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Azure in China アプリケーションに関する開発者用メモ

更新日: 2014年11月

このセクションの内容:

マイクロソフトは、クラウド アプリケーションを作成して自社のグローバル Windows Azure サービス ("Global Service") に展開するために使用できる多数のツールを提供しています。

中国での Windows Azure ("China Service") は、Windows Azure サービスの独立したインスタンスであり、21Vianet という中国の企業によって、中華人民共和国の各地 (香港、マカオ、および台湾を除く) にあるデータ センターで運営および提供されています。このため、Global Service ではなく China Service 用のアプリケーションを作成およびデプロイする場合、開発者は、プログラミング環境をセットアップしてアプリケーションを記述し、中国でホストされるサービスとして展開する際に、2 つのサービスの主要な相違点を理解しておく必要があります。

このドキュメントでは、このような相違点をまとめて説明し、中国の Windows Azure ポータルと MSDN の Windows Azure テクニカル ライブラリに記載されている情報を補足します。その他にも、Windows Azure PosterTechNet Wiki など多数の Web ページ、およびマイクロソフト社員によるさまざまなブログ記事から公式情報を参照できます。このコンテンツは、中国でホストされているデータセンターに展開しているパートナーおよび開発者を対象としています。

China Service で使用できる機能の最新情報については、中国の Windows Azure ポータルにアクセスしてください。現在利用できる Windows Azure のコンテンツ資産の一覧については、このドキュメントの付録を参照してください。

現在、マイクロソフトから入手できる英語の技術コンテンツのほとんどは、アプリケーションを China Service ではなく Global Service 向けに開発していることを前提としています。そのため、開発者は、中国でホストされるアプリケーションを開発する際の主な相違点を理解しておくことが重要です。

まず、機能上の相違点があります。具体的には、Global Service の機能の一部は、中国では使用できません。

次に、中国で提供されている機能には運用上の相違点があります。したがって、一般に公開されている英語のコンテンツ (Global Service 向けに作成されています) を使用するには、サンプル コードと手順をカスタマイズする必要があります。

現時点で、次の Windows Azure 機能が China Service に含まれています。

  • コンピューティング – 仮想マシン (IaaS サービス用)

  • コンピューティング - クラウド サービス (PaaS サービス用)

  • コンピューティング - Web サイト

  • データ サービス - ストレージ (BLOB、テーブル、およびキュー用)

  • データ サービス – SQL データベース

  • データ サービス – HDInsight

  • SQL データベース – SQL インポート/エクスポート ネットワーク – 仮想ネットワーク (ローカル ネットワーク経由でクラウド サービス間の通信を行う)

  • Service Bus

  • Active Directory

  • アクセス制御サービス - 独自の UI と名前空間があります

  • キャッシュ - 専用キャッシュのみがサポートされています

  • モバイル サービス

  • メディア サービス

  • CDN

  • トラフィック マネージャー

次の図は、China Service で現在使用できるコンポーネントを示しています。

中国で使用可能な Azure 機能

現時点で、次の Windows Azure 機能は China Service に含まれていません。

  • ACS 名前空間

  • データ サービス – SQL レポート

  • データ サービス – SQL データ同期

  • SQL データベース管理ポータル

Windows Azure のホステッド サービスは、ホステッド サービスで実行するように設計されているアプリケーションと、ホステッド サービスの実行方法が定義された XML 構成ファイルから構成されます。ホステッド サービスでは、サービス定義ファイル (.csdef) と構成ファイル (.cscfg) の両方が使用されます。詳細については、「Windows Azure のホステッド サービス作成の概要」を参照してください。

China Service でホステッド サービスを開発する際の主な相違点は、エンドポイント アドレスの URI が異なるということです。たとえば、Windows Azure および SQL データベースの URI は通常、windows.net で終わります。China Service では、URI エンドポイントが異なるケースを開発者が把握し、必要に応じて異なるエンドポイント URI を使用するように、使用するツールと開発対象のアプリケーションを構成する必要があります。

