次の方法で共有


作業項目クエリの共有

作業項目クエリ (チーム エクスプローラーまたは Team System Web Access) は、電子メール メッセージで送信するか、共有できるファイル内に保存することによって共有できます。 作業項目クエリを実行するハイパーリンクをビルドして共有することもできます。 Team Foundation で作業項目を検索するクエリのビルド方法については、「バグ、タスク、およびその他の作業項目の検索」を参照してください。

作業項目クエリが添付された電子メール メッセージを受信した場合は、そのクエリを実行すると、クエリで識別される特定の作業項目を表示できます。 クエリを開いて実行するには、チーム エクスプローラーがインストールされているコンピューターを使用する必要があります。チーム エクスプローラーの接続するサーバーが添付されているクエリで参照するサーバーと異なる場合は、クエリを開くと、チーム エクスプローラーは現在の接続を閉じ、クエリで参照するサーバーとの接続を確立します。

このトピックの内容

  • クエリを電子メール メッセージとして送信する

  • 電子メール メッセージに添付されているクエリを開く

  • チーム エクスプローラーでクエリをファイルとして保存する

  • クエリ構文言語でハイパーリンクをビルドする

必要なアクセス許可

これらの手順を実行するには、読み取りユーザー グループのメンバーであるか、または [このノードの作業項目を表示します] のアクセス許可が、添付されているクエリで参照するチーム プロジェクトに対して [許可] に設定されている必要があります。 その他の制限が適用される場合があります。 詳細については、「作業項目クエリに対するアクセス許可の整理および設定」および「Team Foundation Server のアクセス許可」を参照してください。

クエリを電子メール メッセージとして送信する

クエリをコピーして電子メール アプリケーションで送信するには

  • 次のいずれかの手順を実行します。

    • Team System Web Access で、送信するクエリを開き、ブラウザーのアドレス バーの URL をコピーします。

    • (Office Outlook が構成されている場合) チーム エクスプローラーで、送信するクエリを右クリックし、クエリで開く [Microsoft Outlook に送信] をクリックします。 

    • 電子メール アプリケーションで、電子メール メッセージを作成し、クエリを貼り付けます。

    • チーム エクスプローラーで、送信するクエリを右クリックし、[コピー] をクリックします。電子メール アプリケーションで、電子メール メッセージを作成し、クエリを貼り付けます。

電子メール メッセージに添付されているクエリを開く

電子メールで送信されたクエリを開くには

  1. チーム エクスプローラーがインストールされたコンピューターで、電子メール プログラムを使用して、クエリが添付されているメッセージを開きます。

  2. Office Outlook を使用している場合は、添付ファイルをダブルクリックして開くことができます。 別の電子メール プログラムを使用していて、添付ファイルを開く方法が不明な場合は、電子メール プログラムのヘルプを参照してください。

    クエリがチーム エクスプローラーで実行されて、結果が表示されます。

  3. (省略可能) 後で使用するためにクエリを保存する場合は、[ファイル] メニューの [名前を付けて QueryName.wiq [エディター] を保存] をクリックします。

    詳細については、「作業項目クエリの保存、コピー、名前変更、および削除」を参照してください。

チーム エクスプローラーでクエリをファイルとして保存する

チーム エクスプローラーでクエリをファイルとして保存するには

  1. チーム エクスプローラーで、送信するクエリを右クリックして [クエリの編集] をクリックします。

  2. [ファイル] メニューの [名前を付けて QueryName [エディター] を保存] をクリックします。

    クエリは .wiq というファイル拡張子で保存されます。

  3. [クエリの種類と保存場所を選択します][ファイル] をクリックします。

    クエリ ファイルを既定の場所ではなくフォルダーに保存する場合は、[参照] をクリックし、フォルダーを指定します。

  4. [保存] をクリックします。

    保存したファイルは、電子メール メッセージへの添付、共有フォルダーへのコピー、メモ帳などのテキスト エディターでの変更を行うことができます。

クエリ構文言語でハイパーリンクをビルドする

クエリを実行するハイパーリンクを作成するには

  1. 次のテンプレートのいずれかと一致するリンクを作成します。

    Team System Web Access

    http://ServerName:Port/Path/web/q.aspx?pname=Project&wiql=WorkItemQueryLanguage

    例:

    http://AdventureWorks:8080/tfs/web/q.aspx?pname=AdventureWorksProject&wiql==SELECT [System.ID], [System.Title], [System.State] FROM WorkItems WHERE [System.TeamProject]='AdventureWorksProject' AND [System.WorkItemType]='Bug' AND [System.FoundIn]='9.0.30304' http://Server1:8091/tfs/web/wi.aspx?id=9035

    チーム エクスプローラー

    http://ServerName:Port/Path/q.aspx?pname=Project&wiql=WorkItemQueryLanguage

    例:

    http://AdventureWorks:8080/q.aspx?pname=AdventureWorksProject&wiql==SELECT [System.ID], [System.Title], [System.State] FROM WorkItems WHERE [System.TeamProject]='AdventureWorksProject' AND [System.WorkItemType]='Bug' AND [System.FoundIn]='9.0.30304'

    それぞれの文字について以下に説明します。

    • ServerName には、Team Foundation Server を実行しているサーバーの名前を指定します。

    • Port には、Team Foundation Server で使用しているポートを指定します。 既定値は 8080 です。

    • Path には、Team Foundation Server がインストールされているディレクトリの場所を指定します。

      注意

      Team System Web Access は、Team Foundation Server をインストールしたディレクトリの下にある "web" という名前のサブディレクトリにインストールされています。

    • Project には、クエリの対象であるチーム プロジェクトの名前を指定します。

    • WorkItemQueryLanguage は、作業項目をプログラムによって照会する場合に使用できる、SQL に似た言語です。

    前の例では、URL により、AdventureWorks サーバー上でポート 8080 を使用した AdventureWorksProject プロジェクトに対するクエリが実行され、ビルド番号 9.0.30304 のすべてのバグの ID、タイトルおよび状態が返されます。

    注意

    作業項目クエリ言語に慣れていない場合は、新しいクエリや既存のクエリを .wiq ファイルとして保存することで、例を作成できます。 具体的な手順については、「チーム エクスプローラーでクエリをファイルとして保存する」を参照してください。 その後で、ファイルをメモ帳などのテキスト エディターで開いて、必要に応じてクエリ言語を変更し、ハイパーリンクにコピーします。 クエリ構文言語の詳細については、Microsoft Web サイトの「Work Item Query Language (作業項目クエリ言語)」を参照してください。

  2. ハイパーリンクを、電子メール メッセージにコピーするか、Web ページまたはソフトウェア アプリケーション フォーム上でエンコードすることで共有します。

参照

処理手順

作業項目クエリの保存、コピー、名前変更、および削除

作業項目クエリに対するアクセス許可の整理および設定

作業項目を共有する

概念

バグ、タスク、およびその他の作業項目の検索

その他の技術情報

チーム メンバー間での作業項目およびクエリの共有