Windows ADK for Windows 8.1 の新機能

Windows ADK リリースには評価と展開のシナリオを向上させるために新たに更新された機能が含まれています。新しい Windows アセスメントでは、ハードウェアとソフトウェアのエンド ツー エンドのエクスペリエンスに追加のビューを提供します。

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Warning警告
既定では、Windows 8.1 用の Windows ADK は、%PROGRAMFILES(x86)%\Windows Kits\8.1\Assessment and Deployment Kit にインストールされます。

インストール パスで、以前の 8.0 リリースは 8.1 にバージョンが更新されます。Windows 8.1 展開の既存の自動化を使う場合は、自動化のパスを更新する必要があります。

以下では、Windows 8.1 用の Windows ADK の新機能と変更された機能について説明します。

Windows 8.1 Update の変更点

Windows 8.1 の変更点

Windows 8.1 Update は、MSU ファイルとして OEM 向けにリリースされており、実行中の Windows インストールやオフライン Windows イメージにインストールできます。詳しくは、「OEM 用の Windows 8.1 Update のインストール」をご覧ください。

Windows 8.1 Update の新機能です。デバイスの起動と Windows の実行を .wim ファイルから直接行うように、デバイスを構成できます。これには次のようないくつかの利点があります。

  • Windows を小容量のソリッド ステート ドライブ上で実行できます。

  • ユーザーが使うことがでる空きディスク領域が増えます。

  • OEM での製造にかかる時間が短縮されます。

WIMBoot をサポートするためには、Windows PE と DISM のバージョンを更新する必要があります。カスタマイズされた PC のリカバリーの構成ファイルを使う場合は、それらのファイルを更新する必要があります。次の関連トピックをご覧ください。

WIMBoot イメージの作成と展開:

DISM のコマンド ライン オプション:

Windows RE の更新:

Windows アセスメント

Windows パフォーマンス ツールキット

展開ツール

Windows Preinstallation Environment 5.x

Application Compatibility Toolkit

ユーザー状態移行ツール

ボリューム ライセンス認証管理ツール

Windows アセスメントを使うと、実行中のオペレーティング システムや機能のセットのパフォーマンス、信頼性、機能を評価し、問題を診断したり改善したりできます。Windows 8.1 には、次のような新機能があります。

  • コネクト スタンバイ評価

    バッテリの寿命ジョブの一環として、コネクト スタンバイ評価では、コネクト スタンバイ状態にあるシステムのバッテリ寿命に対してソフトウェアとデバイスが及ぼす影響を計測します。詳しくは、「コネクト スタンバイ」をご覧ください。

  • ローカル ビデオ再生評価

    ローカル ビデオ再生評価は、全画面表示でビデオを再生している間のシステムのパフォーマンスとバッテリの寿命を計測します。詳しくは、「ローカル ビデオ再生」をご覧ください。

  • Windows ストア アプリのパフォーマンス評価

    Windows ストア アプリのパフォーマンス評価は、ユーザー エクスペリエンスの改善のためにアプリを最適化するときに役立ちます。この評価では、アプリが開く速度や、PC で消費されるリソースの量を計測します。詳しくは、「Windows ストア アプリのパフォーマンス」をご覧ください。

  • Internet Explorer に対するセキュリティ ソフトウェアの影響評価

    Internet Explorer に対するセキュリティ ソフトウェアの影響評価では、Internet Explorer の表示時間、CPU 時間、リソースの使用率に対するセキュリティ ソフトウェアの影響を計測します。 詳しくは、「Internet Explorer に対するセキュリティ ソフトウェアの影響評価」をご覧ください。

  • 結果の違いの強調表示

    このバージョンの Windows Assessment Console で 2 つ以上の結果を比較すると、向上した点を識別しやすくなるように、一部の主要なメトリックでの差異が強調表示されます。詳しくは、「結果の比較」をご覧ください。

  • 非同期の分析

    このバージョンの Windows 評価ツールキットでジョブまたは評価を実行するときに、完全な分析を実行せずにデータを収集することもできます。その後、いつでも、Windows ADK がインストールされている任意の PC 上で、完全な分析を実行できます。PC のアーキテクチャが異なっていてもかまいません。完全な分析は、複数回実行することもできます。たとえば、x86 ベースのタブレット上でジョブまたは評価を実行してから、Windows アセスメント サーバーを実行している x64 ベースの PC 上で完全な分析を実行できます。PC のシンボルを更新した場合は、より正確な情報を取得するために、完全な分析をもう一度実行できます。

