Visual Studio 2008 Service Pack 1 および .NET Framework 3.5 Service Pack 1更新日: 2008 年 10 月 30 日 はじめに Visual Studio 2008 および .NET Framework 3.5 により、開発者は最高品質のリッチなユーザー エクスペリエンスを提供する接続型アプリケーションを迅速に作成できます。また、あらゆる規模の組織において、Windows Vista™、SQL Server、Microsoft 2007 Office システム、および Web に最適化され、セキュリティおよび信頼性に優れた、管理しやすいアプリケーションをすばやく作成することが可能になります。 マイクロソフトは、Visual Studio 2008 Service Pack 1 (SP1) および .NET Framework 3.5 SP1 で市場をリードする開発ツールおよび開発プラットフォームに投資し続けています。SP1 では、お客様やパートナーからのフィードバックと社内テストの中で見つかった問題が解決されています。このサービス パックは、応答性、安定性、およびパフォーマンスの向上をお客様に提供します。 概要 .NET ベースの Windows アプリケーション開発は、Windows Presentation Foundation (WPF) デザイナのパフォーマンス向上と、Visual Basic および Visual C++用のコンポーネントの更新 (MFC ベースの Office 2007 リボンなど) の恩恵を受けています。Web 開発機能の強化には、クライアント側スクリプト ツールの拡張 (JavaScript IntelliSense) などが含まれます。IDE のパフォーマンス向上に加えて、SP1 では SQL Server 2008 および ADO.NET Entity Framework を完全にサポートしています。 .NET Framework 3.5 Service Pack 1 (SP1) は、よりきめ細かな制御、効率化されたセットアップ、起動時のパフォーマンスの向上、クライアント開発と豊富なデータの基盤となる強力な新しいグラフィック機能、強化された AJAX のサポート、および Web 開発を対象としたその他の機能強化を提供します。また、ADO.NET Entity Framework と ADO.NET Data Services も導入されています。これらの機能によって、あらゆるデータ ソースのデータに適用できる、拡張可能な概念モデルが提供され、このモデルにビジネス要件を正確に反映できるようになるため、アプリケーションのデータ アクセス コードが簡潔になります。 Visual Studio 2008 SP1 の機能 - WPF デザイナの強化
- SQL Server 2008 のサポート
- ADO.NET Entity デザイナ
- Visual Basic および Visual C++ コンポーネントとツール (MFC ベースの Office 2007 スタイル "リボン" など)
- バージョンの管理の操作性とパフォーマンスに関するお客様からのフィードバックに対応する Visual Studio Team System Team Foundation Server (TFS)、電子メールと作業項目トラッキングの統合、SQL Server 2008 でのホスティングの完全なサポート
- より多彩な JavaScript サポート、強化された AJAX およびデータ ツール、ならびに Web サイト配置機能の向上
.NET Framework 3.5 SP1 の機能 - WPF ベースのアプリケーションにおける 20 ~ 45% のパフォーマンスの向上 (コードに変更を加える必要はありません)
- データおよびサービスにアクセスする方法を開発者がよりきめ細かく制御できる WCF の機能強化
- クライアント アプリケーションのインストール手順の効率化
- ADO.NET Entity Framework、ADO.NET Data Services、SQL Server 2008 で提供される新機能のサポートなど、データ プラットフォーム分野での機能強化
詳細情報 WPF およびビジュアル デザイナの機能強化 コードを変更する必要なく、コールド起動のパフォーマンスがアプリケーションのサイズに応じて 20 ~ 45% 向上します。 テキスト、グラフィック、およびメディアに関する WPF の機能が追加されたことにより、パフォーマンスが向上します。たとえば、DropShadow や Blur などの効果はソフトウェア レンダリングを使用して実装されていましたが、SP1 ではハードウェア アクセラレーションを使用して実装されるようになりました。他には次のような変更が導入されています。 - 特に Visual および DrawingBrush を使用した場合、テキストの表示が非常に高速になります。
- コンテナの再利用によるスクロール機能の向上や、ツリー ビューの仮想化によるワーキング セットの機能強化が提供されます。
- WriteableBitmap が大幅に強化されたことにより、ソフトウェアの画面からリアルタイムでビットマップを更新できます。
- デザイナではプロパティ グリッド内でコントロール イベントに関するイベント タブをサポートしています。
- ソース モードでのツールボックスのサポートが提供されます。
