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Set-MailboxCalendarSettings

 

適用先: Exchange Server 2007 SP3, Exchange Server 2007 SP2, Exchange Server 2007 SP1

トピックの最終更新日: 2012-01-19

Set-MailboxCalendarSettings コマンドレットを使用して、メールボックスに対する予定表の処理を有効にします。

構文

Set-MailboxCalendarSettings -Identity <MailboxIdParameter> [-AddAdditionalResponse <$true | $false>] [-AdditionalResponse <String>] [-AddNewRequestsTentatively <$true | $false>] [-AddOrganizerToSubject <$true | $false>] [-AllBookInPolicy <$true | $false>] [-AllowConflicts <$true | $false>] [-AllowRecurringMeetings <$true | $false>] [-AllRequestInPolicy <$true | $false>] [-AllRequestOutOfPolicy <$true | $false>] [-AutomateProcessing <None | AutoUpdate | AutoAccept>] [-BookingWindowInDays <Int32>] [-BookInPolicy <RecipientIdParameter[]>] [-Confirm [<SwitchParameter>]] [-ConflictPercentageAllowed <Int32>] [-DefaultReminderTime <Int32>] [-DeleteAttachments <$true | $false>] [-DeleteComments <$true | $false>] [-DeleteNonCalendarItems <$true | $false>] [-DeleteSubject <$true | $false>] [-DisableReminders <$true | $false>] [-DomainController <Fqdn>] [-EnableResponseDetails <$true | $false>] [-EnforceSchedulingHorizon <$true | $false>] [-ForwardRequestsToDelegates <$true | $false>] [-IgnoreDefaultScope <SwitchParameter>] [-MaximumConflictInstances <Int32>] [-MaximumDurationInMinutes <Int32>] [-OrganizerInfo <$true | $false>] [-ProcessExternalMeetingMessages <$true | $false>] [-RemoveForwardedMeetingNotifications <$true | $false>] [-RemoveOldMeetingMessages <$true | $false>] [-RemovePrivateProperty <$true | $false>] [-RequestInPolicy <RecipientIdParameter[]>] [-RequestOutOfPolicy <RecipientIdParameter[]>] [-ResourceDelegates <RecipientIdParameter[]>] [-ScheduleOnlyDuringWorkHours <$true | $false>] [-TentativePendingApproval <$true | $false>] [-UseRusServer <String>] [-WhatIf [<SwitchParameter>]]

Set-MailboxCalendarSettings [-AddAdditionalResponse <$true | $false>] [-AdditionalResponse <String>] [-AddNewRequestsTentatively <$true | $false>] [-AddOrganizerToSubject <$true | $false>] [-AllBookInPolicy <$true | $false>] [-AllowConflicts <$true | $false>] [-AllowRecurringMeetings <$true | $false>] [-AllRequestInPolicy <$true | $false>] [-AllRequestOutOfPolicy <$true | $false>] [-AutomateProcessing <None | AutoUpdate | AutoAccept>] [-BookingWindowInDays <Int32>] [-BookInPolicy <RecipientIdParameter[]>] [-Confirm [<SwitchParameter>]] [-ConflictPercentageAllowed <Int32>] [-DefaultReminderTime <Int32>] [-DeleteAttachments <$true | $false>] [-DeleteComments <$true | $false>] [-DeleteNonCalendarItems <$true | $false>] [-DeleteSubject <$true | $false>] [-DisableReminders <$true | $false>] [-DomainController <Fqdn>] [-EnableResponseDetails <$true | $false>] [-EnforceSchedulingHorizon <$true | $false>] [-ForwardRequestsToDelegates <$true | $false>] [-IgnoreDefaultScope <SwitchParameter>] [-Instance <ADUser>] [-MaximumConflictInstances <Int32>] [-MaximumDurationInMinutes <Int32>] [-OrganizerInfo <$true | $false>] [-ProcessExternalMeetingMessages <$true | $false>] [-RemoveForwardedMeetingNotifications <$true | $false>] [-RemoveOldMeetingMessages <$true | $false>] [-RemovePrivateProperty <$true | $false>] [-RequestInPolicy <RecipientIdParameter[]>] [-RequestOutOfPolicy <RecipientIdParameter[]>] [-ResourceDelegates <RecipientIdParameter[]>] [-ScheduleOnlyDuringWorkHours <$true | $false>] [-TentativePendingApproval <$true | $false>] [-UseRusServer <String>] [-WhatIf [<SwitchParameter>]]

