<proxy> 要素 (ネットワーク設定)

プロキシ サーバーを定義します。

configuration
  <system.net>
    <defaultProxy>
      <proxy>

構文

<proxy
  autoDetect="True|False|Unspecified"
  bypassonlocal="True|False|Unspecified"
  proxyaddress="uriString"
  scriptLocation="uriString"
  usesystemdefault="True|False|Unspecified"
/>

属性および要素

以降のセクションでは、属性、子要素、および親要素について説明します。

属性

属性 説明
autoDetect プロキシを自動的に検出するかどうかを指定します。 既定値は Unspecified です。
bypassonlocal ローカル リソースの場合に、プロキシがバイパスされるかどうかを指定します。 ローカル リソースには、ローカル サーバー (http://localhosthttp://loopbackhttp://127.0.0.1) とピリオドのない URI (http://webserver) があります。 既定値は Unspecified です。
proxyaddress 使用するプロキシ URI を指定します。
scriptLocation 構成スクリプトの場所を指定します。 この属性と共に bypassonlocal 属性を使用しないでください。
usesystemdefault システムのプロキシ設定を使用するかどうかを指定します。 True に設定されている場合、後続の属性によってシステムのプロキシ設定がオーバーライドされます。 既定値は Unspecified です。

子要素

なし。

親要素

要素 説明
defaultProxy ハイパーテキスト転送プロトコル (HTTP: Hypertext Transfer Protocol) プロキシ サーバーを構成します。

テキスト値

解説

proxy 要素によってアプリケーションのプロキシ サーバーが定義されます。 構成ファイルにこの要素がない場合、.NET Framework ではシステムのプロキシ設定を使用します。

proxyaddress 属性の値は、整形式の Uniform Resource Indicator (URI) にする必要があります。

scriptLocation 属性は、プロキシ構成スクリプトの自動検出を参照します。 [インターネット プロパティ] で接続に [自動構成スクリプトを使用する] オプションが選択されているとき、WebProxy クラスでは、構成スクリプト (通常、Wpad.dat という名前が付いています) の場所を見つけようとします。 bypassonlocal が何らかの値に設定されている場合、scriptLocation は無視されます。

proxyaddress 属性によって無効な既定プロキシが指定される場合、例外がスローされます。 例外の InnerException プロパティに、このエラーの根本原因に関する詳細情報が含まれています。

構成ファイル

この要素は、アプリケーション構成ファイルまたはマシン構成ファイル (Machine.config) で使用できます。

次の例では、システムのプロキシの既定値を使用し、プロキシのアドレスを指定して、ローカル アクセス用のプロキシをバイパスしています。

<configuration>  
  <system.net>  
    <defaultProxy>  
      <proxy  
        usesystemdefault="True"  
        proxyaddress="http://192.168.1.10:3128"  
        bypassonlocal="True"  
      />  
    </defaultProxy>  
  </system.net>  
</configuration>  

関連項目