ToolStripLabel コントロールは、Label コントロールおよび LinkLabel コントロールの後継となるコントロールであり、新しい機能が追加されています。ただし、下位互換性を維持し、必要に応じて今後も使用できるように、Label コントロールおよび LinkLabel コントロールはいずれも廃止されずに残されています。
LinkLabel コントロールは、ハイパーリンクを表示できるという点を除き、Label コントロールと似ています。このコントロールのテキストには、複数のハイパーリンクを指定できます。各ハイパーリンクを使用して、アプリケーション内で異なる操作を実行できます。たとえば、ハイパーリンクを使用して、Microsoft Internet Explorer で Web サイトを表示したり、アプリケーションに関連付けられているログ ファイルを読み込んだりできます。
LinkLabel コントロールに表示される各ハイパーリンクは、LinkLabel..::.Link クラスのインスタンスです。LinkLabel..::.Link クラスは、ハイパーリンクの表示に関する情報、状態、および位置を定義します。また、LinkLabel..::.Link クラスの LinkData プロパティを使用すると、表示する URL などの情報をハイパーリンクに関連付けることができます。ユーザーがコントロール内のハイパーリンクをクリックすると、LinkClicked イベントが発生し、クリックされたハイパーリンクを表す LinkLabel..::.Link オブジェクトが、イベント ハンドラにパラメータとして渡される LinkLabelLinkClickedEventArgs オブジェクトの一部として渡されます。このオブジェクトを使用して、ユーザーがクリックしたハイパーリンクに関連付けられている LinkLabel..::.Link オブジェクトを取得できます。LinkLabel コントロール内に含まれているすべてのハイパーリンクは、そのコントロールが格納されている LinkLabel..::.LinkCollection クラスのインスタンスに格納されます。
LinkLabel コントロールにハイパーリンクを追加するには 2 つの方法があります。最も簡単な方法は、LinkArea を指定し、そのオブジェクトを LinkArea プロパティに割り当てる方法です。この方法では、コントロールのテキスト内に 1 つのハイパーリンクを指定できます。複数のハイパーリンクを追加するには、Links プロパティを使用して LinkLabel..::.LinkCollection クラスにアクセスし、そのコレクションの Add メソッドを使用します。
LinkLabel コントロールを作成すると、LinkLabel コントロールのテキスト全体を含む既定のハイパーリンクが LinkLabel..::.LinkCollection に追加されます。LinkArea プロパティで新しいリンク領域を指定して、この既定のリンクをオーバーライドするか、LinkLabel..::.LinkCollection の Add メソッドを使用してリンクを指定できます。既定のハイパーリンクは、LinkLabel..::.LinkCollection クラスの Remove メソッドを使用して削除することもできます。
LinkLabel クラスは、Label クラスから TabStop プロパティを継承します。Links コレクションに長さがゼロ以上のリンクが 1 つでもある場合、TabStop プロパティは既定で true になります。LinkLabel コントロールには、TabIndex の値が 1 つだけあります。ただし、長さがゼロより大きい各リンクは、固有のタブ ストップを左から右の順序で取得します。LinkLabel コントロールのタブ ナビゲーションを禁止するには、TabStop プロパティを false に設定します。ただし、Links コレクションに新しいリンクを追加すると、自動的に TabStop プロパティが再び true に設定されることに注意してください。
LinkLabel は、コントロール内のハイパーリンクの外観を定義するために使用できる多くのプロパティを提供します。ActiveLinkColor、DisabledLinkColor、LinkColor、VisitedLinkColor の各プロパティは、さまざまな状態のハイパーリンクを表示するときに使用する色を定義します。LinkBehavior プロパティは、ハイパーリンクに関連付けられている下線の表示方法を定義します。