次のような場合に、エンドポイント URI を変更する必要があります。

  1. Visual Studio の構成

  2. SQL データベースの接続文字列の定義

  3. Windows Azure Storage に対する接続文字列の定義

  4. Windows Azure コンピューティングでのポート通信の定義

  5. サービス管理 API の使用

  6. カスタム ドメイン名からホステッド サービスへの URL のリダイレクト

  7. HTTPS エンドポイントの証明書の発行

  8. Windows Azure Storage を使用した Windows Azure 診断の使用

  9. Windows Azure で実行するように設計され、独自の構成ファイルまたはサービス定義ファイルを持つツールおよびサービスの使用

  10. CSUPLOAD ツールを使用した VM ロール イメージのアップロード

Windows Azure および SQL データベースのパブリック エンドポイントを中国に固有のエンドポイントにマッピングする場合は、次の表を使用します。

 

サービスの種類 Global Service の URI China Service の URI

Windows Azure - 全般

*.windows.net

*.ch、*.chinacloudapi.cn

Microsoft Azure コンピューティング

*.cloudapp.net

*.chinacloudapp.cn

Windows Azure ストレージ

*.blob.core.windows.net

*.queue.core.windows.net

*.table.core.windows.net

*.blob.core.chinacloudapi.cn

*.queue.core.chinacloudapi.cn

*.table.core.chinacloudapi.cn

Windows Azure サービス管理

https://management.core.windows.net

https://management.core.chinacloudapi.cn/

SQL Database に移動

*.database.windows.net

*.database.chinacloudapi.cn

Windows Azure 管理ポータル

http://manage.windowsazure.com

http://manage.windowsazure.cn

SQL Azure Database Management API

https://management.database.windows.net

SQL Azure Database Management API について」を参照してください。

https://management.database.chinacloudapi.cn

Service Bus

*.servicebus.windows.net

*.servicebus.chinacloudapi.cn

SQL データベースのインポートおよびエクスポート サービスのマッピング エンドポイント

  1. 中国 (東部):https://sh1prod-dacsvc.chinacloudapp.cn/dacwebservice.svc

  1. 中国 (北部):https://bj1prod-dacsvc.chinacloudapp.cn/dacwebservice.svc

現在、China Service では 2 つのデータセンターが運用されています。これら 2 つのデータセンターは、[場所] フィールドに「中国 (北部)」および「中国 (東部)」と表示されます。

アプリケーションを発行する準備ができたら、Windows Azure プロジェクトのショートカット メニューを開き、[発行] をクリックします。次の図は、Windows Azure アプリケーションの発行ウィザードを示しています。

  1. Windows Azure アプリケーションの発行ウィザードの [サブスクリプションの選択] で、[<管理>] を選択して [新規] をクリックします。

    Windows Azure アプリケーションの発行
  2. [新しいサブスクリプション] ウィンドウで、

    1. 認証に使用する証明書を選択します。既存の証明書を選択するか、または新しい証明書を作成できます。

    2. 管理ポータル (http://manage.windowsazure.cn) の設定セクションを使用して、この証明書をアカウントにアップロードします。

    3. サブスクリプション ID をポータルからコピーします。

    4. サービスの管理 URL を入力します。

    5. サブスクリプションの名前を指定します。

      サブスクリプションの新規作成

  1. [クラウド サービス] リストで、次の手順のいずれかを実行します。

    • 既存のサービスを選択します。このクラウド サービスのデータ センターの場所が表示されます。この場所をメモし、ストレージ アカウントの場所が同じデータ センター内にあるかどうかを確認します。

    • [新規作成] を選択し、Windows Azure がホストするクラウド サービスを作成します。[Windows Azure サービスの作成] ダイアログ ボックスで、サービスの名前を指定し、データ センターに [中国 (北部)] を指定します。

  2. [環境] リストで、[運用] または [ステージング] のいずれかを選択します。アプリケーションをテスト環境にデプロイする場合は、ステージング環境を選択します。後でアプリケーションを運用環境に移動できます。

  3. [ビルド構成] リストで、[デバッグ] または [リリース] のいずれかを選択します。

  4. [サービス構成] リストで、[クラウド] を選択します。

  5. [すべてのロールのリモート デスクトップを有効にする] チェック ボックスをオンにして、リモート デスクトップを有効にします。このオプションは、主にトラブルシューティングのために使用されます。このチェック ボックスをオンにすると、[リモート デスクトップ構成] ダイアログ ボックスが表示されます。構成を変更するには、[設定] リンクをクリックします。

