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Azure プロジェクトの構成

更新日: 2015年5月

Azure クラウド サービス プロジェクトには、2 つの構成ファイルが含まれています。ServiceDefinition.csdef と ServiceConfiguration.cscfg です。これらのファイルは、Azure クラウド サービス アプリケーションと共にパッケージ化されて Azure にデプロイされます。

  • ServiceDefinition.csdef ファイルには、含まれているロールなど、Azure 環境でクラウド サービスの要件に必要なメタデータが含まれます。このファイルには、すべてのインスタンスに適用される構成設定も含まれます。この構成設定は、Azure サービス ホスト ランタイム API を使用して実行時に読み込むことができます。このファイルは、Azure でサービスを実行しているときには更新できません。

  • ServiceConfiguration.cscfg ファイルは、サービス定義ファイルに定義された構成設定の値を設定し、各ロールに対して実行するインスタンスの数を指定します。このファイルは、Azure でクラウド サービスを実行しているときに更新できます。

Azure Tools for Microsoft Visual Studio は、これらのファイルに含まれる構成設定を指定するために使用できるプロパティ ページを備えています。プロパティ ページにアクセスするには、ソリューション エクスプローラーで Azure クラウド サービス プロジェクトの下のロールへの参照をダブルクリックするか、ロールへの参照を右クリックして [Properties] を選択します。次の図を参照してください。

VS_Solution_Explorer_Roles_Properties

サービス定義ファイルおよびサービス構成ファイルの基になるスキーマについては、「Windows Azure スキーマ リファレンス」を参照してください。サービス構成の詳細については、「Configuring an Application」を参照してください。

Web ロールとワーカー ロールのプロパティ ページは似ていますが、多少の違いがあります。違いについては以降のセクションで説明します。

[キャッシュ] ページから、プレビューに表示されている Azure のキャッシュ サービスを構成することができます。詳細については、「方法:Azure In-Role Cache の構成」を参照してください。

[Configuration] ページでは次のプロパティを設定できます。

インスタンス

[Instance count] プロパティには、このロールに対してサービスが実行するインスタンスの数を設定します。

[VM size] プロパティには、[極小][小][中][大]、または [特大] を設定します。詳細については、「クラウド サービスのサイズを構成する」を参照してください。

[スタートアップ アクション] (Web ロールのみ)

このプロパティは、デバッグの開始時に Visual Studio が HTTP と HTTPS のどちらかまたは両方のエンドポイント用の Web ブラウザーを起動するように指定する場合に設定します。

[HTTPS endpoint] オプションは、ロールの HTTPS エンドポイントを既に定義している場合のみ使用できます。HTTPS エンドポイントは、[Endpoints] プロパティ ページで定義できます。

HTTPS エンドポイントを既に追加している場合、既定で [HTTPS endpoint] が有効になり、デバッグ開始時に Visual Studio はそのエンドポイント用のブラウザーおよび HTTP エンドポイント用のブラウザーを起動します。これは、両方のスタートアップ オプションが有効になっていることを前提としています。

診断

既定では、診断は Web ロールに対して有効になっています。Azure クラウド サービス プロジェクトとストレージ アカウントは、ローカル ストレージ エミュレーターを使用するように設定されています。Azure を配置する準備が整ったら、ビルダー ボタン ([…]) をクリックして、クラウドで Azure ストレージを使用するようにストレージ アカウントを更新できます。要求に応じて、または自動的にスケジュールされた間隔で、診断データをストレージ アカウントに転送できます。Azure 診断の詳細については、「Azure 診断を使用したログ データの収集」を参照してください。

[Settings] ページでは、サービスの構成設定を追加できます。構成設定は名前と値のペアです。ロール内でコードを実行すると、実行時に、Azure マネージ ライブラリによって提供されたクラスを使用して構成設定の値を読み込むことができます。具体的には、実行時に GetConfigurationSettingValue メソッドによって、指定した構成設定の値が返されます。

ストレージ アカウントへの接続文字列の構成

接続文字列とは、ストレージ エミュレーターまたは Azure ストレージ アカウントの接続および認証情報を提供する構成設定です。ロールで実行されているコード内から Azure ストレージ サービス データ (BLOB データ、キュー データ、またはテーブル データ) にアクセスする必要がある場合、そのストレージ アカウントの接続文字列を定義する必要があります。

Azure ストレージ アカウントを指す接続文字列は、定義された書式を使用する必要があります。接続文字列の作成方法の詳細については、「How to Configure Connection Strings」を参照してください。

