SqlCeDataReader クラス
データ ソースからデータ行の前方向ストリームを読み取る方法を提供します。このクラスは継承できません。
継承階層
System.Object
System.MarshalByRefObject
System.Data.Common.DbDataReader
System.Data.SqlServerCe.SqlCeDataReader
System.Data.SqlServerCe.SqlCeResultSet
名前空間: System.Data.SqlServerCe
アセンブリ: System.Data.SqlServerCe (System.Data.SqlServerCe.dll)
構文
'宣言
Public Class SqlCeDataReader _
Inherits DbDataReader
'使用
Dim instance As SqlCeDataReader
public class SqlCeDataReader : DbDataReader
public ref class SqlCeDataReader : public DbDataReader
type SqlCeDataReader =
class
inherit DbDataReader
end
public class SqlCeDataReader extends DbDataReader
SqlCeDataReader 型は、以下のメンバーを公開しています。
プロパティ
| 名前 | 説明 | |
|---|---|---|
.gif "パブリック プロパティ") |
Depth | 現在の行の入れ子の深さを示す値を取得します。 (DbDataReader.Depth をオーバーライドします。) |
|
FieldCount | クエリの SELECT 句内の列数を取得します。 (DbDataReader.FieldCount をオーバーライドします。) |
|
HasRows | SqlCeDataReader に 1 行以上の行が格納されているかどうかを示す値を取得します。 (DbDataReader.HasRows をオーバーライドします。) |
|
HiddenFieldCount | インフラストラクチャです。 |
|
IsClosed | データ リーダーが閉じているかどうかを示します。 (DbDataReader.IsClosed をオーバーライドします。) |
|
Item[Int32] | 列の序数によって指定した列の値をネイティブ形式で取得します。 (DbDataReader.Item[Int32] をオーバーライドします。) |
|
Item[String] | 列名によって指定した列の値をネイティブ形式で取得します。 (DbDataReader.Item[String] をオーバーライドします。) |
|
RecordsAffected | SQL ステートメントの実行によって変更、挿入、または削除された行の数を取得します。 (DbDataReader.RecordsAffected をオーバーライドします。) |
|
VisibleFieldCount | (DbDataReader から継承されます。) |
Top
メソッド
| 名前 | 説明 | |
|---|---|---|
.gif "パブリック メソッド") |
Close | SqlCeDataReader オブジェクトを閉じます。 (DbDataReader.Close() をオーバーライドします。) |
|
CreateObjRef | (MarshalByRefObject から継承されます。) |
|
Dispose() | インフラストラクチャです。この SqlCeDataReader によって消費されているリソースを解放します。 |
.gif "プロテクト メソッド") |
Dispose(Boolean) | この SqlCeDataReader で使用されているアンマネージ リソースを解放し、必要に応じてマネージ リソースも解放します。 (DbDataReader.Dispose(Boolean) をオーバーライドします。) |
|
Equals | (Object から継承されます。) |
|
Finalize | SqlCeDataReader がガベージ コレクションによってクリアされる前に、アンマネージ リソースを解放し、その他のクリーンアップ操作を実行します。 (Object.Finalize() をオーバーライドします。) |
|
GetBoolean | 指定した列の値をブール値として取得します。 (DbDataReader.GetBoolean(Int32) をオーバーライドします。) |
|
GetByte | 指定した列の値をバイトとして取得します。 (DbDataReader.GetByte(Int32) をオーバーライドします。) |
|
GetBytes | 指定した列オフセットからのバイト ストリームを、配列としてバッファーに読み込みます。読み込みは、指定したバッファー オフセットから開始されます。 (DbDataReader.GetBytes(Int32, Int64, array<Byte[], Int32, Int32) をオーバーライドします。) |
|
GetChar | .NET Compact Framework Data Provider for SQL Server Compact ではサポートされていません。 (DbDataReader.GetChar(Int32) をオーバーライドします。) |
|
GetChars | 指定した列オフセットからの文字ストリームを、配列としてバッファーに読み込みます。読み込みは、指定したバッファー オフセットから開始されます。 (DbDataReader.GetChars(Int32, Int64, array<Char[], Int32, Int32) をオーバーライドします。) |
|
GetData | (DbDataReader から継承されます。) |
|
GetDataTypeName | ソース データ型名を取得します。 (DbDataReader.GetDataTypeName(Int32) をオーバーライドします。) |
