SQL Server Management Studio Express

MicrosoftSQL Server Management Studio Express (SSMSE) は、SQL Server 2008 Express (SQL Server Express)、SQL Server 2008 Express with Advanced Services、および (SQL Server Compact 3.5 SP1) のためのグラフィカルな管理ツールです。SSMSE ユーザー インターフェイスは、SQL Server 2008 の他のエディションに付属している SQL Server Management Studio のサブセットです。

必要条件

SSMSE をインストールする前に、.NET Framework 2.0 および MSXML 6.0 Parser をインストールする必要があります。

SSMSE ダウンロード サイト

SSMSE は、Microsoft Web サイトからダウンロードできます。

SSMSE の機能

SSMSE は、次の点で SQL Server Management Studio の完全版と異なります。

  • SSMSE では、Analysis Services、Integration Services、または Reporting Services を管理できません。

  • SSMSE を使用してフルテキスト カタログを更新することはできません。フルテキスト カタログを更新するには、sqlcmd ユーティリティまたは Windows スケジューラを使用します。

  • SSMSE では、インタラクティブ競合回避モジュールがサポートされていません。インタラクティブ競合回避モジュールは、Microsoft Windows 同期マネージャでの要求時同期中に、競合を手動で解決するためのツールです。

  • SSMSE では、SQL Server エージェントの使用によるスケジュール管理タスクがサポートされていません。

  • SSMSE のオブジェクト エクスプローラでは、データベース エンジンのインスタンスのみがサポートされます。[サーバーへの接続] ダイアログ ボックスでは、Analysis Services など、他のサービスには接続できません。

  • SSMSE は SQL Server Management Studio のサブセットなので、データベース エンジンのオブジェクト エクスプローラ ツリーで列挙されるオブジェクトはすべて、SSMSE でも表示されます。サポートされていないアイテムのオブジェクトに対しては、更新コマンドのみが使用可能になります。

  • 製品のインストール時に SSMSE のヘルプはインストールされません。F1 キーを押すと、MSDN Online ヘルプが表示されます。F1 キーを押した場合、すべての F1 ヘルプ トピックにアクセスできますが、SQL Server 2008 ドキュメントの目次や索引は表示されません。SSMSE に SQL Server 2008 ドキュメントを追加するには、SQL Server オンライン ブック ダウンロード センターから SQL Server 2008 オンライン ブックをインストールします。インストール後、オンライン ブックの [目次] ペインで [SQL Server Express] フィルタを使用することにより、SQL Server Express エディションに該当しない内容を非表示にすることができます。

    重要な注意事項重要

    F1 キーを押した場合に表示されるトピックでは、SSMSE でサポートされていないユーザー インターフェイス要素または機能を参照している場合があります。これは、ドキュメントの内容が、SQL Server 2008 と共にインストールされる SQL Server Management Studio 用のものであるためです。

SQL Server Express への接続

SSMSE を使用して SQL Server Expressデータベース エンジンのインスタンスに接続するには、[サーバーへの接続] ダイアログ ボックスで、.\sqlexpress、(local)\sqlexpress、または <server name>\sqlexpress を指定します。

注意注意

SQL Server Express の既定のインストールでは、インスタンス名 (SQLExpress) が使用されます。SSMSE を使用して SQL Server Express に接続するには、このインスタンス名を指定する必要があります。インスタンス名が SQLExpress 以外の場合は、computer name\instance name を使用して接続します。

既定では、SQL Server Express は TCP ポートを動的に選択するように構成されています。これにより、SQL Server Express の複数のインスタンスを同じコンピュータにインストールできます。SQL Server Browser サービスは SQL Server Express と共にインストールされます。SQL Server Browser サービスは、どのポートが SQL Server Express の各インスタンスで使用されているかをクライアント コンピュータに通知します。SQL Server Browser サービスが実行されていない場合、リモート クライアントは SQL Server Express に接続できないことがあります。詳細については、「SQL Server Browser サービス」を参照してください。