Azure ストレージ サービスに対してサービスをテストする準備、またはクラウド サービスを Azure にデプロイする準備ができたら、Azure ストレージ アカウントを指すように接続文字列の値を変更できます。[()] をクリックし、[Enter storage account credentials] を選択します。アカウント名とアカウントのキーを含むアカウント情報を入力します。[ストレージ アカウント接続文字列] ダイアログ ボックスで、既定の HTTPS エンドポイント (既定のオプション)、既定の HTTP エンドポイント、またはカスタム エンドポイントのどれを使用するか指定することもできます。「Azure ストレージ アカウントの BLOB データのカスタム ドメイン名の構成」で説明されているように、サービスのカスタム ドメイン名を登録している場合は、カスタム エンドポイントを使用するように選択できます。

Important重要
サービスを配置する前に、Azure ストレージ アカウントを指すように接続文字列を変更する必要があります。そうしないと、ロールの起動に失敗したり、初期化状態、ビジー状態、停止状態を順に繰り返したりする場合があります。

ワーカー ロールは、任意の数の HTTP、HTTPS、TCP エンドポイントを含むことができます。エンドポイントには、外部クライアントが利用できる入力エンドポイント、またはサービスで実行されている他のロールが利用できる内部エンドポイントを指定できます。

  • HTTP エンドポイントを外部クライアントおよび Web ブラウザーから利用できるようにするには、エンドポイントの種類を入力に変更し、名前とパブリック ポート番号を指定します。

  • HTTPS エンドポイントを外部クライアントおよび Web ブラウザーから利用できるようにするには、エンドポイントの種類を入力に変更し、名前、パブリック ポート番号、および管理証明書名を指定します。

    管理証明書を指定するには、[Certificates] プロパティ ページで証明書を定義しておく必要があることに注意してください。

  • エンドポイントをクラウド サービス内の他のロールから内部利用できるようにするには、エンドポイントの種類を内部に変更し、このエンドポイントの名前と可能なプライベート ポートを指定します。

[Local Storage] プロパティ ページでは、ロール用に 1 つ以上のローカル ストレージ リソースを予約できます。ローカル ストレージ リソースとは、ロールのインスタンスが実行されている Azure の仮想マシンのファイル システム上の予約されたディレクトリです。ローカル ストレージ リソースの使用方法の詳細については、「ローカル ストレージ リソースを構成する」を参照してください。

[Certificates] ページでは、証明書とロールを関連付けることができます。追加する証明書は、[Endpoints] プロパティ ページで HTTPS エンドポイントを構成するために使用できます。

[Certificates] プロパティ ページでは、証明書についての情報がサービス構成に追加されます。証明書はサービスと共にパッケージ化されないことに注意してください。証明書は Azure プラットフォーム管理ポータルから Azure に個別にアップロードする必要があります。

証明書をロールと関連付けるには、証明書の名前を指定します。[Endpoints] プロパティ ページで HTTPS エンドポイントを構成するとき、この名前を使用して証明書を参照します。次に、証明書ストアが [Local Machine] と [Current User] のどちらなのか、およびストアの名前を指定します。最後に、証明書のサムプリントを入力します。証明書がCurrent User\Personal (My) ストアに存在する場合、表示されたリストから証明書を選択することで証明書のサムプリントを入力できます。他の場所に存在する場合、サムプリントの値を手動で入力します。

証明書ストアにある証明書を追加したら、中間証明書が構成設定に自動的に追加されます。サービスに対して SSL を適切に設定するために、中間証明書も Azure にアップロードする必要があります。

サービスに関連付けた管理証明書がサービスに適用されるのは、クラウドでサービスが実行されている場合のみです。サービスがローカル開発環境で実行されている場合、コンピューティング エミュレーターが管理する標準証明書が使用されます。

Azure クラウド サービス プロジェクト全体に適用する設定を構成するには、まずそのプロジェクト ノードのショートカット メニューを開き、[プロパティ] を選択して、プロパティ ページを開きます。これらのプロパティ ページの例を次の表に示します。

 

プロパティ ページ 説明

アプリケーション

このページでは、このクラウド サービス プロジェクトが使用する Azure Tools のバージョン情報を表示したり、ツールを最新バージョンにアップグレードしたりできます。

ビルド イベント

このページでは、ビルド前イベントおよびビルド後イベントを設定できます。

開発

このページでは、ビルド構成の手順、およびビルド後イベントを実行する条件を指定できます。

Web

このページでは、Web サーバーに関連する設定を構成できます。

関連項目

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