アプリのアーキテクチャ

Windows ストア アプリのプログラミング オプションについて説明します。

概要

Windows 8 以降では、Windows ストア アプリをプログラミングする場合のオプションが複数あります。

次のうち、任意のプログラミング言語でアプリを作成できます。

  • JavaScript と HTML5
  • C# と Extensible Application Markup Language (XAML)
  • Microsoft Visual Basic と XAML
  • Visual C++ コンポーネント拡張機能 (C++/CX) と XAML
  • C++/CX と Microsoft DirectX

Microsoft Visual Studio と Blend では、これらすべての言語で、設計、開発、デバッグが完全サポートされています。これまでの経験と、開発するアプリの種類によって、アプリに使用する言語を選んでください。

アプリ モデル アーキテクチャ

各プログラミング言語には、対応するアプリ モデルがあります。アプリ モデルとは、実装アーキテクチャを表す一連のファイルと設計パターンです。データ モデルがデータベース設計に対するものであるように、アプリ モデルはアプリケーション設計に対するものです。

各アプリ モデルは、アプリのコード内でのエントリ ポイント、ソリューション内でのファイル レイアウト、プレゼンテーション テクノロジなど、いくつかの特徴で表すことができます。

エントリ ポイント

アプリのエントリ ポイントとは、アプリのコード実行を開始するためにシステムが呼び出す関数またはメソッドを指します。エントリ ポイントは、プログラミング言語によって異なります。既定で、Visual Studio のプロジェクト テンプレートでは、次の表のようにアプリ モデル アーキテクチャが定義されています。これらの既定はかなり自由にカスタマイズできますが、カスタマイズは経験が豊富な開発者のみが試すようにしてください。

この表は、各アプリ モデルのエントリ ポイントとファイルの既定の場所を示しています。

アプリ モデルエントリ ポイントファイルの場所
JavaScriptonactivated 関数js フォルダー内の default.js
C#/Visual BasicOnLaunched メソッドApp.xaml.cs / App.xaml.vb
C++/CX と XAMLOnLaunched メソッドApp.xaml.cpp
C++/CX と Microsoft Direct3Dmain 関数Direct3DApp1.cpp

 

プレゼンテーション テクノロジ

アプリ モデルのプレゼンテーション テクノロジは、アプリの外観を特徴付けます。Windows ストア アプリは、XAML、HTML5、DirectX という 3 つの異なるテクノロジを使って作成できます。この表は、各プレゼンテーション テクノロジと共に使用できるプログラミング言語を示しています。

プログラミング言語プレゼンテーション テクノロジ
C#/Visual BasicXAML
JavaScriptHTML5
C++/CXXAML、DirectX、DirectX と XAML の相互運用機能

 

アセット

Windows ストア アプリに必要なアセットは、Logo.png、SmallLogo.png、SplashScreen.png、StoreLogo.png という名前の 4 つの画像です。

アプリ モデルアセットの場所
JavaScript画像フォルダー
C#/Visual Basicアセット フォルダー
C++/CX と XAMLアセット フォルダー
C++/CX と Direct3Dアセット フォルダー

 

非同期プログラミング

アプリ モデル非同期操作
JavaScriptCommon JS Promises/A
C#/Visual Basicasync/await キーワード
C++/CXtask クラス / IAsyncOperation

 

Windows ストア コンポーネントの作成

Windows ストア アプリのコードは、Windows ランタイム コンポーネントと呼ばれる再利用可能なコンポーネントに分解できます。Windows ランタイム コンポーネントには、具体的なインターフェイス要件があります。Windows ランタイム コンポーネントの作成には、C#、Visual Basic、または C++/CX アプリ モデルを使用できますが、JavaScript は使用できません。JavaScript で再利用可能なモジュールを作成する場合は、コードを分解してファイルとして各種のプロジェクトに含めます。

スタンドアロンの再利用可能なソフトウェア ライブラリを作成して Windows ストアで配布することはできません。再利用可能なライブラリはアプリと共に配布する必要があります。

詳しくは、Windows ランタイム コンポーネントの作成に関するトピックをご覧ください。

パッケージと展開

展開用にアプリをパッケージ化するには、Visual Studio のマニフェスト デザイナーを使います。マニフェスト デザイナーには、Package.appxmanifest という名前のアプリ マニフェスト ファイル内の設定を変更するための、単純なユーザー インターフェイスが用意されています。この手順は、すべてのアプリ モデルで同じです。

詳しくは、「アプリ パッケージと展開」をご覧ください。

Windows ストアへのアプリのアップロード

すべての言語で Windows ストア コンポーネントを使用できます。JavaScript を除くあらゆるプログラミング言語でコンポーネントを作成できます。

 

 

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