ユーザー資格情報を列挙して取得する方法 (JavaScript と HTML を使った Windows ストア アプリ)

このトピックでは、資格情報保管ボックスに格納されているユーザー資格情報を列挙して取得する方法について説明します。

テクノロジ

手順

ステップ 1: ユーザー資格情報の列挙

列挙できる資格情報のコレクションを返す、2 つのメソッドがあります。passwordVault.findAllByResource メソッドは、特定のアプリに関連付けられている資格情報保管ボックスに格納されている、すべての資格情報を返します。passwordVault.findAllByUserName メソッドは、特定のユーザーのすべての資格情報を返します。

  1. passwordVault オブジェクトを作ります。
  2. passwordVault.findAllByResourcepasswordVault.findAllByUserName を呼び出して、資格情報のコレクションを返します。
  3. 資格情報のコレクションに対する列挙を行うループを作成します。

passwordVault.retrieve メソッドは、既知のユーザーと関連付けによって、特定の資格情報を返します。passwordVault.retrieveAll メソッドは、格納されているすべての資格情報のコレクションを返します。

JJ839731.wedge(ja-jp,WIN.10).gifユーザー資格情報の取得

  1. passwordVault オブジェクトを作ります。
  2. 特定のユーザーとアプリの資格情報を取得するには passwordVault.retrieve を呼び出し、格納されているすべての資格情報のコレクションを取得するには passwordVault.retrieveAll を呼び出します。

ステップ 2: ユーザー資格情報の列挙。

資格情報保管ボックスのサンプルから抜粋した次のコードは、指定されたアプリに関連付けられている資格情報を列挙する方法を示しています。この場合、アプリの名前は "Scenario 2" です。

  try { 
            var vault = new Windows.Security.Credentials.PasswordVault(); 
            var creds = vault.findAllByResource("Scenario 2"); 
 
            for (var j = 0; j < creds.size; j++) { 
                var el = document.createElement('option'); 
                el.text = creds.getAt(i).userName; 
                document.getElementById("Scenario2Users").add(el, 0); 
            } 
       }

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資格情報保管ボックスのサンプル