Microsoft Corporation
March 2002
日本語版最終更新日 2002 年 7 月 31 日
対象 :
Microsoft Win32
Microsoft .NET
HTML (HTML+TIME)
概要 :
この記事では、サウンド解説 システム パラメータについて説明します。
このパラメータは、テキスト キャプションまたは情報を表す記号などの視覚情報を音声とサウンドに変換して提供するよう、アプリケーションに指示します。
サウンド解説は、Microsoft Windows XP、Microsoft Windows 2000、
および Microsoft Windows 98 のコントロール パネルの [ユーザー補助のオプション] を使って有効または無効にできます。
目次
はじめに
サウンド解説の利点
サウンド解説のサポートが必要なサウンドの種類
プログラムでの サウンド解説 へのアクセス
はじめに
サウンド解説 システム パラメータは、
音声とサウンドをテキスト キャプションまたは情報を表す記号など視覚的にも同等に表示するよう、アプリケーションに指示します。
ユーザーは、Microsoft Windows XP、Microsoft Windows 2000、
および Microsoft Windows 98 のコントロール パネルの [ユーザー補助のオプション] を使って
[サウンド解説] を有効または無効にできます。
同等な情報を視覚的に表示するには、
アプリケーションがサウンド解説をサポートする必要があることは明白です。
マイクロソフトは、すべてのアプリケーションがこの種のサポートを提供することを推奨しています。
ただし、視覚による同等の情報を作成および実装するには、さまざまなアプローチがあります。
アプリケーションが提供する視覚による同等の情報の種類は、
ユーザーが決定します。
たとえば、米国連邦議会の前で誰かが話をしているビデオを含むマルチメディア製品をデザインしているとします。
アプリケーションは、周囲の状況と話し手の発言内容を説明する同期したキャプションを表示できます。
キャプションを使用する既存のマルチメディア製品には、
Microsoft Encarta® Encyclopedia、
Microsoft Windows Media™ プレーヤー、
および Scholastic Inc の Magic School Bus の 3 つがあります。
また、電子メール プログラムをデザインしているとします。
優先度が高い電子メール メッセージが着信したときに、
プログラムはビープ音を発してユーザーに警告する場合は、
Windows タスクバーに点滅する感嘆符も表示するようにします。
注意
アプリケーションは、ユーザーが設定したサウンド解説の設定を上書きできません。
つまり、ユーザーがサウンド解説を設定していない場合は、視覚による同等の情報を表示できません。
サウンド解説の利点
最近の調査によれば、
米国だけで聴覚に障害のある方が約 200 万人います。
そのような人々にとって、テキスト ベースまたはグラフィック ベースの環境が、
生産的でアクセス可能な作業環境になります。
どのようなものであれ、ユーザーの操作が必要な事象が生じたときに、
サウンドによる合図だけではユーザーの注意を促し、その事象に気付かせることはできないのです。
サウンド解説は、聴覚に障害のある方が使用することを目的としていますが、
他のユーザーにも同様に有益な選択肢と言えます。
たとえば、視覚的な合図は、外国語を学習している人々、
障害について学んでいる人々、
または工場のフロアなど、騒々しい環境で PC を使用しているユーザーにとって重要な助けになる場合があります。
このようなユーザーのために、何らかの視覚的な合図を使ってその事象にユーザーの注意を促し、
ユーザーが操作できるようにする必要があります。
サウンド機能のないコンピュータを使用しているユーザーにも同じことが言えます。
注意
ユーザーがサウンド解説を選択しているかどうかによって、
アプリケーションが視覚的に情報を提供するかどうかが決まるわけではありません。
ユーザーが聴覚によるフィードバックも望んでいるかどうかに関わらず、
視覚的なフィードバックを要求できるようにしておくべきです。
サウンド解説のサポートが必要なサウンドの種類
サウンド解説のサポートを提供するには、
まず視覚による同等の情報と視覚的な合図の違いを知っておく必要があります。
"視覚による同等の情報" は、
通常はサウンドだけで伝達される情報と同じ情報を含みます。
たとえば、歌を再生する場合に、歌の歌詞を保持するキャプションが資格による同等の情報になります。
それに対して "視覚的な合図" は、
単にサウンドが再生中であることを示すだけです。
つまり、そのサウンドに関する特定の情報は提供しません。
たとえば、歌が再生中であることを示すために "音楽!" という記号を Windows タスクバーに表示するとします。
これが視覚的な合図です。
ユーザーがサウンド解説を選択している場合、
アプリケーションはアプリケーションの操作にとって重要な情報を伝達するすべてのサウンドに対して視覚による同等の情報を表示するべきです。
また、通常視覚的な要素を補足するサウンドに対しても視覚による同等の情報も表示します。
たとえば、オーディオ トラックがビデオのコンテンツや設定を説明する場合、
キャプションを使ってそのオーディオ トラックの情報と同等の情報を提供できます。
情報伝達用ではない音楽やその他のサウンドについては、
アプリケーションは視覚的な合図を表示する必要があるだけです。
通常、アプリケーションはメッセージ ボックスを表示するときによく使うビープ音など、
ある視覚的な事象を単に強調するだけのサウンドに対して、
サウンド解説のサポートを提供する必要はありません。
サウンド解説をサポートするユーザー インターフェイスのデザイン
視覚による同等の情報のデザインはアプリケーション固有のもので、
ユーザーに提供する情報によって異なります。
キャプションや記号など、視覚による同等の情報の形式はさまざまで、アプリケーションによって異なります。
UI (ユーザー インターフェイス) のデザインでは、
標準の Windows アプリケーション デザインの原則を使用すべきです。
注意
アプリケーションで視覚による同等の情報をデザインおよび実装することに関する詳細については、
一般的な参考文献「UI design guidelines and standard application-interface design」
(英語) の参考文献を参照してください。
プログラムでの サウンド解説 へのアクセス
サウンド解説 システム パラメータは、
Microsoft Win32®、.NET、または HTML+TIME テクノロジに基づいて構築されているすべてのアプリケーションからアクセスできます。
Win32 または .NET アプリケーションからの サウンド解説 へのアクセス
Win32 または .NET アプリケーションから SM_SHOWSOUNDS パラメータを指定して
GetSystemMetrics(英語) 関数を呼び出すことにより、
サウンド解説 システム パラメータの値を取得します。
注意
また、SPI_GETSHOWSOUNDS または SPI_SETSHOWSOUNDS パラメータを指定して
SystemParametersInfo(英語) 関数を呼び出すことにより、
サウンド解説 を取得または設定できます。
この手法で サウンド解説 を取得することは、
SM_SHOWSOUNDS を指定して
GetSystemMetrics を呼び出すことと等価です。
プログラムで サウンド解説 を設定することはお勧めしません。
.NET アプリケーションの場合、
サウンド解説 システム パラメータは、
SystemInformation クラスの
ShowSounds プロパティとしてもアクセスできます。
HTML+TIME アプリケーションからの ShowSounds へのアクセス
HTML+TIME 2.0 アプリケーションからは、
systemCaptions(英語) 属性と
systemOverdubOrSubtitle(英語) 属性を使って ShowSounds にアクセスします。
これらの属性は、Microsoft Internet Explorer Version 5.5 以降でサポートされています。
ユーザーが ShowSounds を選択した場合は、
systemCaptions が "on" に設定され、systemOverdubOrSubtitle が "subtitle" に設定されます。
ShowSounds が無効の場合は、
systemCaptions が "off" に設定され、<
B>systemOverdubOrSubtitle が "overdub" に設定されます。
注意
HTML+TIME の詳細については、
参考文献「
HTML+TIME」 (英語) を参照してください。