|
GetDateTime | 指定した列の値を DateTime オブジェクトとして取得します。 (DbDataReader.GetDateTime(Int32) をオーバーライドします。) |
|
GetDbDataReader | (DbDataReader から継承されます。) |
|
GetDecimal | 指定した列の値を Decimal オブジェクトとして取得します。 (DbDataReader.GetDecimal(Int32) をオーバーライドします。) |
|
GetDouble | 指定した列の値を倍精度浮動小数点数として取得します。 (DbDataReader.GetDouble(Int32) をオーバーライドします。) |
|
GetEnumerator | インフラストラクチャです。 (DbDataReader.GetEnumerator() をオーバーライドします。) |
|
GetFieldType | オブジェクトのデータ型である Type を取得します。 (DbDataReader.GetFieldType(Int32) をオーバーライドします。) |
|
GetFloat | 指定した列の値を単精度浮動小数点数として取得します。 (DbDataReader.GetFloat(Int32) をオーバーライドします。) |
|
GetGuid | 指定した列の値をグローバル一意識別子 (GUID) として取得します。 (DbDataReader.GetGuid(Int32) をオーバーライドします。) |
|
GetHashCode | (Object から継承されます。) |
|
GetInt16 | 指定した列の値を 16 ビット符号付き整数として取得します。 (DbDataReader.GetInt16(Int32) をオーバーライドします。) |
|
GetInt32 | 指定した列の値を 32 ビット符号付き整数として取得します。 (DbDataReader.GetInt32(Int32) をオーバーライドします。) |
|
GetInt64 | 指定した列の値を 64 ビット符号付き整数として取得します。 (DbDataReader.GetInt64(Int32) をオーバーライドします。) |
|
GetLifetimeService | (MarshalByRefObject から継承されます。) |
|
GetName | 指定した列の名前を取得します。 (DbDataReader.GetName(Int32) をオーバーライドします。) |
|
GetOrdinal | 列名を指定して、列の序数を取得します。 (DbDataReader.GetOrdinal(String) をオーバーライドします。) |
|
GetProviderSpecificFieldType | 基になるプロバイダー固有フィールド型の内部表現である Object を取得します。 (DbDataReader.GetProviderSpecificFieldType(Int32) をオーバーライドします。) |
|
GetProviderSpecificValue | (DbDataReader から継承されます。) |
|
GetProviderSpecificValues | (DbDataReader から継承されます。) |
|
GetSchemaTable | SqlCeDataReader の列メタデータを記述する DataTable を返します。 (DbDataReader.GetSchemaTable() をオーバーライドします。) |
|
GetSqlBinary | 指定した列の値を SqlBinary として取得します。 |
|
GetSqlBoolean | 指定した列の値を SqlBoolean として取得します。 |
|
GetSqlByte | 指定した列の値を SqlByte として取得します。 |
|
GetSqlDateTime | 指定した列の値を SqlDateTime として取得します。 |
|
GetSqlDecimal | 指定した列の値を SqlDecimal として取得します。 |
|
GetSqlDouble | 指定した列の値を SqlDouble として取得します。 |
|
GetSqlGuid | 指定した列の値を SqlGuid として取得します。 |
|
GetSqlInt16 | 指定した列の値を SqlInt16 として取得します。 |
|
GetSqlInt32 | 指定した列の値を SqlInt32 として取得します。 |
|
GetSqlInt64 | 指定した列の値を SqlInt64 として取得します。 |
|
GetSqlMoney | 指定した列の値を SqlMoney として取得します。 |
|
GetSqlSingle | 指定した列の値を SqlSingle として取得します。 |
|
GetSqlString | 指定した列の値を SqlString として取得します。 |
|
GetString | 指定した列の値を文字列として取得します。 (DbDataReader.GetString(Int32) をオーバーライドします。) |
|
GetType | (Object から継承されます。) |
|
GetValue | 指定した序数の列の値をネイティブ形式で取得します。 (DbDataReader.GetValue(Int32) をオーバーライドします。) |
|
GetValues | 現在の行のすべての属性列を取得します。 (DbDataReader.GetValues(array<Object[]) をオーバーライドします。) |
|
InitializeLifetimeService | (MarshalByRefObject から継承されます。) |
|
IsCommandBehavior | 指定した CommandBehavior がこの SqlCeDataReader のものと一致するかどうかを判断します。 |
|
IsDBNull | 列に格納されている値が存在しない値または欠損値かどうかを示す値を取得します。 (DbDataReader.IsDBNull(Int32) をオーバーライドします。) |
