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方法 : 既存データベースへの配置中のデータ損失を管理する

データベース プロジェクトへの変更をデータベース サーバーに配置する場合に、これらの変更によってデータベース オブジェクトが削除および再作成されると、データが失われることがあります。 既定では、このような種類の変更を配置しようとしてもその操作は取り消されるため、こうした損失は発生しません。 ただし、データが損失しても配置を続けるように指定することはできます。 データを簡単に再作成できる場合などはこの手法を使用できます。 この手法が適切なのは、たとえば、分離開発環境のデータベースで作業をしていて、データ ジェネレーターを使用してテスト データをデータベースに設定する場合です。

注意

Visual Studio Premium または Visual Studio Ultimate では、データベース リファクタリングを使用してデータベース オブジェクトの名前を変更する場合、リファクタリング ログ ファイルには操作が記録され、実行した変更内容がより詳細に保存されます。 プロジェクトを配置する場合、オブジェクトはそのままになり、多くの場合データの損失は回避できます。 オブジェクトの名前を変更した後で、リファクタリングを使用して参照を自動的に更新する方法については、「データベース オブジェクトへのすべての参照の名前変更」を参照してください。

既存データベースへの配置中のデータ損失を許容するには

  1. 次のいずれかの操作を実行します。

    • ソリューション エクスプローラーで、データベース プロジェクトを展開し、[プロパティ] ノードを展開して、変更する .sqldeployment ファイルをクリックします。 [表示] メニューの [開く] をクリックします。

    • データベース プロジェクトのプロパティを開き、[配置] タブをクリックします。 [配置構成ファイル] で、変更するファイルをクリックして、[編集] をクリックします。 詳細については、「方法: データベースおよびサーバー プロジェクトの配置設定を構成する」を参照してください。

  2. [データ損失が発生する場合に増分配置をブロック] チェック ボックスをオフにします。

  3. [ファイル] メニューの [Filename.sqldeployment の保存] をクリックします。ここで、Filename は変更した配置ファイルの名前です。

    プロジェクト プロパティに対する変更が保存されます。 これで、データ損失を引き起こす可能性のある変更を配置できます。

既存データベースへの配置中のデータ損失を防止するには

  1. 次のいずれかの操作を実行します。

    • ソリューション エクスプローラーで、データベース プロジェクトを展開し、[プロパティ] ノードを展開して、変更する .sqldeployment ファイルをクリックします。 [表示] メニューの [開く] をクリックします。

    • データベース プロジェクトのプロパティを開き、[配置] タブをクリックします。 [配置構成ファイル] で、変更するファイルをクリックして、[編集] をクリックします。 詳細については、「方法: データベースおよびサーバー プロジェクトの配置設定を構成する」を参照してください。

  2. [データ損失が発生する場合に増分配置をブロック] チェック ボックスをオンにします。

  3. [ファイル] メニューの [Filename.sqldeployment の保存] をクリックします。ここで、Filename は変更した配置ファイルの名前です。

    プロジェクト プロパティに対する変更が保存されます。 これで、データ損失を引き起こす可能性のある、特定の種類の変更は配置できなくなります。

参照

処理手順

チュートリアル: 既存のバージョン管理されたデータベースへの変更の配置

方法: 配置の詳細のプロパティを構成する

方法: データベースおよびサーバー プロジェクトの配置設定を構成する

概念

データベースのビルドおよび配置の概要

データベース プロジェクト設定の概要