    Windows Assessment Console での非同期分析について詳しくは、「別のデバイスで結果を分析する」をご覧ください。

    Windows Assessment Services での非同期分析について詳しくは、「Windows Assessment Services のステップ バイ ステップ ガイド」をご覧ください。

    非同期分析は、すべての評価で利用できるわけではありません。

詳しくは、Windows 評価ツールキットのテクニカル リファレンスWindows Assessment Services のテクニカル リファレンスをご覧ください。

Windows パフォーマンス アナライザー (WPA) は、Windows パフォーマンス レコーダーと Windows Assessment Console からのトレースをグラフや表として視覚化し、システムとアプリケーションのパフォーマンスを分析できるようにします。WPA には次の新機能があります。

  • 1 つのセッションでの複数のトレースのサポート

  • 比較分析ビュー

  • トレースでの重要な期間を強調表示できる、関心のある領域

  • 新しいコマンド ライン ベースのエクスポート ツール

  • Windows ストア アプリ分析のサポート

  • .NET 4.5 の System.Diagnostics.Tracing.EventSource クラスを介して発生するイベントのインストルメンテーションのサポート

Windows パフォーマンス レコーダー (WPR) は、WPA を使って解析できるシステム イベントを記録するために使うことができるパフォーマンス ツールです。WPR には次の新機能があります。

  • トレースの記録後、[WPA で開く] ボタンをクリックして、すぐに WPA でトレースを開けるようになりました。

詳しくは、Windows パフォーマンス ツールキットのテクニカル リファレンスをご覧ください。

展開ツールでは、Windows イメージをカスタマイズ、管理、展開できます。展開ツールを使って Windows の展開を自動化すると、ユーザーの操作なしで Windows セットアップを実行できます。展開ツールには、展開イメージのサービスと管理 (DISM) コマンド ライン ツール、DISM PowerShell コマンドレット、DISM API、Windows システム イメージ マネージャー (Windows SIM)、OSCDIMG があります。

詳しくは、展開ツールのテクニカル リファレンスをご覧ください。

DISM ツールは、Windows イメージのキャプチャと展開をサポートします。

  • ホスト プラットフォームとターゲット イメージとして、Windows 8.1、Windows Server 2012 R2、Windows PE 5.0 がサポートされています。

  • Windows Vista は、ホスト プラットフォームまたはターゲット イメージとしてサポートされなくなりました。

  • Windows Server 2008 SP2 は、限られた機能のホスト プラットフォームとしてのみサポートされています。

  • すべての高度なイメージ管理機能 (たとえば、適用、キャプチャ、エクスポート) は、Windows PowerShell で DISM モジュールを使ってサポートされています。

詳しくは、展開イメージのサービスと管理 (DISM) のテクニカル リファレンスをご覧ください。

更新された Windows 言語パックの識別子には、次のようなものがあります。

  • セルビア語の言語パック識別子は sr-Latn-CS から sr-Latn-RS に変更されています。

  • セルビア語 (キリル) の言語インターフェイス パック識別子は sr-Cyrl-cs から sr-Cyrl-RS に変更されています。

更新された Windows 言語パックの既定値には、次のようなものがあります。

  • ビルマ語 - ミャンマー

  • グアラニー語 - パラグアイ

  • ジャワ文字 (ラテン) - インドネシア

  • ラトビア語 - ラトビア

  • モンゴル語 (モンゴル文字) - モンゴル

  • モンゴル語 (モンゴル文字) - 中国

  • ンコ文字 - ギニア

  • ショナ語 - ジンバブエ

  • 標準モロッコ タマジット語 - モロッコ

  • 中央アトラス タマジット語 (ラテン) - アルジェリア

  • タタール語 - ロシア

  • チベット語 - 中国

  • ウルドゥー語 - インド

更新された Windows 言語パックの既定の入力ロケールには、次のようなものがあります。

  • アゼルバイジャン語 (標準)

  • ブギス文字

  • 中央アトラス タマジット語

  • フサルク

  • ゴート文字

  • グアラニー語

  • ジャワ文字

  • ラトビア語 (標準)

  • オル チキ文字

  • 古代イタリア文字

  • オスマニア文字

  • ソーラー語

  • タタール語

  • チベット語 (中国)

  • 伝統的なモンゴル文字 (標準)