    [すべての Web ロールの Web 配置を有効にする] チェック ボックスをオンにすると、Web 配置が有効になります。この機能を使用するには、リモート デスクトップを有効にする必要があります。詳細については、「Windows Azure Tools を使用したクラウド サービスの発行」を参照してください。Web 配置の詳細については、「Windows Azure Tools を使用したクラウド サービスの発行」を参照してください。

    Windows Azure の発行設定
  6. [詳細設定] タブをクリックします。[デプロイ ラベル] フィールドで、既定の名前をそのまま使用するか、または独自の名前を入力します。デプロイ ラベルに日付を付加するには、チェック ボックスをオンのままにします。

  7. [ストレージ アカウント] リストで、この展開に使用するストレージ アカウントを選択します。クラウド サービスとストレージ アカウント用のデータ センターの場所を比較します。これらの場所が同じになるようにしてください。

    Windows Azure の発行設定 02
  8. 更新されたコンポーネントのみを展開する場合は、[展開の更新] チェック ボックスをオンにします。この展開は、完全な展開より高速な場合があります。[設定] リンクをクリックすると、次の図に示すような [展開の更新設定] ダイアログ ボックスが開きます。

    Windows Azure デプロイの設定
    展開の更新では、増分または同時の 2 つのオプションからいずれかを選択できます。増分展開では、展開済みのインスタンスが 1 つずつ更新されます。このため、アプリケーションはオンラインのままで、ユーザーから利用可能です。同時展開は一度にすべての展開済みのインスタンスを更新します。同時更新は、増分更新よりも高速ですが、このオプションを選択した場合、アプリケーションは更新プロセス中に利用できない場合があります。

    展開の更新が失敗した場合に、自動的に完全な展開を実行するには、[展開を更新できない場合は、完全な展開を実行する] チェック ボックスをオンにします。完全な展開はクラウド サービスの仮想 IP (VIP) アドレスをリセットします。詳細については、「方法:クラウド サービスの固定仮想 IP アドレスを保持する」を参照してください。

  1. 選択した設定から発行プロファイルを作成できます。たとえば、テスト環境用と運用環境用に 1 つのプロファイルを作成します。このプロファイルを保存するには、[保存] アイコンをクリックします。ウィザードでは、プロファイルが作成され、Visual Studio プロジェクトに保存されます。

    Windows Azure の発行の概要
    noteメモ
    発行プロファイルが Visual Studio のソリューション エクスプローラーに表示され、プロファイル設定が .azurePubxml 拡張子を持つファイルに書き込まれます。設定は、XML タグの属性として保存されます。

  2. [発行] をクリックしてアプリケーションを発行します。Visual Studio の出力ウィンドウでプロセスの状態を監視できます。

既存のプロジェクトを変更する場合は、プロジェクトを検索して、サービス定義ファイルまたは構成ファイル内で、Windows Azure と SQL データベースの URI を指すエンドポイント URI を見つけます。

*.windows.net を指すエンドポイントは、中国向けの新しい URI にリダイレクトする必要があります。次にいくつかの例を挙げます。

カスタム ストレージ エンドポイントを使用する必要があります。既定の設定では、*.core.windows.net を指しています。"*" は、使用するアプリケーションおよびストレージの場所によって変わります。

Windows Azure アプリケーションの Windows Azure サービス構成ファイル (.cscfg) で、China Service の BLOB、キュー、テーブル ストレージの URI を指すカスタム データ接続文字列を設定します。カスタム エンドポイントのコード例を次に示します。<AccountKey> 変数は、使用するストレージのアカウント キーに置き換える必要があります。mystorageaccount 文字列は、サブスクリプションで作成されるストレージ アカウントの例です。

<Setting name="DataConnectionString" value=
"BlobEndpoint=https://mystorageaccount.blob.core.chinacloudapi.cn/;QueueEndpoint=https://mystorageaccount.queue.core.chinacloudapi.cn/;TableEndpoint=https://mystorageaccount.table.core.chinacloudapi.cn/;AccountName=mystorageaccount;AccountKey=<AccountKey> " />

カスタム ストレージ エンドポイントには DefaultEndpointsProtocol 設定が含まれていないことに注意してください。この設定は通常、パブリック バージョンの Windows Azure を指すストレージ エンドポイントの接続文字列内に見つかります。