.NET Framework 3.5 SP1 の最適化されたクライアント ランタイム SP1 は、.NET ベースのクライアント アプリケーションに最適化された .NET Framework インストール バージョンです。この最適化されたランタイムのサイズは 28 MB 未満です。 ADO.NET の新しいデータ機能 ADO.Net Entity Framework ADO.NET Entity Framework は、ADO.NET の進化形です。プログラマがより抽象的なレベルでデータを操作できるようになるため、アプリケーション コードに重大な影響を与えずに、データベース構造やデータソースを展開できます。 ADO.NET Entity Framework を使用すると、行や列に対してコードを記述するのではなく、リレーショナル データに対して、より抽象的な Entity Data Model を定義し、その後にこのモデルに従ってプログラムを作成できます。開発者は、アプリケーションにとって意味のある形式でデータを操作できるようになります。これらのデータは、継承、複合型、明示的なリレーションシップなど、より多彩な概念を使用した形式で表現できます。 Entity Framework の LINQ to Entities をクエリに使用すると、厳密に型指定されたデータ オブジェクトやビジネス エンティティを取得または操作するコードを作成し、容易に管理できるようになります。 ADO.NET Data Services Microsoft ADO.NET Data Services フレームワークでは、次世代の動的なインターネット アプリケーションを開発するための、非常に優れたインフラストラクチャが提供されます。このフレームワークを使用することによって、REST ベースのデータ サービスとしてデータを公開し、企業ネットワーク内のクライアント アプリケーション (ASP.NET、AJAX、Silverlight など) で、これらのデータを使用できます。包括的な一連の Microsoft .NET ライブラリとクライアント コンポーネントを使用し、同一の URI 構文を使用してデータにアクセスし、標準的な HTTP 動詞を使用してリソースを操作するアプリケーションを容易に構築できます。 ADO.NET Data Services では、ADO.NET Entity Framework の組み込みのサポートを使用する、Microsoft SQL Server、MySQL、DB2、Oracle などのリレーショナル データ サービスに対応したデータ サービスを構築するためのフレームワークが提供されます。また、プラグ可能なプロバイダ モデルを使用する非リレーショナル データ ソースに対応したデータ サービスを構築するためのフレームワークも提供されます。 TFS の機能強化 Visual Studio Team System 2008 Team Foundation では、さまざまな機能強化が提供されます。 バージョン管理 - 単純化されたユーザー エクスペリエンスが提供されます。[ソース管理に追加] ダイアログ ボックスが使いやすくなり、ソース管理エクスプローラでドラッグ アンド ドロップがサポートされるようになりました。[ワークスペース] ダイアログ ボックスを使用した作業フォルダのマッピングが大幅に容易になりました。
- ソリューションによって管理されていないファイルが、バージョン管理で自動的にサポートされるようになりました。
- チェックイン日時を表示する新しい列、ローカル パスでのハイパーリンクのサポート、ソースの場所を表す編集可能なフィールドなど、ソース管理エクスプローラにさまざまな変更が加えられました。
作業項目トラッキング - 標準的な Office “リボン” を使用することにより、Microsoft Office 2007 との統合が実現されました。これにより、さまざまな Microsoft Office 2007 製品と統合された機能がより明確になり、使いやすくなりました。
- 作業項目の変更と Team System Web Access へのリンクを電子メールで送信できるようになったことにより、開発ライフ サイクルにおいて電子メールを使いやすくなりました。
Visual SourceSafe 移行ツール - パフォーマンスと信頼性に関する多くの機能強化によって、移行ツールが大幅に強化されました。SP1 では、名前空間の競合が解消され、ソリューションの自動的な再バインドがサポートされるようになりました。さらに、タイムスタンプの一貫性が向上し、ログに記録できる移行情報の量が増加しました。
その他の機能 - SQL Server 2008 を Team Foundation Server と併用できます。
- Team System Web Access で、作業項目とチェックイン電子メールへの “ライブ” リンクが提供されます。これにより、チーム エクスプローラを使用しないユーザーのカスタマ エクスペリエンスが向上します。
- スクリプトを使用してチーム プロジェクトを作成できます。
パフォーマンスとスケーラビリティ - SP1 で最も重視された点は、Team Foundation Server のパフォーマンスとスケーラビリティの向上です。たとえば、Active Directory との同期速度が向上したこと、同時実行されるチェックイン動作が強化されたこと、ソース ツリーの分岐を作成する処理が高速になったこと、オンラインでのインデックスの再構築によってメンテナンス時のダウンタイムが短縮されたこと、非常に大規模なチェックインのサポートが強化されたことなどが挙げられます。
- サーバーでサポートできるプロジェクト数が増加したことにより、サーバーのスケーラビリティが向上しただけでなく、多数のプロジェクトが管理されているサーバーに接続したときのクライアントの操作性が向上しました。
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