アーキテクチャ ジャーナル

アーキテクチャ ジャーナル第 21 号: サービス指向の現在、そして未来

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    <p>更新日: 2010 年 7 月 23 日</p>
    <hr style="margin-top:0px;" />
    <h2>
      <img alt="" src="https://msdn.microsoft.com/ja-jp/dd179320.arch(ja-jp,MSDN.10).jpg" /> 序文: 親愛なるすべてのアーキテクトに</h2>
    <div style="margin:5px;">
      <p>2004 年 1 月に発行された『アーキテクチャ ジャーナル』創刊号 (当時の誌名は『Microsoft Architects Journal』) では「Understanding Service-Oriented Architecture (サービス指向アーキテクチャとは)」と題する記事が掲載され、2 人の CBDI アナリストがアプリケーション統合という目新しい概念について検証しました。当時に SOA とその概念に注目していた企業はごく少数で、SOA のことをある程度認識していた企業でも、その方向性でプロジェクトを実施しているケースはないに等しい状況でした。</p>
      <p>それから数年後には、IT 戦略全体を SOA モデルで再編成することを検討しているという企業の話をよく耳にするようになりました。そういった企業では、目標やビジネス上の大義名分や、追求すべきメリットこそ明確に打ち出していたものの、まだ手探りの時期だけに、具体的な手段や、(CIO にとってさらに頭の痛いことに) 初期コストの正確な試算となると、要領を得ないままというのが実情でした。</p>
      <p>あの紹介記事が掲載されてから 5 年以上経った今までの間に、何千もの SOA プロジェクトが立ち上げられており、中には継続中のプロジェクトもあります。今では投資回収率、簡単に達成できるメリット、目に見えないコストといった SOA の現実に対する理解度が高まり、SOA に関する基本的で初歩的なディスカッションも、サービス関連 (バージョン管理や検出など) の話題から広範なポートフォリオ レベル (ビジネス プロセスの管理など) の議論まで、さまざまなトピックに絞った形で行われています。</p>
      <p>SOA についてはいくら語っても語り尽くせないらしく、クリティカルではないシナリオで代替的な手法を使用する、SOA 本来の方向性をねじ曲げるような方法論という向きもあるようです。たとえば、REST という穏当で軽量なアプローチや、それとは対照的にリッチでヘヴィな OASIS WS-* 規格 (SOA を目標に成熟し進化を遂げた規格) などがあります。</p>
      <p>今号の『アーキテクチャ ジャーナル』では、上記のような議論をいくつかとり上げています。創刊初期の記事と大きく違う点は、現在では概念が "実践" に裏打ちされているという点です。2004 年の段階では、"構想" から概念が生み出されていました。"実践" と "構想" の両方を行っていくことが重要です。構想なくして達成すべき目標を理解することはできず、実践なくして制約の範囲や、制約を (避けることはできないまでも) 緩和する手段を把握することはできません。</p>
      <p>今号に掲載された 8 本の記事は、クラウド コンピューティングや補完的なイベント駆動型アプローチ (およびその他) について、ビジネスとの整合、サービスのモデル化、ガバナンス、フェデレーション、インフラストラクチャ、再利用性、収束、共存などの側面を検証します。各記事に付随するゲスト コラムは、その他の関連項目について分析しています。今号に客員編集長として参加した、マイクロソフト イスラエルの IT アーキテクトで SOA エキスパートである Eliaz Tobias に感謝の意を表します。</p>
      <p>第 19 号でお約束したように、『アーキテクチャ ジャーナル』はデジタル化を進めています。この趣旨に沿って、今号の記事とゲスト コラムには、SOA に関する各トピックの別の側面を扱った一連の短編ビデオが付随しています。</p>
      <p>本誌の創刊以来、SOA は長い道を歩んできました。この旅はまだまだ続きます。ここで立ち止まって、今後の旅程に役立つと思われる概念について再確認しておくのが得策でしょう。今号の記事が親愛なる読者の皆様のお役に立つことを願っています。いつものとおり、ご意見やご感想は <a runat="server" href="mailto:archjrnl@microsoft.com">archjrnl@microsoft.com (英語)</a> までお寄せください。</p>
    </div>
    <p align="right">
      <img alt="" src="https://msdn.microsoft.com/ja-jp/ee247391.diego_dagum(ja-jp,MSDN.10).jpg" />
      <br />
      <strong>Diego Dagum</strong>
      <br />
    </p>
    <p align="right">
      <strong>編集長</strong>
      <br />
    </p>
    <hr />
    <h2>
      <img alt="" src="https://msdn.microsoft.com/ja-jp/dd179320.arch(ja-jp,MSDN.10).jpg" /> 目次</h2>
    <table border="0">
      <tr>
        <td colspan="2" style="line-height: 1.3em; border-bottom: 1px dotted  #59758d;"> </td>
      </tr>
      <tr style="padding-top: 10px">
        <td valign="top"> </td>
        <td valign="top">
          <h3>ソフトウェア プラス サービスとクラウド<br xmlns="http://www.w3.org/1999/xhtml" />コンピューティングの設計に関する考察</h3>
          <p>クラウド コンピューティング アプリケーションの設計パターンについて考察します。</p>
        </td>
      </tr>
