 2014年8月

Azure SDK には Microsoft Azure コンピューティング エミュレーター が用意されています。コンピューティング エミュレーター は Azure のローカル エミュレーターであるため、アプリケーションをデプロイする前にビルドし、テストできます。アプリケーションがローカルで実行される方法と Azure 内で実行される方法には、いくつかの違いがあります。詳細については、「Differences Between the Compute Emulator and Azure」を参照してください。

コンピューティング エミュレーター を使用するには、Azure SDK をダウンロードし、インストールする必要があります。

コンピューティング エミュレーター のユーザー インターフェイスには、アプリケーションのデプロイが対話形式で表示されます。クラウド サービスやそのロールとロール インスタンスの構成を確認できます。このユーザー インターフェイスから、サービスの実行、中断、または再起動を行うことができます。このように、サービスの基本的機能を確認することができます。

noteメモ
Visual Studio を使用して、エミュレーターを実行する場合、既定で Emulator Express バージョンが有効にされます。Visual Studio プロジェクトの Web プロパティでこの設定を変更することができます。詳細については、「Emulator Express を使用したローカルでのクラウド サービス実行とデバッグ」を参照してください。

システムが、Microsoft Azure コンピューティング エミュレーター および Microsoft Azure ストレージ エミュレーター を実行するための最小要件を満たしていることを確認する必要があります。

  • 64 ビット エディションの Windows Server 7 または Windows Server® 2008。

  • 32 ビット (x86) バージョンの SDK を使用するには、32 ビット エディションの Windows 7、Windows Vista SP1 以上、または Windows Server 2008 が必要です。

    Important重要
    32 ビット バージョンの SDK を 64 ビット オペレーティング システムにインストールすることはできません。また、Microsoft Windows 32-bit-On-Windows-64-bit (Wow64) 上での SDK の実行はサポートされていません。

  • Microsoft .NET Framework 3.5 Service Pack 1。必要に応じて、.NET Framework 4 もインストールします。

  • Microsoft SQL Server™ 2005 Express Edition または SQL Server 2008 R2 Express (ストレージ エミュレーター を使用するアプリケーションを実行する場合)。

  • アプリケーションで Web ロールを使用することを計画している場合は、インターネット インフォメーション サービス (IIS) 7.0 と ASP.NET を有効にする必要があります。これらの機能は SDK をインストールするときに有効にできます。

Microsoft Azure コンピューティング エミュレーター では、ASP.NET を適用した IIS 7.0 を実行する必要がありますが、既定では IIS 7.0 のすべてのロール サービスと Windows Server 2008 のすべての機能がインストールされるわけではありません。既定でインストールされるサービスと機能は、Azure にインストールされているサービスと機能のサブセットです。ほとんどのサービスは コンピューティング エミュレーター で実行できます。ただし、より高度なサービスを作成するときは追加の手段を講じて、確実にサービスの動作がクラウドと コンピューティング エミュレーター とで同じになるようにする必要があります。

トレースは、アプリケーションの実行をアプリケーションの稼働中に監視する方法です。System.Diagnostics.TraceSystem.Diagnostics.Debug、および System.Diagnostics.TraceSource の各クラスを使用すると、エラーとアプリケーションの実行に関する情報をログ、テキスト ファイル、またはその他のデバイスに記録して、後で分析することができます。

コマンド ラインから コンピューティング エミュレーターで Azure アプリケーションを実行するには、まず CSPack コマンド ライン ツールを使用して適切な形式でアプリケーション パッケージを作成し、次に CSRun コマンド ライン ツールを使用して、コンピューティング エミュレーターでアプリケーションを開始する必要があります。

ロールの実行インスタンスを追加して、サービスのスケーラビリティをテストすることが必要になる場合があります。新しいロール インスタンスを追加するために、実行中のサービスを停止する必要はありません。これを行うには、Visual Studio またはその他のエディターを使用してサービスの構成ファイルを変更し、CSRun コマンド ライン ツールを使用して実行中のサービスを更新します。

コンピューティング エミュレーターには、Azure の初期サブスクリプションでのデプロイに関する制限と同じ制限があります。制限は次のとおりです。

  • デプロイあたりのロールの最小数は 1 です。

  • デプロイあたりのロールの最大数は 25 です。

  • デプロイあたりの入力エンドポイントの最大数は 25 です。

  • デプロイあたりの内部エンドポイントの最大数は 25 です。

  • コアの最大数は 20 です。

さらに、コンピューティング エミュレーターには、デプロイあたりのロール インスタンスの最大数が 50 という追加の制限があります。

Web ロール デプロイには、127.0.0.1 以降の各 IP アドレスが割り当てられます。ポートについては、サービス定義ファイルで指定されているポートをできる限り使用するように割り当てられます。たとえば、サービス定義ファイルで 2 つの Web ロール デプロイが定義され、ポート 8081 を使用するように指定されている場合、コンピューティング エミュレーターでは、エンドポイントとして 127.0.0.1:8081 および 127.0.0.2:8081 の割り当てが試行されます。

サービス定義で指定されているポートが使用されている場合は、使用できるポートが見つかるまでポート番号を 1 ずつ増やして、代替ポートの割り当てを試行します。ポート範囲の場合、コンピューティング エミュレーターでは、少なくとも 1 つのポートが使用できる範囲の割り当てが試行されます。

たとえば、サービス定義でポート 80 が指定され、このポートは他のプロセスによって使用されており、ポート 81 は使用されていないとします。この場合、Web ロール デプロイには、127.0.0.1:81 が割り当てられます。コンピューティング エミュレーターは、サービス定義で定義されているポートが使用されていて割り当てることができないという警告を発行します。警告は CSRUN.exe ツールを介してコンソール上に表示されます。Visual Studio ユーザーに対しては [出力] ウィンドウ ([表示] -> [出力]) に表示されます。

noteメモ
Azure SDK 1.5 より前のバージョンでは、Web ロール デプロイに対して 127.0.0.1 という同一の IP アドレスが割り当てられ、各ロールを区別するためにポート番号を 1 ずつ増やして使用していました。このため、たとえば、2 つの Web ロール デプロイには、127.0.0.1:81 および 127.0.0.1:82 が割り当てられました。

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