Visual Studio では、指定したロールの [設定] セクションで、カスタム ストレージ エンドポイントを作成することもできます。

  1. 1 つ以上のロールを含む Windows Azure ソリューションを開きます。

  2. ソリューション エクスプローラーで任意のロールを右クリックします。そのロールの構成が表示されます。

  3. [設定] をクリックします。

  4. [設定の追加] をクリックします。

  5. 設定の [名前] を入力します。

  6. [種類] で [接続文字列] を選択します。

  7. [] をクリックすると、[ストレージ アカウント接続文字列] ダイアログ ボックスが開きます。

  8. [ストレージ アカウントの資格情報の入力] を選択します。

  9. 適切なストレージ アカウント名とキーを入力します。

  10. [カスタム エンドポイントの使用] を選択して、BLOB、テーブル、およびキューのエンドポイントに対する適切な https 文字列を入力します。

  11. [OK] をクリックします。

サービス構成ファイル内にカスタム ストレージ エンドポイントが作成されます。ロールのコードから、このストレージ エンドポイントを使用できます。

次のコード例では、China Service に固有のカスタム URI を使用して、プログラムからストレージ アカウントに接続します。

CloudStorageAccount Account = new CloudStorageAccount( 
new StorageCredentialsAccountAndKey(ACCOUNTNAME, ACCOUNTKEY), 
new Uri("http:// ACCOUNTNAME.blob.core.chinacloudapi.cn/"), 
new Uri("http:// ACCOUNTNAME.queue.core.chinacloudapi.cn/"), 
new Uri("http:// ACCOUNTNAME.table.core.chinacloudapi.cn/")
);
CloudBlobClient BlobClient = Account.CreateCloudBlobClient();

ポートのバインドで使用される DNS 名の末尾も *.cloudapp.net になっているため、これらの DNS 名を *.chinacloudapp.cn を指すように変更する必要があります。ポートの宣言を含むサービス定義ファイルの一部を次に示します。

<Sites>
   <Site name="MySite" physcalDirectory="..\WebSite1">
      <Bindings>
        <Binding name="My" endpointName="HttpIn" hostHeader="WebSite1.mysite.Chinacloudapp.cn" /> 
      </Bindings>
   </Site>
   <Site name="Web">
      <Bindings>
         <Binding name="HttpIn" endpointName="HttpIn" />
      </Bindings>
   </Site>
</Sites>

詳細については、「Windows Azure ポートを構成する方法」を参照してください。

SQL データベース サーバーの名前を、*.database.windows.net から *.devdatabase.chinacloudapi.cn に変更します。すべてのクライアント アプリケーションまたはツールで、この新しい名前を接続文字列で使用してデータベースに接続する必要があります。China Service で実行されていないアプリケーションの場合、SQL データベース サーバーの参照は、サービス定義ファイル内の DataConnectionString 値、または他の .NET 構成ファイル内の値で��定されています。次に例を示します。

<configuration>
  <connectionStrings>
    <add name="SQLAzure" connectionString="Server=tcp:yourserver.devdatabase.chinacloudapi.cn;
Database=Test;User ID=login@server;Password=yourPassword;
Trusted_Connection=False;Encrypt=True;"/>
  </connectionStrings>
</configuration>

Windows Azure Active Directory ("Windows Azure AD") には、オンプレミスおよびクラウドのアプリケーションに対する ID 機能とアクセス機能が用意されています。開発者は Windows Azure AD の機能を使用して、エンタープライズ アプリケーションおよび SaaS (Software as a Service) プロバイダー向けにシングル サインオンとシングル サインオフを実装できます。また、Graph API を使用してクラウド ディレクトリのオブジェクトに対するクエリや管理タスクを実行したり、オンプレミスの Active Directory と統合してディレクトリ データをクラウドと同期したりすることができます。

Windows Azure Active Directory は、China Service で運用されている Windows Azure に含まれています。ただし、仕様上、開発者の作業に影響を与えるいくつかの相違点があります。この項目では、それらの相違点を説明します。

China Service はカスタマイズされた製品であり、Global Service と多くの機能を共有しています。カスタマイズの結果、Windows Azure AD を使用する開発者に影響を与える次のような相違点があります。

  • Access Control 名前空間は使用できません。アプリケーションを Windows Azure の ID サービスと統合してディレクトリを同期するには、Windows Azure Active Directory を使用してください。Windows Azure 管理ポータルで、[Active Directory] をクリックします。

