List.scan<'T,'State> 関数 (F#)

更新 : 2010 年 8 月

計算にアキュムレータ引数を使用しながら、コレクションの各要素に関数を適用します。 この関数は、まず 2 番目の引数を受け取り、その引数とリストの最初の要素に関数を適用します。 次に、この結果を 2 番目の要素と共に関数に渡します。それ以降も同様に繰り返します。 最後に、中間結果と最終結果のリストを返します。

名前空間/モジュール パス: Microsoft.FSharp.Collections.List

アセンブリ: FSharp.Core (FSharp.Core.dll 内)

// Signature:
List.scan : ('State -> 'T -> 'State) -> 'State -> 'T list -> 'State list

// Usage:
List.scan folder state list

パラメーター

• folder
  型: 'State -> 'T -> 'State

  入力要素を受け取って状態を更新する関数。

• state
  型: 'State

  初期状態。

• list
  型: 'T list

  入力リスト。

戻り値

状態リスト。

解説

この関数は、コンパイルされたアセンブリでは Scan という名前です。 F# 以外の .NET 言語から、またはリフレクションを使用してこの関数にアクセスする場合は、この名前を使用します。

使用例

List.scan の使用方法を次のコードに示します。

let initialBalance = 1122.73
let transactions = [ -100.00; +450.34; -62.34; -127.00; -13.50; -12.92 ]
let balances =
    List.scan (fun balance transactionAmount -> balance + transactionAmount)
              initialBalance transactions
printfn "Initial balance:\n $%10.2f" initialBalance
printfn "Transaction   Balance"
for i in 0 .. List.length transactions - 1 do
    printfn "$%10.2f $%10.2f" transactions.[i] balances.[i]
printfn "Final balance:\n $%10.2f" balances.[ List.length balances - 1]

出力

プラットフォーム

Windows 7、Windows Vista SP2、Windows XP SP3、Windows XP x64 SP2、Windows Server 2008 R2、Windows Server 2008 SP2、Windows Server 2003 SP2

バージョン情報

F# ランタイム

サポート対象: 2.0、4.0

Silverlight

サポート: 3

参照

その他の技術情報

Collections.List モジュール (F#)

Microsoft.FSharp.Collections 名前空間 (F#)

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