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新規データベース プロジェクト ウィザードの概要

新規データベース プロジェクト ウィザードを使用すると、データベース プロジェクトの作成、データベースからのスキーマの必要に応じたインポート、およびビルド設定の構成を簡単に実行できます。これらの手順は手動でも実行できますが、手順に慣れるまで、またはウィザードではできない高度な設定を調整する必要が生じるまで、ウィザードの案内に従って作業を行うことをお勧めします。

ウィザードへのアクセスの詳細については、「方法 : データベース プロジェクトおよびサーバー プロジェクトを作成する」を参照してください。

プロジェクトのプロパティの指定

ウィザードのこのページを使用して、作成するデータベース プロジェクトに関するプロパティを指定します。

フィールド

既定値

備考

プロジェクトの整理

プロジェクトをオブジェクトの種類別に整理

このフィールドは、データベース プロジェクト内のファイルを主にスキーマ別またはオブジェクトの種類別に整理するかを示します。データベースが、データベース オブジェクトの論理グループを含む複数のスキーマを含んでいる場合、データベース オブジェクトをスキーマ別に整理するといいでしょう。

Aa833155.alert_caution(ja-jp,VS.90).gif重要 :
プロジェクトの作成後は、自動ファイル編成を変更できません。ファイルをソリューションに追加した後、手動で再配置できますが、常に指定したプロジェクトの整理方法に従って追加されます。

新しいオブジェクトの既定のスキーマ

dbo

このフィールドは、オブジェクトをデータベース プロジェクトに追加するときに配置する必要があるスキーマ オブジェクトを示します。

ファイル名にスキーマ名を含める

はい

このチェック ボックスは、データベース オブジェクトのファイル名の一部としてスキーマ名を含める必要があるかどうかを示します。たとえば、dbo スキーマに Orders という名前のテーブルが含まれ、このチェック ボックスがオンになっている場合、ファイル名は dbo.Orders.table.sql になります。このチェック ボックスがオフになっている場合、ファイル名は Orders.table.sql になります。

フルテキスト検索を有効にする

はい

このチェック ボックスは、ターゲット データベースでフルテキスト検索のサポートを有効にする必要があるかどうかを示します。

SQLCLR を有効にします。

いいえ

このチェック ボックスは、ターゲット データベースの SQLCLR 統合をオンにする必要があるかどうかを示します。

データベース オプションの設定

ウィザードのこのページを使用して、データベースのオプションを指定します。これらのオプションは、後でプロジェクト プロパティで調整できます。詳細については、「方法 : データベース プロジェクトのデータベース プロパティを構成する」を参照してください。

フィールド

既定値

ANSI padding

はい

ANSI nulls

はい

ANSI 警告

はい

算術アボート

はい

数値丸め処理アボート

いいえ

NULL との連結で NULL を使用

はい

引用符で囲まれた識別子

はい

データベース照合順序

SQL_Latin1_General_CP1_CS_AS

これらの設定の詳細については、「データベース プロジェクト設定の概要」を参照してください。

データベース スキーマのインポート

ウィザードのこのページを使用すると、データベース スキーマのインポート元のソース データベースを指定できます。また、インポート操作の側面を構成するオプションを設定することもできます。

フィールド

既定値

備考

既存のスキーマのインポート

いいえ

このチェック ボックスをオンにすると、データベース スキーマおよび設定のインポート元のデータベースを指定できます。このチェック ボックスをオフにすると、空のデータベース プロジェクトを作成して、後でデータベース スキーマをインポートしたり、オブジェクトを追加したりできます。

Aa833155.alert_note(ja-jp,VS.90).gifメモ :
このセクションのその他のフィールドは、このチェック ボックスをオンにした場合のみ有効になります。

ソース データベース接続

なし

このフィールドを使用して、データベース スキーマのインポート元のソース データベースを指定します。接続が存在しない場合は、接続を作成できます。詳細については、「方法 : データベース接続を作成する」を参照してください。