  • ACS 管理ポータルは、Service Bus 名前空間でのみ使用できます。

  • ネイティブ アプリケーションおよびサーバー間シナリオでの OAuth 2.0 承認コードの許可の種類のプレビューは、まだサポートされていません。

これらのカスタマイズ以外では、China Service での Windows Azure AD の設計は、Global Service と同様です。

noteメモ
Access Control 名前空間が、China Service で運用される Windows Azure のプレビュー期間中に作成されていた場合、操作およびアクセスできません。ただし、Windows Azure 管理ポータルの [Active Directory] セクションで、同様の機能を使用できます。

次のいずれかの方法を使用して、Service Bus を使用するアプリケーションを特定のエンドポイントにリダイレクトできます。

オプション 1: 環境変数を使用して、個別のアプリケーションまたはすべてのアプリケーションをリダイレクトします。

オプション 2: ServiceBus.config ファイルを使用して、個別のアプリケーションをリダイレクトします。

オプション 3: ServiceBus.config ファイルを使用して、すべてのアプリケーションをリダイレクトします。

EXE ファイルまたはワーカー ロールを実行している場合、すべてのオプションを選択できます。Web ロールを使用している場合は、オプション 3 のみを選択できます。

どの方法でも、エンドポイントの名前は次の表に示すように変更されます。

 

Service Bus エンドポイント 中国での Windows Azure の対応する Service Bus エンドポイント

servicebus.windows.net

servicebus. chinacloudapi.cn

accesscontrol.windows.net

accesscontrol. chinacloudapi.cn

  1. 変数を設定するレベルを検討します。コンピューター全体の環境変数を設定すると、1 つのアプリケーションを実行しているユーザーや環境にさまざまな影響が生じます。

  2. 次の環境変数を適切なレベルで設定します。

    RELAYHOST=servicebus.chinacloudapi.cn
    STSHOST=accesscontrol.chinacloudapi.cn 
    RELAYENV=Custom
    
Warning警告
このオプションは、Web ロールの csdef ファイル内にある <environment> タグを通じて環境変数を指定した場合は動作しません。Web ロールは w3wp.exe のコンテキストで動作します。環境変数は w3wp.exe 環境には反映されません。Web ロールの場合は、オプション 3 を参照してください。

  1. 次の内容の ServiceBus.config ファイルを、適切なホスト情報を指定して作成します。

    <?xml version="1.0" encoding="utf-8"?>
    <configuration>
      <Microsoft.ServiceBus>
        <relayHostName>servicebus. chinacloudapi.cn</relayHostName>
        <stsHostName>accesscontrol. chinacloudapi.cn</stsHostName>    
      </Microsoft.ServiceBus>
    </configuration>
    
  2. ServiceBus.config ファイルを、Service Bus/ACS アプリケーションの .exe ファイルと同じディレクトリに配置します。

    このオプションは Web ロールでは動作しません。Web ロールは w3wp.exe のコンテキストで動作するためです。その結果、システムは %Windir%\System32\inetsrv\ で ServiceBus.config ファイルを検索しますが、その場所には存在しません。

  1. .NET Framework 構成ディレクトリで既存の ServiceBus.config ファイルを探します。.NET Framework 構成ディレクトリは、オペレーティング システムのバージョン (32 ビットまたは 64 ビット)、およびインストールしている .NET Framework のバージョンによって異なります。標準の場所を次に示します。

     

    Microsoft .NET Framework のバージョン オペレーティング システムのバージョン へのアクセス

    2.0 ~ 3.5

    32 ビット

    %Windir%\Microsoft.NET\Framework\v2.0.50727\CONFIG

    2.0 ~ 3.5

    64 ビット

    %Windir%\Microsoft.NET\Framework64\v2.0.50727\CONFIG

    4.0

    32 ビット

    %Windir%\Microsoft.NET\Framework\v4.0.30319\Config

    4.0

    64 ビット

    %Windir%\Microsoft.NET\Framework64\v4.0.30319\Config

  2. ディレクトリに既存の ServiceBus.config ファイルが存在する場合は、そのファイルを編集して、オプション 2 (ServiceBus.config を使用した個別のリダイレクト) で説明した XML 構成を追加する必要があります。追加した構成が、既存の ServiceBus.config ファイルに記述されている情報と競合する場合、このオプションは使用できません。オプション 1 または 2 を使用する必要があります。

