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Add (コマンド ライン)

Visual SourceSafe データベースにファイルを追加します。

構文

ss Add <ローカル ファイル> [-B] [-C] [-D-] [-H] [-I-] [-K] [-N] [-O] [-R] [-W] [-Y] [-?]

カレント プロジェクトにファイル HELLO.C を追加する場合。

ss Add C:\HELLO.C

カレント プロジェクトにファイル TEST.C と MY LONG FILENAME.H を追加する場合。

ss Add TEST.C "My long filename.H"

カレント フォルダ内のすべてのファイルをカレント プロジェクトに追加する場合。

ss Add *

カレント フォルダ以下の全階層に存在するファイルすべてをカレント プロジェクトに追加する場合。

ss Add .-R *

次の表は、このコマンドで使用できるコマンド ライン オプションの一覧です。

オプション 説明
-C 追加するすべてのファイルに、共通のコメントを適用します。
-D- このファイルは最新のバージョンのみを保存します。
-R 指定したフォルダ以下のすべてのフォルダの階層をサブプロジェクトとして追加します。
-K ファイルを追加し、直ちにチェックアウトします。
-B ファイルをバイナリ ファイルとして追加します。テキスト ファイルとして追加するには、-B- オプションを指定します。
-W ローカル コピーの書き込み可能属性を変更しません。
-O 結果情報の出力方法を、画面単位またはリダイレクトに指定します。
-I- ユーザーへの入力要求が一切行われないようにします。
-N 長いファイル名または短いファイル名のどちらを使用するかを指定します。
-Y ユーザー名を指定します。同時にパスワードも指定できます。
-?、-H このコマンドについてのオンライン ヘルプを表示します。

権限

このコマンドを使用するには、追加の権限が必要です。

解説

Add コマンドでは、任意のドライブやフォルダに存在するファイルを指定し、カレント プロジェクトに追加できます。あるフォルダ以下の全階層に存在するすべてのファイルとフォルダを追加する場合には、ファイル名の代わりにそのフォルダを指定し、-R オプションを指定します。

****メモ   Add コマンドでは UNC (Universal Naming Convention) がサポートされているため、ドライブ名以外の共有名を指定することもできます。たとえば、\\COMPUTER\SHARE にあるファイル FILE.TXT を追加する場合には、「\\COMPUTER\SHARE\FILE.TXT」と指定できます。

追加する項目を "*.*" と指定した場合、または -R オプションを指定した場合には、Visual SourceSafe の初期化ファイル内の Relevant Masks 変数がチェックされ、その変数で指定されている種類のファイルのみが追加されます。

-D- オプションを指定して追加したファイルは、常に最新バージョンのみが Visual SourceSafe データベースに保存されます。変更履歴とコメントは保存されますが、変更内容は破棄されるので、最新バージョン以外は取り出せなくなります。このオプションは通常、処理速度の向上とディスク領域節約のため、バイナリ ファイルを対象に使用します。

-B オプションを指定すると、ファイルはバイナリ ファイルとして Visual SourceSafe データベースに追加されます。テキスト ファイルとして追加する場合には -B- を指定します。いずれのオプションも指定しない場合には、ファイルの種類は自動的に判定されます。

参照

コマンド ライン コマンドおよびオプション | -C コマンド ライン オプション | -I コマンド ライン オプション | -N コマンド ライン オプション | -O コマンド ライン オプション | -R コマンド ライン オプション | -W コマンド ライン オプション | -Y コマンド ライン オプション | [ファイルの追加] コマンド ([ファイル] メニュー) | Visual SourceSafe でのバイナリ ファイルの扱い | Visual SourceSafe コマンド ラインの利用