ソース データベース接続を指定しない場合、スキーマはインポートされませんが、他のプロジェクト設定をインポートできます。この方法は、データベースを作成し、ウィザードを使用してプロジェクト プロパティ、データベース オプション、およびビルドと配置の設定を構成する場合などに便利です。

データベース照合順序と異なる場合にのみ、列の照合順序をスクリプトに記述する

はい

このチェック ボックスをオンにすると、ビルド スクリプトにより、照合順序がデータベース照合順序と一致しない列に対してのみ照合順序が設定されます。このチェック ボックスをオフにすると、照合順序がデータベース照合順序と一致する場合でも、データベース列により常に照合順序のスクリプトが作成されます。

拡張プロパティのインポート

はい

このチェック ボックスをオンにすると、拡張プロパティがインポートされます。このチェック ボックスをオフにすると、拡張プロパティは無視されます。拡張プロパティは、テーブルやビューのキャプション、または列の定型入力を指定できます。

インポート ログとファイル グループ サイズ

いいえ

このチェック ボックスをオンにすると、ログ ファイルとファイル グループ ファイルのサイズがデータベース プロジェクトにインポートされます。このチェック ボックスをオフにすると、データベース プロジェクトのログ ファイルとファイル グループ ファイルは既定のサイズになります。

アクセス許可のインポート

いいえ

このチェック ボックスをオンにすると、ソース データベースに定義されたアクセス許可がデータベース プロジェクトにインポートされます。このチェック ボックスをオフにすると、アクセス許可はインポートされません。

インポートされたアクセス許可をプロジェクト モデルに追加する

いいえ

このオプションは、[アクセス許可のインポート] チェック ボックスをオンにした場合にのみ使用できます。このチェック ボックスをオンにすると、データベースのインメモリ モデル (プロジェクト モデル) に、ソース データベースからインポートしたアクセス許可が含まれます。このチェック ボックスをオンにすると、パフォーマンスが大幅に低下する可能性があります。このチェック ボックスをオフにすると、アクセス許可はインポートされますが、プロジェクト モデルには追加されません。

インポートしたスキーマの設定でデータベース構成をオーバーライドする

いいえ

このチェック ボックスをオンにすると、ソース データベースのデータベース設定により、[データベース オプションの設定] ページで指定した設定がオーバーライドされます。このチェック ボックスをオフにすると、[データベース オプションの設定] ページで指定した設定が優先され、ソース データベースのデータベース設定は無視されます。

ディレクトリごとの最大ファイル数

1000

データベースをインポートすると、各データベース オブジェクト (テーブル、ストアド プロシージャ、ユーザーなど) は、ディスク上の個別のファイルに格納されます。1 つのフォルダに多数のファイルがあると、パフォーマンスが低下することがあります (特にそのフォルダがバージョン管理されている場合)。このオプションを使用することにより、各フォルダに配置されるフォルダの数を制限して、パフォーマンスの低下を防ぐことができます。

ビルド/配置の構成

ウィザードのこのページを使用すると、データベース プロジェクトをビルドおよび配置する方法を指定できます。

フィールド

既定値

ビルド出力パス

.\sql\

ターゲット接続

なし

ターゲット データベース名

[新しいプロジェクト] ダイアログ ボックスでプロジェクトに指定した名前です。

ターゲット データベース ファイルの既定の場所

既定の場所は、ターゲット接続で指定したターゲット サーバーから取得されます。

既定の配置照合順序

なし

データベースを常に再作成

いいえ

データ損失が発生する場合に増分配置をブロック

はい

配置前にデータベース バックアップを実行

いいえ

これらの設定の詳細については、「データベース プロジェクト設定の概要」を参照してください。

参照

処理手順

方法 : データベース プロジェクトおよびサーバー プロジェクトを作成する

方法 : 空のデータベース プロジェクトおよびサーバー プロジェクトを作成する

概念

データベースのビルドおよび配置の概要

Database Edition の用語の概要

チーム データベース開発の開始

データベースの反復開発の実行