コミュニティ リソース : 他の開発者から助けを得る

更新 : 2007 年 11 月

プログラミングを習得するのは必ずしも簡単ではありません。たとえ経験豊富なプログラマでも、自力では解決できない問題に直面します。さいわい、Visual Basic を使用しているプログラマは数百万人にのぼり、その中には、他のプログラマの役に立ちたいという意欲に満ちている人が大勢います。

ms233949.alert_note(ja-jp,VS.90).gifメモ :

Visual Basic Express Edition を使用している場合、インストール時に選択したオプションによっては、このページのヘルプ リンクの一部を利用できないことがあります。詳細については、「Visual Basic Express のトラブルシューティング」を参照してください。

フォーラムを利用した情報交換

Visual Basic についての助けを得る最適な方法の 1 つは、オンライン フォーラムを利用することです。オンライン フォーラムとは、ユーザーが互いの質問に回答し合う形の仮想コミュニティです。[ヘルプ] ツール バーには [MSDN フォーラム] ボタンがあります。このボタンをクリックすると、MSDN コミュニティ フォーラムの検索ページが表示されます。質問を入力すると検索が実行され、関連する質問に対する過去の回答が表示されます。

ms233949.alert_note(ja-jp,VS.90).gifメモ :

アクティブなインターネット接続が必要です。また、プロキシ サーバーやファイアウォールを使用している場合は、MSDN コミュニティ フォーラムへのアクセスを許可するように構成する必要があります。

フォーラム内での個々の質問や回答のことをポストと呼び、単一のトピックに関する一連のポストのことをスレッドと呼びます。自分の質問に対する回答が過去のスレッドに見つからない場合は、自らの質問をメッセージとしてフォーラムに投稿し、後でそのスレッドを確認して、回答を寄せてくれた人がいるかどうかをチェックできます。

フォーラムを使用するうえでのいくつかのヒントを以下に示します。

  • まずは Visual Basic ドキュメントを読みます。トピックがヘルプで説明されている場合には、他のユーザーがそれについて代わりに調べてくれることを期待しないでください。一方、ヘルプにある説明が理解できない場合は、質問してみましょう。

  • フォーラムを検索し、同じ質問やその回答が既に掲載されていないかどうかを確認します。よくある質問と同じ内容を投稿した場合、ポストが無視される場合があります。

  • 適切なフォーラムを選択します。Visual Basic 言語についての質問を Windows フォーム フォーラムに投稿すると、Visual Basic 言語のフォーラムに投稿した場合に比べて、回答を得られる可能性が低くなります。

  • ポストには、内容がよく伝わるタイトルを付けます。"教えてください" というタイトルよりも、"背景が透明なユーザー コントロールの作成方法を教えてください" というタイトルの方が、反応を得られる可能性が高くなります。

  • 質問の内容を明確に表現します。何をしようとしていて、何がうまくいっていないかを説明します。また、既に試した方法とその結果も記述します。

  • 必要に応じてコードを含めます。特定のコード行でエラーが生じる場合は、その行で何を実現しようとしているのかが明確になるような、十分なコードを含めます。ただし、アプリケーション全体を投稿して、だれかがデバッグしてくれることを期待しないでください。

  • 自分が質問するのであれば、他の人の質問にも回答するよう心がけます。コミュニティ内で他の人を進んで助けようとしていれば、他の人から助けてもらえる可能性も高くなります。

  • 常に礼儀正しくふるまいます。自分の質問に回答をもらった場合は、お礼を述べます。フォーラムに回答を寄せている人は、みな自発的にそうしているのだということを忘れないでください。

MSDN コミュニティ フォーラム以外にも、Visual Basic、Windows フォーム、およびその他の技術に関連するフォーラムはたくさんあります。それらのフォーラムは、インターネットで検索して見つけることができます。