解説

Set-MailboxCalendarSettings コマンドレットを使用すると、メールボックスに対する予定表の処理を有効にすることができます。自動リソース予約やカレンダー アテンダントの処理に関するパラメータを構成できます。

Set-MailboxCalendarSettings コマンドレットを実行するには、使用するアカウントに次の権限が委任されている必要があります。

  • Exchange 組織管理者の役割

Exchange Server 2007 を管理するために必要なアクセス許可、役割の委任、および権限の詳細については、「アクセス許可に関する考慮事項」を参照してください。

パラメータ

パラメータ 必須かどうか 種類 説明

Identity

必須

Microsoft.Exchange.Configuration.Tasks.MailboxIdParameter

Identity パラメータには、メールボックスの ID を指定します。

AddAdditionalResponse

省略可能

System.Boolean

AddAdditionalResponse パラメータには、会議出席依頼に応答するときにリソース メールボックスから追加情報が送信されるかどうかを指定します。

このパラメータは、AutomateProcessing パラメータが AutoAccept に設定されていない場合は無視されます。

AdditionalResponse

省略可能

System.String

AdditionalResponse パラメータは、会議出席依頼への応答に含める追加情報を指定するために使用します。

AddNewRequestsTentatively

省略可能

System.Boolean

カレンダー アテンダントで新しい予定表アイテムが一時的に予定表に追加されるようにするには、AddNewRequestsTentatively パラメータを $true に設定します。AddNewRequestsTentatively パラメータを $false に設定すると、カレンダー アテンダントでは既存の予定表アイテムだけが更新されます。

AddOrganizerToSubject

省略可能

System.Boolean

AddOrganizerToSubject パラメータは、会議の開催者の名前を会議出席依頼の件名として使用するかどうかを指定するために使用します。

このパラメータは、AutomateProcessing パラメータが AutoAccept に設定されていない場合は無視されます。

AllBookInPolicy

省略可能

System.Boolean

AllBookInPolicy パラメータは、すべてのユーザーからのポリシー内の出席依頼を自動的に承認するかどうかを指定するために使用します。

AllowConflicts

省略可能

System.Boolean

AllowConflicts パラメータは、重複する会議出席依頼を許可するかどうかを指定するために使用します。

AllowRecurringMeetings

省略可能

System.Boolean

AllowRecurringMeetings パラメータは、定期的な会議を許可するかどうかを指定するために使用します。

AllRequestInPolicy

省略可能

System.Boolean

AllRequestInPolicy パラメータは、すべてのユーザーにポリシー内の出席依頼の送信を許可するかどうかを指定するために使用します。

AllBookInPolicy パラメータが $true に設定されていない場合、これらの出席依頼はリソース メールボックス代理人による承認を受ける必要があります。

AllRequestOutOfPolicy

省略可能

System.Boolean

AllRequestOutOfPolicy パラメータは、すべてのユーザーにポリシー外の出席依頼の送信を許可するかどうかを指定するために使用します。

ポリシー外の出席依頼は、リソース メールボックス代理人による承認を受ける必要があります。

AutomateProcessing

省略可能

Microsoft.Exchange.Data.Storage.CalendarProcessingFlags

AutomateProcessing パラメータは、メールボックスに対する予定表の処理を有効または無効にするために使用します。

このパラメータを None に設定すると、メールボックスに対してリソース予約およびカレンダー アテンダントの両方が無効になります。AutoUpdate に設定すると、カレンダー アテンダントは会議出席の依頼と応答を処理します。このパラメータが AutoAccept に設定されている場合、メールボックスに対してリソース予約が有効になります。

BookingWindowInDays

省略可能

System.Int32

BookingWindowInDays パラメータは、会議を何日前から予約できるかを示す日数を指定するために使用します。

BookInPolicy

省略可能

Microsoft.Exchange.Configuration.Tasks.RecipientIdParameter[]

BookInPolicy パラメータは、ポリシー内の会議出席依頼をリソース メールボックスに送信できるユーザーの一覧を指定するために使用します。これらのユーザーからのポリシー内の会議出席依頼は、自動的に承認されます。