|
MemberwiseClone() | (Object から継承されます。) |
|
MemberwiseClone(Boolean) | (MarshalByRefObject から継承されます。) |
|
NextResult | .NET Compact Framework Data Provider for SQL Server Compact ではサポートされていません。 (DbDataReader.NextResult() をオーバーライドします。) |
|
OnMove | インフラストラクチャです。 |
|
Read | SqlCeDataReader を次のレコードに進めます。 (DbDataReader.Read() をオーバーライドします。) |
|
Seek | SqlCeDataReader を、指定したパラメーターに一致するインデックス値が存在するレコードに配置します。 |
|
ToString | (Object から継承されます。) |
Top
明示的なインターフェイスの実装
| 名前 | 説明 | |
|---|---|---|
.gif "明示的なインターフェイスの実装") .gif "プライベート メソッド") |
IDataRecord.GetData | (DbDataReader から継承されます。) |
Top
説明
SqlCeDataReader を作成するには、コンストラクターを直接使用せずに、SqlCeCommand オブジェクトの ExecuteReader メソッドを呼び出す必要があります。
SqlCeDataReader の使用中は、関連付けられた SqlCeConnection は、その SqlCeDataReader によって使用されるためビジー状態になります。この状態では、同じ接続で複数のリーダーを作成できます。
データの読み取り中に別のプロセスまたはスレッドが結果セットに加えた変更が、SqlCeDataReader のユーザーに表示されることがあります。実際の動作は、いつ変更が行われたかによって決まります。
SqlCeDataReader を閉じた後に呼び出すことができるのは、IsClosed プロパティと RecordsAffected プロパティだけです。RecordsAffected プロパティは、SqlCeDataReader が存在している間はいつでも呼び出すことができますが、正しい戻り値を得るために、RecordsAffected の値を取得する前には、必ず Close を呼び出してください。
使用例
SqlCeConnection、SqlCeCommand、および SqlCeDataReader を作成する例を次に示します。この例では、データを読み取り、コンソールに出力した後で、SqlCeDataReader と SqlCeConnection を閉じます。
Dim conn As SqlCeConnection = Nothing
Dim cmd As SqlCeCommand = Nothing
Dim rdr As SqlCeDataReader = Nothing
Try
' Open the connection and create a SQL command
'
conn = New SqlCeConnection("Data Source = AdventureWorks.sdf")
conn.Open()
cmd = New SqlCeCommand("SELECT * FROM DimEmployee", conn)
rdr = cmd.ExecuteReader()
' Iterate through the results
'
While rdr.Read()
Dim employeeID As Integer = rdr.GetInt32(0) ' or: rdr["EmployeeKey"];
Dim lastName As String = rdr.GetString(5) ' or: rdr["FirstName"];
End While
' Always dispose data readers and commands as soon as practicable
'
rdr.Close()
cmd.Dispose()
Finally
' Close the connection when no longer needed
'
conn.Close()
End Try
SqlCeConnection conn = null;
SqlCeCommand cmd = null;
SqlCeDataReader rdr = null;
try
{
// Open the connection and create a SQL command
//
conn = new SqlCeConnection("Data Source = AdventureWorks.sdf");
conn.Open();
cmd = new SqlCeCommand("SELECT * FROM DimEmployee", conn);
rdr = cmd.ExecuteReader();
// Iterate through the results
//
while (rdr.Read())
{
int employeeID = rdr.GetInt32(0); // or: rdr["EmployeeKey"];
string lastName = rdr.GetString(5); // or: rdr["FirstName"];
}
// Always dispose data readers and commands as soon as practicable
//
rdr.Close();
cmd.Dispose();
}
finally
{
// Close the connection when no longer needed
//
conn.Close();
}
スレッド セーフ
この型の public static (Microsoft Visual Basic では Shared) のすべてのメンバーは、スレッド セーフです。インスタンス メンバーの場合は、スレッド セーフであるとは限りません。