特定の .NET Framework ディレクトリを対象にするには、ロールで使用している .NET Framework のバージョンがわかっている必要があります。ただし、次のスクリプトを使用すると、Web ロールでのコピー処理が一般化されます。ServiceBus.config ファイルが、それぞれの .NET ディレクトリ (存在する場合) にコピーされます。

@echo off
pushd .
cd %windir%\Microsoft.Net\Framework64\
REM set copylocal=true on servicebus.config so its present in bin dir
for /f %%i in ('dir /s /b config') do copy /y %~dp0servicebus.config %%~fi
popd

サービス管理 API を使用すると、開発者は Windows Azure で実行されているホステッド サービスの展開を管理できます。実際に、Global Service と China Service の両方の管理ポータルで、サービス管理 API が使用されています。

詳細については、「サービス管理リソースのアドレス指定」および「サービス管理 API について」を参照してください。

使用しているカスタム ドメイン名が Global Service で実行されているホステッド サービスに転送されており、このホステッド サービスを China Service に移動する場合は、転送済みのドメイン名を更新して、中国に固有の新しいエンドポイントを指すようにする必要があります。

たとえば、www.contoso.com が contoso.cloudapp.net で実行されている Web ロールにリダイレクトされている場合、contoso.chinacloudapp.cn にリダイレクトされるように変更する必要があります。詳細については、「Windows Azure ホステッド サービスのカスタム ドメインの構成方法」を参照してください。

VM ロールを使用している場合、中国に固有の URI を使用するように csupload エンドポイントを変更します。例:

csupload Set-Connection"SubscriptionId=<subscriptionId>;CertificateThumbprint=<certThumbprint>;ServiceManagementEndpoint=https://management.core.chinacloudapi.cn"

ツールおよびサンプルの一部と、China Service でそれらを実行するために必要な変更点を次に示します。

開発者は、Global Service コンピューティング (*.cloudapp.net) またはストレージ エンドポイント (*.core.windows.net) を参照する内部ツールまたはアプリケーションを特定して、中国に固有のエンドポイントを使用するように更新する必要があります。エンドポイント マッピングの表を参照して、これらのツールの構成ファイルやコードに見つかったさまざまな文字列を置き換えます。

このような変更が必要なツールの例として、ストレージ エクスプローラーのツールや、ストレージのアップロードおよびダウンロード ツールなどがあります。このセクションでは一部のツールについて説明していますが、すべてのツールを取り上げているわけではありません。

Visual Studio のサーバー エクスプローラーを使用して、中国のすべてのサブスクリプションのコンピューティング、Service Bus、ストレージ、および仮想マシンのリソースを参照できます。Visual Studio は、ユーザーが発行設定ファイルをインポートするときに中国のストレージ エンドポイントを取得します。

Windows Azure Tools for Visual Studio の概要」の手順に従うと、Windows Azure Hello World アプリケーションの作成、コンパイル、デバッグ、アップロード、およびサーバー エクスプローラーでの表示までのプロセスをすべて実行できます。これらの手順は、中国のサブスクリプションを Visual Studio にインポートすると、中国のインストール環境でも動作します。

また、中国での Windows Azure に既に存在しており、Visual Studio で展開していないコンピューティング、Service Bus、ストレージ、または仮想マシンのリソースも表示することもできます。China Service で既に実行されている 1 つ以上のホステッド サービスの状態を表示するには、「Windows Azure コンピューティング エクスプローラーを使用した Azure アプリケーションの状態の表示」の手順に従います。China Service で実行されている既存のストレージ アカウント内のオブジェクトを表示するには、「Windows Azure Storage エクスプローラーを使用したストレージ リソースの参照」の手順に従います。

csmanage サンプル (最近 "Windows Azure ServiceManagement サンプル" という名前に変更されました) では、サービス管理 API を使用しています。このサンプルには、Global Service を参照するコードが含まれています。http://*.windows.net への参照を見つけて、*.chinacloudapi.cn に更新する必要があります。