やってみよう

フォーラムを利用するには

  1. Visual Basic 2008 で、[ヘルプ] メニューの [MSDN フォーラム] をクリックします。

    MSDN コミュニティ フォーラムの検索ページが表示されます。

  2. [検索] フィールドに「Visual Basic 透明なユーザー コントロール」と入力し、[実行] をクリックします。

    以前のポストの中に、キーワードに一致するものがある場合は表示されます。

  3. ポストを確認して、透明なユーザー コントロールの作成方法を説明しているものがあるかどうか調べます。

  4. 後でもう一度アクセスして、質問に対する回答があったかどうかを確認できます。または、スレッドに返信があったときに、電子メール、インスタント メッセンジャー、または携帯電話へのテキスト メッセージで通知を受け取ることもできます。フォーラムでポストまたはポストへの返信を入力するとき、[返信があったら通知する] ボタンをクリックするだけです。

その他のコミュニティ リソース

Visual Basic 2008 の使用方法を習得するうえで助けが得られるコミュニティ リソースは、オンライン フォーラム以外にも数多くあります。

Visual Basic Express Edition を起動したときに表示される [スタート ページ] には [ニュース] セクションがあり、オンライン チャットや Web キャストなど、だれでも参加できるコミュニティ イベントに対するリンクが表示されます。これらのリンクは定期的に更新され、さらに、表示するリンクの種類を選択することもできます。

ヘルプの検索機能では、ローカルのヘルプ システムだけでなく、MSDN オンライン ライブラリと、Visual Basic 向けのオンライン リソースのコレクションである Codezone コミュニティも検索できます。MSDN オンライン ライブラリには、新しいバージョンのヘルプ トピックや、ドキュメントに含まれていない文書が含まれている場合があります。Codezone コミュニティを構成する Web サイトには、多数の Visual Basic のエキスパートによる有用な情報が掲載されています。

ms233949.alert_note(ja-jp,VS.90).gifメモ :

MSDN オンライン ライブラリや Codezone コミュニティにアクセスするには、アクティブなインターネット接続が必要です。また、プロキシ サーバーやファイアウォールを使用している場合は、アクセスを許可するように構成する必要があります。加えて、ヘルプ設定で、オンライン アクセスに合わせた構成に設定します。詳細については、「方法 : 検索結果と F1 ヘルプの結果にオンライン コンテンツを含める」を参照してください。

Microsoft の Visual Basic チームは、Visual Basic 2008 の改良案、製品のバグ報告、ドキュメントに関する提案など、利用者からの意見をいつでも歓迎しています。

Product Feedback Center では、製品やドキュメントについての提案やバグ報告を行うことができます。他の人が行った提案や報告も参照できます。また、自分が行った提案やバグ報告の進行状況の追跡や、提案された機能に対する投票なども可能です。Product Feedback Center にアクセスするには、[ヘルプ] メニューの [バグの報告] をクリックします。

Microsoft Visual Basic ディベロッパー センターには、Visual Basic に関する文書やその他の情報があり、頻繁に更新されています。ディベロッパー センターにアクセスするには、スタート ページで [Visual Basic ディベロッパー センター] をクリックします。

ユーザー グループは、似たような興味を持つプログラマどうしのローカルな集まりです。Visual Basic および Visual Basic 2008 をテーマとするユーザー グループは世界中に数多くあります。大半のユーザー グループは、定期的に顔を合わせ、コーディング手法の発表、情報交換、他のプログラマとの交流などを行っています。大都市またはその近郊に住んでいる場合は、Visual Basic のユーザー グループが近くにある可能性があります。

次の手順

このレッスンでは、世界中の Visual Basic コミュニティで利用できるリソースの一部について説明しました。次のレッスンでは、Visual Basic 2008 についての理解を深めるためのリソースについて説明します。

次のレッスン : 「次のステップへ : Visual Basic の学習リソース

参照

処理手順

ヒント : 知られていない方法

概念

さらに上のステップへ : 次の学習

Visual Basic Express での操作方法

その他の技術情報

Visual Basic ガイド ツアー