      <tr>
        <td colspan="2" style="line-height: 1.3em; border-bottom: 1px dotted  #59758d;"> </td>
      </tr>
      <tr style="padding-top: 5px; padding-bottom: 10px;">
        <td valign="top"> </td>
        <td valign="top">
          <h3>"Oslo" によるモデル駆動型 SOA</h3>
          <p>マイクロソフトの次世代モデリング テクノロジーによって、モデルから短時間で実行可能コードを作成できるようになります。</p>
        </td>
      </tr>
      <tr>
        <td colspan="2" style="line-height: 1.3em; border-bottom: 1px dotted  #59758d;"> </td>
      </tr>
      <tr align="left" style="padding-top: 5px; padding-bottom: 10px">
        <td valign="top" width="10px"> </td>
        <td valign="top">
          <h3>SOA のためのエンタープライズ アーキテクチャ戦略</h3>
          <p>組織が課題を克服し、SOA を実装する過程でより良い結果を実現していくために必要で、アーキテクトが即座に実践できる主要な "概念"、"原則"、"手法" を紹介します。</p>
        </td>
      </tr>
      <tr>
        <td colspan="2" style="line-height: 1.3em; border-bottom: 1px dotted  #59758d;"> </td>
      </tr>
      <tr style="padding-top: 5px; padding-bottom: 10px;">
        <td valign="top"> </td>
        <td valign="top">
          <h3>SOA によるビジネス ケイパビリティの実現</h3>
          <p>SOA インフラストラクチャでビジネス ケイパビリティを実現し、IT 環境の可視性を高める方法とテクノロジーについて説明します。</p>
        </td>
      </tr>
      <tr>
        <td colspan="2" style="line-height: 1.3em; border-bottom: 1px dotted  #59758d;"> </td>
      </tr>
      <tr style="padding-top: 5px; padding-bottom: 10px;">
        <td valign="top"> </td>
        <td valign="top">
          <h3>サービス レジストリ: SOA における再利用促進の鍵</h3>
          <p>サービス情報にアクセスするためのファシリティの公開と提供に関する戦略について説明します。</p>
        </td>
      </tr>
      <tr>
        <td colspan="2" style="line-height: 1.3em; border-bottom: 1px dotted  #59758d;"> </td>
      </tr>
      <tr style="padding-top: 5px; padding-bottom: 10px;">
        <td valign="top"> </td>
        <td valign="top">
          <h3>クラウドによって広がる SOA の有効範囲</h3>
          <p>自社運用とクラウドの両方に対応した、新世代の分散型アプリケーションについて解説します。</p>
        </td>
      </tr>
      <tr>
        <td colspan="2" style="line-height: 1.3em; border-bottom: 1px dotted  #59758d;"> </td>
      </tr>
      <tr style="padding-top: 5px; padding-bottom: 10px;">
        <td valign="top"> </td>
        <td valign="top">
          <h3>イベント駆動型アーキテクチャ: 鏡の国の SOA</h3>
          <p>ビジネスに固有のパブリッシュ/サブスクライブの性質、およびその性質が高可用性やフォールト トレランスなどの困難な問題をどのように解決するかについて検討します。</p>
        </td>
      </tr>
      <tr>
        <td colspan="2" style="line-height: 1.3em; border-bottom: 1px dotted  #59758d;"> </td>
      </tr>
      <tr style="padding-top: 5px; padding-bottom: 10px;">
        <td valign="top"> </td>
        <td valign="top">
          <h3>SOA は自らの限界を超えられるか</h3>
          <p>将来のサービス指向システムの課題について説明します。</p>
        </td>
      </tr>
    </table>

  </div>
</td>
<td valign="top">
  <div class="RightAdRail">
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    <div class="BostonPostCard">
      <ContentInclude Identifier="ff603845" runat="server" />
    </div>
  </div>
</td>

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