    詳しくは、「言語パックと展開」をご覧ください。

Windows 8.1 では、Sysprep ユーザー インターフェイスは推奨されなくなりました。Sysprep UI はこのリリースでは引き続きサポートされますが、今後のリリースでは削除される可能性があります。Windows 展開ワークフローを更新して Sysprep コマンド ラインを使うことをお勧めします。詳しくは、システム準備 (Sysprep) のテクニカル リファレンスをご覧ください。

Windows プレインストール環境 (Windows Preinstallation Environment) (Windows PE/WinPE) は、コンピューターで Windows のインストールと操作を行えるように準備するための最小限のオペレーティング システムです。バージョン 5.0 での更新には、次のようなものがあります。

  • LaunchApps: [AppPath] フィールドで、コードに [AppPath]="" が必要ではなくなりました。そのため、引用符を含むファイル パスを使うことができます。

  • スクラッチ領域: スクラッチ領域の既定の容量は、RAM が 1 GB を超える PC の場合 512 MB です。

  • DISM: Windows Vista または Windows Server 2008 のイメージはサポートされていません。

  • メモリ: サポートされる最大量は、x86 で 64 GB、×64 で 4 TB です。

バージョン 5.1 での更新には、次のようなものがあります。

  • DISM: WIMBoot コマンドをサポートします。

noteメモ
Windows PE 5.1 イメージを構築するには、「WinPE 5.0 から WinPE 5.1 への更新」をご覧ください。

詳しくは、Windows PE のテクニカル リファレンスをご覧ください。

  • Windows RE ツールの更新されたバージョン (Windows 8.1 Update メディアの winre.wim) は、隠しファイルとしてマークされています。これらのファイルをコピーするには、/h を指定して xcopy を使います。

  • Windows RE の基本イメージに、オプション コンポーネントである WinPE-StorageWMI が加わりました。他のオプション コンポーネントと同じように、多言語展開で WinPE-StorageWMI を使う場合は、言語パックが必要です。詳しくは、「Windows RE のカスタマイズ」をご覧ください。

  • Reagentc /enable /osguid コマンドを使って、Windows PE を通じて Windows RE を有効にすることができるようになりました。

  • ハード ドライブの領域を節約するために、PC のリカバリーのイメージを新しいファイル形式 (.esd) に圧縮できます。詳しくは、「Windows 回復環境 (Windows RE) テクニカル リファレンス」をご覧ください。

  • Windows RE は、specialize 構成パスの完了後、自動的に有効になります (Windows 8 では、OOBE の完了後に Windows RE が有効になっていました)。

  • Windows 8.1 のアップグレードは、以前の Windows アップグレード シナリオとは異なります。詳しくは、OEM 用の Windows 8.1 アップグレード シナリオに関するページをご覧ください。

  • ほとんどのエディションの Windows 8.1 への自動アップグレードに、Windows セットアップを使うことはできません。

    Windows のボリューム ライセンスのエディションでは、アップグレードを行うことができるように、新しいコマンド ライン オプションの setup /auto が追加されました。このオプションは Windows 8.1 へのアップグレードだけに使う予定であり、Windows の将来のバージョンでは削除される場合があることに注意してください。

  • Windows 8.1 と Windows 8 には、/busparams/netdebug というデバッグ オプションがあります。また、ファームウェアのブート順序を設定する /addbootmgrlast というオプションもあります。

Application Compatibility Toolkit (ACT) を使うと、IT 担当者は、新しいバージョンの Windows や新しいバージョンの Internet Explorer を展開する前に、アプリケーションの互換性を評価し、その問題を軽減することができます。

このリリースの ACT では、新たに導入された機能や変更された機能はありません。

詳しくは、Application Compatibility Toolkit のテクニカル リファレンスをご覧ください。

ユーザー状態移行ツール (USMT) を使うと、IT 担当者は、Windows の以前のインストールから新しいインストールにユーザー データを移行できます。

このリリースの USMT では、新たに導入された機能や変更された機能はありません。

詳しくは、ユーザー状態移行ツールのテクニカル リファレンスをご覧ください。

ボリューム ライセンス認証管理ツール (VAMT) を使うと、IT 担当者は、Windows®、Windows Server®、Microsoft® Office 2010 のライセンス認証処理を自動化し、一元的に管理できます。 VAMT にはいくつかのバグ修正が含まれ、Windows 8.1、Windows Server 2012 R2、Office 2013 がサポートされるようになりました。

詳しくは、ボリューム ライセンス認証管理ツールのテクニカル リファレンスをご覧ください。

関連項目

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