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Set-WebServicesVirtualDirectory

 

適用先: Exchange Server 2007 SP3, Exchange Server 2007 SP2, Exchange Server 2007 SP1

トピックの最終更新日: 2011-06-21

Set-WebServicesVirtualDirectory コマンドレットを使用すると、クライアント アクセス サーバーの役割がインストールされている Exchange 2007 コンピュータ上の既存の Exchange Web サービス仮想ディレクトリを変更できます。

構文

Set-WebServicesVirtualDirectory -Identity <VirtualDirectoryIdParameter> [-BasicAuthentication <$true | $false>] [-Confirm [<SwitchParameter>]] [-DigestAuthentication <$true | $false>] [-DomainController <Fqdn>] [-ExternalUrl <Uri>] [-InternalNLBBypassUrl <Uri>] [-InternalUrl <Uri>] [-WhatIf [<SwitchParameter>]] [-WindowsAuthentication <$true | $false>]

Set-WebServicesVirtualDirectory [-BasicAuthentication <$true | $false>] [-Confirm [<SwitchParameter>]] [-DigestAuthentication <$true | $false>] [-DomainController <Fqdn>] [-ExternalUrl <Uri>] [-Instance <ADWebServicesVirtualDirectory>] [-InternalNLBBypassUrl <Uri>] [-InternalUrl <Uri>] [-WhatIf [<SwitchParameter>]] [-WindowsAuthentication <$true | $false>]

解説

Set-WebServicesVirtualDirectory コマンドレットを使用すると、Exchange 2007 クライアント アクセス サーバー上の既存の Exchange Web サービス仮想ディレクトリを変更できます。

note注 :
負荷分散された一連のクライアント アクセス サーバーを使用している場合は、このコマンドレットの実行時に各サーバーの名前を指定する必要はありません。ネットワークの負荷が分散されているサーバーのいずれかの名前を指定するだけで十分です。

Set-WebServicesVirtualDirectory コマンドレットを実行するには、使用するアカウントに Exchange サーバー管理者の役割および対象サーバーのローカルの Administrators グループのメンバシップが委任されている必要があります。

Microsoft Exchange Server 2007 を管理するために必要なアクセス許可、役割の委任、および権限の詳細については、「アクセス許可に関する考慮事項」を参照してください。

パラメータ

パラメータ 必須かどうか 種類 説明

Identity

必須

Microsoft.Exchange.Configuration.Tasks.VirtualDirectoryIdParameter

このパラメータには、仮想ディレクトリの名前を指定します。既定の Web サイトの代わりにワイルドカード文字を指定することもできます。

BasicAuthentication

省略可能

System.Boolean

このパラメータには、Exchange Web サービス仮想ディレクトリに対して基本認証を有効にするかどうかを指定します。このパラメータは、FormsAuthentication と共に使用することも、DigestAuthentication および WindowsAuthentication と共に使用することもできます。

Confirm

省略可能

System.Management.Automation.SwitchParameter

Confirm パラメータを指定すると、コマンドの処理が一時停止します。処理を続行するには、コマンドの処理内容を確認する必要があります。Confirm パラメータに値を指定する必要はありません。

DigestAuthentication

省略可能

System.Boolean

このパラメータには、仮想ディレクトリに対してダイジェスト認証を有効にするかどうかを指定します。

DomainController

省略可能

Microsoft.Exchange.Data.Fqdn

Active Directory ディレクトリ サービスからデータを取得するドメイン コントローラの完全修飾ドメイン名 (FQDN) を指定するには、コマンドレットに DomainController パラメータを含めます。

ExternalUrl

省略可能

System.Uri

このパラメータには、ファイアウォールの外側から Exchange サーバーに接続する際に使用されるホスト名を指定します。この設定は、SSL (Secure Sockets Layer) を使用する場合にも重要です。

Instance

省略可能

Microsoft.Exchange.Data.Directory.SystemConfiguration.ADWebServicesVirtualDirectory

Instance パラメータを使用すると、オブジェクト全体をコマンドレットに渡して処理することができます。

InternalNLBBypassUrl

省略可能

System.Uri

クライアント アクセス サーバーがネットワーク負荷分散装置 (NLB) の背後にある場合でも、このパラメータにはクライアント アクセス サーバーの URL を指定します。

InternalUrl

省略可能

System.Uri

このパラメータには、ファイアウォールの内側から接続する Exchange サーバーのホスト名を指定します。この設定は、SSL を使用する場合にも重要です。

WhatIf

省略可能

System.Management.Automation.SwitchParameter

WhatIf パラメータには、オブジェクトに対して行われる操作をシミュレートすることを指定します。WhatIf パラメータを使用することで、実際に変更を加えずに、発生する変更内容を表示することができます。WhatIf パラメータに値を指定する必要はありません。

WindowsAuthentication

省略可能

System.Boolean

このパラメータには、Exchange Web サービス仮想ディレクトリに対して統合 Windows 認証を許可するかどうかを指定します。

入力の種類

戻り値の種類

エラー

エラー 説明

 

 

例外

例外 説明

 

 

次のコード例は、"Contoso" という名前のサーバー上にある "EWS" という名前の仮想ディレクトリに対する認証の方法を基本認証に設定します。また、このコード例では、この仮想ディレクトリに対して外部 URL と内部 URL を設定しています。

2 番目のコード例では、"既定の Web サイト" の代わりにワイルドカード文字を使用しています。

Set-WebServicesVirtualDirectory -Identity Contoso\EWS(default web site)-ExternalUrl https://www.contoso.com/EWS/exchange.asmx - BasicAuthentication $true InternalUrl https://contoso.internal.com/EWS/webservices.aspx
Set-WebServicesVirtualDirectory -Identity Contoso\EWS* -ExternalUrl https://www.contoso.com/ews/exchange.asmx

参照している情報が最新であることを確認したり、他の Exchange Server 2007 ドキュメントを見つけたりするには、Exchange Server TechCenter を参照してください。