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レッスン 12: クリックスルー レポートのオプションの指定

新規 : 2005 年 12 月 5 日

クリックスルー レポートは、メインのレポートの表示内容に関する詳細な情報で構成されます。ユーザーがこの追加情報を確認する場合は、メインのレポートに表示されている内容をクリックします。クリックスルー レポートはレポート サーバーによって自動的に生成され、追加情報を表示します。

各エンティティには、単一インスタンス テンプレートと複数インスタンス テンプレートの 2 つのクリックスルー テンプレートが用意されています。単一インスタンス テンプレートは、ユーザーがエンティティのインスタンスを 1 つクリックしたときに使用されます。複数インスタンス テンプレートは、ユーザーが集計値をクリックしてエンティティの複数インスタンスが表示されるときに使用されます。

ユーザーがデータをクリックしてクリックスルー レポートが表示されたとき、表示されるフィールドは、[プロパティ] ウィンドウの設定によって決まります。このレッスンでは、ユーザーがメインのレポートの内容をクリックしたときに表示されるフィールドを指定します。

クリックスルー レポートのオプションを指定するには

  1. ツリー ビューで、[Purchase Order Detail] エンティティを選択します。

  2. [プロパティ] ウィンドウで [DefaultDetailAttributes] プロパティを探し、参照ボタン ([…]) をクリックします。

    [AttributeReference コレクション エディタ] ダイアログ ボックスが表示されます。

  3. [メンバ] ボックスで、2 番目の [変更日] フィールドを選択して [削除] をクリックします。

  4. [追加] をクリックします。

    [既定の詳細属性] ダイアログ ボックスが表示されます。

  5. [エンティティ] ボックスで、[Purchase Order] を選択します。

  6. [フィールド] ボックスで、[Purchase Order ID] を選択します。

  7. Purchase Order ID フィールドを Purchase Order Details クリックスルー レポートの詳細フィールドとして追加するには、[OK] をクリックします。

  8. [追加] をクリックします。

  9. [エンティティ] ボックスで、[Purchase Order Detail] を選択します。

  10. [フィールド] ボックスで、[Received Qty] および [Rejected Qty] フィールドを選択します。

    ms345298.note(ja-jp,SQL.90).gifメモ :
    Ctrl キーを押すと、連続していない複数のフィールドを選択できます。
  11. [OK] をクリックし、再度 [OK] をクリックします。

    これで、レポート ビルダのレポートの閲覧者が Purchase Order Detail 列に表示されている値をクリックすると、クリックスルー レポートで Purchase Order ID、Received Qty、および Rejected Qty フィールドが表示されます。

  12. [ファイル] メニューの [すべてを保存] をクリックします。

ms345298.note(ja-jp,SQL.90).gifメモ :
クリックスルー レポートをカスタマイズすることもできます。カスタマイズするには、個別のレポートを作成してそのレポートへのリンクを設定します。クリックスルー レポートのカスタマイズの詳細については、「クリックスルー レポートの操作」を参照してください。

次の手順

次のレッスンでは、モデルの分析観点を作成します。詳細については、「レッスン 13: 分析観点の作成」を参照してください。

参照

処理手順

チュートリアル : モデル デザイナでのレポート モデルの調整

概念

Reporting Services のチュートリアル

その他の技術情報

モデル デザイナを使用した作業
モデル デザイナのオブジェクトのプロパティ

ヘルプおよび情報

SQL Server 2005 の参考資料の入手