ネットワーク ドライバーの新機能

Windows Vista では、ネットワーク ドライバー用の完全に新しいモデルがサポートされており、ネットワーク ドライバー用の大幅に強化された機能と新機能が多数含まれています。主な追加項目は次のとおりです。

  • 新しい Network Driver Interface Specification (NDIS) バージョン 6.0

  • ネイティブ 802.11 ワイヤレス LAN

  • ネットワーク モジュール レジスタ

  • Winsock カーネル

  • Windows フィルタリング プラットフォーム

NDIS 6.0

Windows Vista には、Network Driver Interface Specification (NDIS) のバージョン 6.0 が含まれています。

次の NDIS 6.0 機能でパフォーマンスとスケーラビリティが向上しています。

  • NET_BUFFER データ パッケージ

  • 送受信パスの強化

  • 実行時の再構成機能の拡張

  • スキャッター/ギャザー DMA サポートの強化

  • 効率的なフィルター ドライバー

  • Receive Side Scaling

次の NDIS 6.0 機能を使うと、ドライバーの設計を簡単に行うことができます。

  • より簡単な初期化

  • バージョン付きのインターフェイス

  • リセット処理の簡素化

  • NDIS インターフェイス サービス

  • 簡単に記述できるフィルター ドライバー

NDIS 6.0 について詳しくは、「NDIS 6.0 について」をご覧ください。

ネイティブ 802.11 ワイヤレス LAN

Windows Vista では、802.11 ワイヤレス LAN (WLAN) デバイス用の一新されたドライバー モデルがサポートされています。この新しいドライバー モデルは、ネイティブ 802.11 と呼ばれ、次のサポートを提供します。

  • 802.11 メディア アクセス制御 (MAC) サービス データ ユニット (MSDU) パケットと MAC 管理プロトコル データ ユニット (MMPDU) フレームの送受信。

  • 要求の設定とクエリを目的とした、ネイティブ 802.11 オブジェクト識別子 (OID) を使った 802.11 管理情報ベース (MIB) オブジェクトへのアクセス。

  • オペレーティング システムの 802.11 機能の拡張 (暗号と認証アルゴリズムの交換や追加など)。

ネイティブ 802.11 について詳しくは、「ネイティブ 802.11 ワイヤレス LAN」をご覧ください。

ネットワーク モジュール レジスタ

ネットワーク モジュール レジスタ (NMR) は、ネットワーク モジュールどうしのアタッチを容易にするオペレーティング システム モジュールです。各ネットワーク モジュールは、NMR にネットワーク モジュール自体を登録して、ネットワーク モジュールを説明する特性を指定します。NMR は、相互にアタッチできる登録済みのネットワーク モジュールのペア間でアタッチメントを開始します。ネットワーク モジュールは、アタッチ状態になった後、NMR とは関係なく相互に作用できます。また、NMR では、ネットワーク モジュールのいずれかが NMR との登録を解除したときに、ネットワーク モジュールのアタッチされたペアのデタッチも簡単に行うことができます。

NMR について詳しくは、「ネットワーク モジュール レジスタ」をご覧ください。

Winsock カーネル

Winsock カーネルは、カーネル モードのネットワーク ソケットをサポートしています。WSK には、ユーザー モードの Windows Sockets 2 と類似したインターフェイスがあります。WSK インターフェイスでは、ソケットの作成、バインド、接続の確立、データ転送の送受信などのおなじみのソケット操作がサポートされています。また、WSK では、パフォーマンスを向上するために、IRP とイベント コールバックを使った非同期 I/O もサポートされています。

WSK について詳しくは、「Winsock カーネル」をご覧ください。

Windows フィルタリング プラットフォーム

Windows フィルタリング プラットフォーム コールアウト ドライバーでは、標準のフィルタリング機能の範囲を超える方法でネットワーク データを調べて処理することにより、Windows フィルタリング プラットフォームの機能を拡張しています。コールアウト ドライバーは、通常、詳細な検査、パケットの変更、ストリームの変更、データのログ記録などのタスクに使われます。

WFP コールアウト ドライバーについて詳しくは、「Windows フィルタリング プラットフォーム コールアウト ドライバー」をご覧ください。

IP ヘルパー

一連の新しい API を使って、ローカル コンピューターで TCP/IP トランスポートの構成設定を取得、変更できますカーネル モードとユーザー モードの両方の API を利用でき、それらは同じように機能します。ユーザー モードの API の説明については、Microsoft Windows SDK ドキュメントをご覧ください。

詳しくは、「IP ヘルパー」をご覧ください。

 

 

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