PlainHttp サンプルを中国で実行する場合は、サンプル内の URL をいくつか更新する必要があります。サンプルを更新するには、次の手順に従います。

  1. このサンプルのルート フォルダーを開きます:WindowsAzureAppFabricSDKSamples_V1.0-CS\ServiceBus\ExploringFeatures\MessageBuffer\PlainHttp

  2. MessageBufferClient サブフォルダーに移動して、MainPage.xaml.cs を編集します。

  3. すべてのインスタンスの windows.net*.chinacloudapi.cn に変更します。31、77、および 98 行目を参照してください。

Windows Azure 診断では、診断情報を保存するために、開発用コンピューターのローカル ストレージまたは China Service のストレージ アカウントを使用します。詳細については、「Windows Azure 診断を使用したログ データの収集」を参照してください。

たとえば、次の行がコードに含まれています。

DiagnosticMonitor.Start("Microsoft.WindowsAzure.Plugins.Diagnostics.ConnectionString");

また、次の構成情報が servicedefinition.cscfg ファイルに含まれています。

<ConfigurationSettings>
  <Setting name="Microsoft.WindowsAzure.Plugins.Diagnostics.ConnectionString" value="<YourStorageString>" />
</ConfigurationSettings>

<YourStorageString> はカスタム エンドポイントなので、China Service の URI を指定します。

カスタム ドメイン名を使用する場合は、証明書の変更は必要ありません。

既存のアプリケーションで HTTPS エンドポイントを使用しており、その証明書が https://*.cloudapp.net ("*" はサービス名) にバインドされている場合、これらの証明書を *.chinacloudapp.cn に対して再発行する必要があります。サービスを中国に展開する場合は、これらの新しい証明書を使用する必要があります。

China Service に対して Windows PowerShell を使用するには、<Users>\AppData\Roaming\Windows Azure Powershell\ にある PublishSettings.xml ファイルを開いて、正しいエンドポイントを設定してください。

この SDK を China Service で使用するには、管理ポータルまたは CLI 経由で接続文字列を指定する必要があります。

ストレージ、Service Bus、および通知ハブ

これらすべては、それぞれの接続文字列を受け入れるため、管理ポータルまたは CLI を使用して値を取得できます。

var tableService = azure.createTableService(storageConn);
var blobService= azure.createBlobService(storageConn);
var queueService = azure.createQueueService(storageConn);
var serviceBusService = azure.createServiceBusService(sbConn);
var notificationHubService = azure.createNotificationHubService(nhConn);

SQL

SQL データベース サーバーを管理する場合、次の構成を使用します。

var sqlManagementService = azure.createSqlManagementService(subscriptionId, authentication, hostOptions);

次の一覧は、現在 Windows Azure で利用できるすべてのコンテンツ資産です。それぞれの資産が China Service に対応しているかが示されています。

 

資産 中国向けのコンテンツが作成されている 説明

windowsazure.com

いいえ

Windows Azure のグローバル ポータル。

windowsazure.cn

はい

中国で運用されている Windows Azure 向けに作成されたポータル

グローバルな Windows Azure 導入事例

いいえ

https://www.windowsazure.com/en-us/home/case-studies/

中国での Windows Azure 導入事例

はい

http://windowsazure.cn/zh-cn/home/case-studies/

P&P ブック シリーズ

いいえ

これらの書籍はグローバルに発行された P&P ブックから翻訳されており、Global Service を対象としています。

MVP によって著された書籍

いいえ

MSDN ライブラリ

一部のみ

http://msdn.microsoft.com/zh-cn/library/windowsazure/dd179367.aspx

Windows Azure チームのブログ

一部のみ

http://blogs.msdn.com/b/azchina/

MSDN Windows Azure ポータル

いいえ

http://msdn.microsoft.com/zh-cn/ff380142

MSDN マガジン

いいえ

仮想ラボ

いいえ

ビデオ

いいえ

Channel 9 で提供されているビデオは、Global Service について議論するためのものです。同じビデオの中国語版を Youku で視聴できます: http://www.youku.com/playlist_show/id_19321941.html

Windows Azure トレーニング キット

いいえ

GitHub にあるローカライズ済みのトレーニング キットは、Global Service 向けです。

MSDN コード ギャラリー

いいえ

http://code.msdn.microsoft.com/windowsazure/

GitHub

いいえ

windowsazure.com の英語版コンテンツのみをホストしています。ローカライズ済みのコンテンツはありません。

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