Confirm

省略可能

System.Management.Automation.SwitchParameter

Confirm パラメータを指定すると、コマンドの処理が一時停止します。処理を続行するためには、コマンドの処理内容を確認する必要があります。Confirm パラメータに値を指定する必要はありません。

ConflictPercentageAllowed

省略可能

System.Int32

ConflictPercentageAllowed パラメータは、定期的な会議に許可される重複の割合のしきい値を設定するために使用します。他の会議と重複する定期的な会議のインスタンス数の割合がこの数値を超えると、定期的な会議出席依頼は拒否されます。

DefaultReminderTime

省略可能

System.Int32

DefaultReminderTime パラメータは、会議出席依頼に対する既定のアラーム時刻を指定するために使用します。

DeleteAttachments

省略可能

System.Boolean

受信メッセージから添付ファイルを削除するには、DeleteAttachments パラメータを $true に設定します。

このパラメータは、AutomateProcessing パラメータが AutoAccept に設定されていない場合は無視されます。

DeleteComments

省略可能

System.Boolean

DeleteComments パラメータは、受信した会議出席依頼のメッセージ本文中のテキストを削除するために使用します。

このパラメータは、AutomateProcessing パラメータが AutoAccept に設定されていない場合は無視されます。

DeleteNonCalendarItems

省略可能

System.Boolean

メールボックスに受信した予定表アイテム以外のすべてのアイテムを削除するには、DeleteNonCalendarItems パラメータを $true に設定します。

DeleteSubject

省略可能

System.Boolean

DeleteSubject パラメータは、受信した会議出席依頼の件名を削除するために使用します。

このパラメータは、AutomateProcessing パラメータが AutoAccept に設定されていない場合は無視されます。

DisableReminders

省略可能

System.Boolean

DisableReminders パラメータは、メールボックス内の会議に対するアラームを無効にするかどうかを指定するために使用します。

DomainController

省略可能

Microsoft.Exchange.Data.Fqdn

Active Directory ディレクトリ サービスからデータを取得するドメイン コントローラの完全修飾ドメイン名 (FQDN) を指定するには、コマンドに DomainController パラメータを含めます。

EnableResponseDetails

省略可能

System.Boolean

会議を承諾または拒否する理由を応答の電子メール メッセージに含めるには、EnableResponseDetails パラメータを $true に設定します。

EnforceSchedulingHorizon

省略可能

System.Boolean

EnforceSchedulingHorizon パラメータは、予約可能な時間帯を超えた終了日付を持つ定期的な会議を拒否するかどうかを指定するために使用します。

ForwardRequestsToDelegates

省略可能

System.Boolean

ForwardRequestsToDelegates パラメータは、受信した会議出席依頼を、メールボックスに対して定義されている代理人に転送するかどうかを指定するために使用します。

IgnoreDefaultScope

省略可能

System.Management.Automation.SwitchParameter

IgnoreDefaultScope パラメータは、Exchange 管理シェルに対する既定の受信者の設定範囲を無視し、範囲としてフォレスト全体を使用するようにコマンドに指示します。これにより、コマンドは現在既定の範囲内にない Active Directory オブジェクトにアクセスできます。IgnoreDefaultScope パラメータを使用する場合、以下の制限事項が適用されます。

  • DomainController パラメータは使用できません。コマンドによって、適切なグローバル カタログ サーバーが自動的に使用されます。
  • Identity パラメータには DN のみを使用できます。エイリアスや GUID など、他の形式の ID は許可されません。

Instance

省略可能

Microsoft.Exchange.Data.Directory.Recipient.ADUser

Instance パラメータを使用すると、オブジェクト全体をコマンドに渡して処理することができます。オブジェクト全体をコマンドに渡す必要があるスクリプトで主に使用されます。

MaximumConflictInstances

省略可能

System.Int32

MaximumConflictInstances パラメータは、定期的な会議に対して許可される重複の最大数を設定するために使用します。重複する定期的な会議のインスタンス数がこの数字を超えると、定期的な会議は拒否されます。

