ドライバー プロジェクトの Stampinf プロパティ

Stampinf ツール用のプロパティを設定します。 ドライバーをビルドするときに、Stampinf を使って共通の INF ファイル ディレクティブと INX ファイル ディレクティブを更新できます。

ドライバー プロジェクトの Stampinf プロパティの設定

  1. ドライバー プロジェクトのプロパティ ページを開きます。ソリューション エクスプローラーでドライバー プロジェクトを右クリックして、[プロパティ] をクリックします。
  2. ドライバー プロジェクトのプロパティ ページで、[構成プロパティ][Stampinf] (Stampinf) の順にクリックします。
  3. プロジェクトのプロパティを設定します。

このプロパティ ページをプロジェクトに追加して、ビルド プロセス中に Stampinf を実行できるようにする方法については、「WDK と Visual Studio のビルド環境」と「Stampinf タスク」をご覧ください。

Stampinf のオプション説明

Enable Architecture (アーキテクチャを有効にする)

INX ファイルで使われている $ARCH$ 変数の置換を有効にします。有効にした場合は、[アーキテクチャ] に指定した値が使われます。 [いいえ] を指定した場合は、$ARCH$ 変数が削除されます。たとえば、"Standard.NT$ARCH$" は "Standard.NT" となります。

アーキテクチャ

INX ファイルで使われている $ARCH$ 変数を置き換える architecture 文字列を指定します。既定値は $(InfArch) で、Visual Studio で現在アクティブな構成を選択するマクロです。 指定できる値は x86x64 です。 この設定は、Stampinf にオプションとして -a [architecture] を指定するのと同じです。

Enable VersionStamp (VersionStamp を有効にする)

バージョンのタイム スタンプを有効にします。有効にした場合、[Driver Version Number] (ドライバーのバージョン番号) を空にすることはできません。[Driver Version Number] (ドライバーのバージョン番号) は、バージョン番号の INF DriverVer directive に書き込まれる時刻を指定します。有効にしない場合は、[Driver Version Number] (ドライバーのバージョン番号) の下にある、このオプションの既定の動作の説明をご覧ください。

Driver Version Number (ドライバーのバージョン番号)

バージョン番号の INF DriverVer directive に書き込まれる時刻を指定します。時刻の書式は hours.minutes.seconds.milliseconds (11.30.20.15 など) です。このオプションはドライバーのバージョン番号を増やす方法として便利であり、開発時に重宝します。この設定は、Stampinf にオプションとして -v [ time | *] を指定するのと同じです。

現在の時刻を使うには、このパラメーターと共にアスタリスク (*) を指定します。

Default behavior:

[Driver Version Number] (ドライバーのバージョン番号) を指定しない場合、または [Enable VersionStamp] (VersionStamp を有効にする)[いいえ] か指定されていない場合、Stampinf は次のバージョン番号値のいずれかを使います。

  • STAMPINF_VERSION 環境変数が設定されていると、Stampinf はこの環境変数で指定されているバージョン番号値を使います。

  • STAMPINF_VERSION 環境変数が指定されていないと、Stampinf は ntverp.h ファイルからバージョン番号を抽出します。

  既定では、STAMPINF_VERSION 環境変数は、システム環境変数として設定しない限り、ドライバーをビルドするときに設定されません。この環境変数を Visual Studio のビルド環境で指定するには、 「ビルドで環境変数を使用する方法」をご覧ください。

Enable DateStamp (DateStamp を有効にする)

日付スタンプを有効にします。有効にした場合、[Driver Version Directive Date] (ドライバー バージョン ディレクティブ日付) を空にすることはできません。 有効にしない場合は、[Driver Version Directive Date] (ドライバー バージョン ディレクティブ日付) の下にある、このオプションの既定の動作の説明をご覧ください。

Driver Version Directive Date (ドライバー バージョン ディレクティブ日付)

INF DriverVer directive に書き込まれる日付を指定します。日付の書式は month/date/year ( 10/20/2011 など) です。

現在の日付を使うには、このパラメーターと共にアスタリスク (*) を指定します。

Default behavior:

[Driver Version Directive Date] (ドライバー バージョン ディレクティブ日付) パラメーターを指定しない場合、または [Enable DateStamp] (DateStamp を有効にする)[いいえ] か指定されていない場合、Stampinf は次の日付値のいずれかを使います。

  • STAMPINF_DATE 環境変数が設定されていると、Stampinf はこの環境変数で指定されている日付値を使います。

  • STAMPINF_DATE 環境変数が指定されていないと、Stampinf は現在の日付を使います。

この設定は、Stampinf にオプションとして -d [date|*] を指定するのと同じです。

  既定では、STAMPINF_DATE 環境変数は、システム環境変数として設定しない限り、ドライバーをビルドするときに設定されません。この環境変数を Visual Studio のビルド環境で指定するには、 「ビルドで環境変数を使用する方法」をご覧ください。

Driver Version Directive Section (ドライバー バージョン ディレクティブ セクション)

INF DriverVer directive を置く INF セクションを指定します。このディレクティブの既定の場所は、INF Version section です。

この設定は、Stampinf にオプションとして -s section を指定するのと同じです。

KMDF Version Number (KMDF のバージョン番号)

このドライバーが依存する KMDF のバージョンを指定します。 これは、INF ファイル内の KmdfLibraryVersion と KMDF 共同インストーラー名をカスタマイズするために使われます。このオプションは、INF ファイル内の $KMDFVERSION$ キーワードと $KMDFCOINSTALLERVERSION$ キーワードを置き換えます。この文字列の書式は次のようになります。

<major_version>.<minor_version>

たとえば、バージョン文字列として 1.5 を指定すると、1 つのキーワードに値 1.5 が使われ、もう 1 つのキーワードに 01005 が使われます。

この設定は、Stampinf にオプションとして -k KMDFversion を指定するのと同じです。

UMDF Version Number (UMDF のバージョン番号)

このドライバーが依存する UMDF の version を指定します。 このオプションは、INF ファイル内の UmdfLibraryVersion と UMDF 共同インストーラー名を指定するために使われます。指定した version は、INF ファイル内の $UMDFVERSION$ キーワードと $UMDFCOINSTALLERVERSION$ キーワードを置き換えます。version 文字列の書式は次のようになります。

<major_version>.<minor_version>.<service_version>

(<service_version> は通常ゼロ)

たとえば、バージョン文字列として 1.5.0 を指定すると、メジャー キーワードに値 1.5.0 が使われ、マイナー キーワードに 01005 が使われます。

この設定は、Stampinf にオプションとして -u UMDFversion を指定するのと同じです。

Catalog File Name (カタログ ファイル名)

INF Version sectionCatalogFile ディレクティブに書き込まれる値を指定します。既定では、CatalogFile ディレクティブは書き込まれません。

この設定は、Stampinf にオプションとして -c catalogfile を指定するのと同じです。

詳細

詳細な Stampinf 出力を示します。

この設定は、Stampinf のオプションに -n を指定するのと同じです。

Version Header Path (バージョン ヘッダー パス)

Ntverp.h ファイルの場所を指定します。 このパスは、Ntverp.h が含まれるディレクトリの 完全修飾された場所を表します。

この設定は、Stampinf にオプションとして -i path を指定するのと同じです。

 

関連トピック

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WDK と Visual Studio のビルド環境
Stampinf タスク
ビルドで環境変数を使用する方法

 

 

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