<xsl:decimal-format> 要素

10 進形式を宣言し、format-number 関数が使用するフォーマット パターンの解釈を指定します。 name 属性がある場合、要素は名前付き 10 進形式を宣言します。それ以外の場合は、既定の 10 進形式を宣言します。 name 属性の値は 修飾名 (XSLT) です。 すべての属性について毎回同じ値 (既定値を含む) を指定して宣言しない限り、既定の 10 進形式または特定の名前が付いた 10 進形式を複数回宣言すると (インポート優先順位が異なっていても)、エラーが発生します。

詳細については、「format-number 関数」を参照してください。

<xsl:decimal-format
  name = QName
  decimal-separator = char 
  grouping-separator = char 
  infinity = string 
  minus-sign = char 
NaN = string 
  percent = char 
  per-mille = char 
  zero-digit = char 
  digit = char 
  pattern-separator = char />

属性

• name
  省略可能です。 10 進形式の 修飾名 (XSLT)。 name 属性がある場合、要素は名前付き 10 進形式を宣言します。それ以外の場合は、既定の 10 進形式を宣言します。 name 属性の値は修飾名です。 すべての属性について毎回同じ値 (既定値を含む) を指定して宣言しない限り、既定の 10 進形式または特定の名前が付いた 10 進形式を複数回宣言すると、エラーが発生します。

• decimal-separator
  省略可能です。 数値の整数と小数の区切りとして使われる文字。 既定値は、"." です。

• grouping-separator
  省略可能です。 桁区切りに使われる文字。 既定値は "," です。

• infinity
  省略可能です。 無限大を表す文字列。既定値は文字列 "Infinity" です。

• minus-sign
  省略可能です。 既定のマイナス記号として使われる文字。既定値はハイフン マイナス文字 ("-"、"#x2D") です。

• NaN
  省略可能です。 NaN 値を表す文字列。既定値は文字列 "NaN" です。

• percent
  省略可能です。 パーセント記号として使われる文字。既定値はパーセント記号 ("%") です。

• per-mille
  省略可能です。 千分率記号として使われる文字。既定値は Unicode per-mille 文字 ("#x2030") です。

• zero-digit
  省略可能です。 0 として使われる文字。既定値は数値 0 ("0") です。

• digit
  省略可能です。 頭のゼロを挿入する位置を示すためにフォーマット パターンで使われる文字。 既定値は "#" です。

• pattern-separator
  省略可能です。 パターン内で正のサブ パターンと負のサブ パターンの区切りに使われる文字。 既定値はセミコロン文字 (";") です。 パターン内でセミコロンを使用する例を次に示します。format-number(-123.45, '###,###.00;(###,###.00)')

要素情報

次のトピックでは、<xsl:decimal-format> の使用例を紹介します。

• <xsl:decimal-format> の例