MaximumDurationInMinutes

省略可能

System.Int32

MaximumDurationInMinutes パラメータは、受信する会議出席依頼に許可される最大の経過時間を指定するために使用します。

OrganizerInfo

省略可能

System.Boolean

重複を理由にリソース メールボックスで会議出席依頼が拒否された場合、開催者の情報が送信されるようにするには、OrganizerInfo パラメータを $true に設定します。

ProcessExternalMeetingMessages

省略可能

System.Boolean

ProcessExternalMeetingMessages パラメータは、Exchange 組織の外部から発信された会議出席依頼を処理するかどうかを指定するために使用します。

RemoveForwardedMeetingNotifications

省略可能

System.Boolean

RemoveForwardedMeetingNotifications パラメータが $true に設定されている場合、会議出席依頼の転送通知はカレンダー アテンダントで処理された後、削除済みアイテム フォルダに移動します。

RemoveOldMeetingMessages

省略可能

System.Boolean

RemoveOldMeetingMessages パラメータが $true に設定されている場合、カレンダー アテンダントは古い冗長な更新と応答を削除します。

RemovePrivateProperty

省略可能

System.Boolean

受信した会議出席依頼のプライベート フラグをクリアするには、RemovePrivateProperty パラメータを $true に設定します。

RequestInPolicy

省略可能

Microsoft.Exchange.Configuration.Tasks.RecipientIdParameter[]

RequestInPolicy パラメータは、ポリシー内の会議出席依頼をリソース メールボックスに送信できるユーザーの一覧を指定するために使用します。これらのユーザーからのポリシー内の会議出席依頼はすべて、リソース メールボックス代理人による承認を受ける必要があります。

RequestOutOfPolicy

省略可能

Microsoft.Exchange.Configuration.Tasks.RecipientIdParameter[]

RequestOutOfPolicy パラメータは、ポリシー外の出席依頼を送信できるユーザーの一覧を指定するために使用します。

ポリシー外の出席依頼は、リソース メールボックス代理人による承認を受ける必要があります。

ResourceDelegates

省略可能

Microsoft.Exchange.Configuration.Tasks.RecipientIdParameter[]

ResourceDelegates パラメータは、リソース メールボックス代理人であるユーザーの一覧を指定するために使用します。リソース メールボックス代理人は、このリソース メールボックスに送信された要求を承認または拒否することができます。

ScheduleOnlyDuringWorkHours

省略可能

System.Boolean

ScheduleOnlyDuringWorkHours パラメータは、勤務時間外にスケジュールされた会議を許可するかどうかを指定するために使用します。

TentativePendingApproval

省略可能

System.Boolean

保留中の出席依頼を予定表で仮承諾として設定するには、TentativePendingApproval パラメータを $true に設定します。$false に設定すると、保留中の出席依頼は空きとして設定されます。

UseRusServer

省略可能

System.String

note注 :
このパラメータは Exchange 2007 SP2 でのみ使用できます。

UseRusServer パラメータを指定すると、このコマンドで、アドレス一覧サービスを実行している指定のメールボックス サーバーを使用してメールボックスと Active Directory ユーザー属性が取得され、それらが設定されるようになります。

アドレス一覧サービスは、Exchange System Attendant サービスのコンポーネントです。アドレス一覧サービスは、Active Directory において Exchange 固有の属性値を作成および管理します。アドレス一覧サービスを使用すると、アドレス一覧メンバシップや電子メール アドレスなどの特定の情報を使用して、ドメイン内の受信者オブジェクトを更新できます。

WhatIf

省略可能

System.Management.Automation.SwitchParameter

WhatIf パラメータには、オブジェクトに対して行われる操作をシミュレートすることを指定します。WhatIf パラメータを使用することで、実際に変更を加えずに、発生する変更内容を表示することができます。WhatIf パラメータに値を指定する必要はありません。

入力の種類

戻り値の種類

エラー

エラー 説明

例外

例外 説明

この例は、5th Floor Conference Room というメールボックスを、会議出席依頼を自動的に承諾するように構成します。また、会議出席依頼の件名の行を会議の開催者の名前に置き換えます。

Set-MailboxCalendarSettings -Identity "5th Floor Conference Room" -AutomateProcessing AutoAccept -AddOrganizerToSubject $true -DeleteSubject $true

参照している情報が最新であることを確認したり、他の Exchange Server 2007 ドキュメントを見つけたりするには、Exchange Server TechCenter を参照してください。