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sp_trace_setevent (Transact-SQL)

トレースに対して、イベントまたはイベント列を追加または削除します。sp_trace_setevent は、停止している (status が 0 の) 既存のトレースに対してのみ実行できます。存在しないトレースまたは status が 0 以外のトレースに対してこのストアド プロシージャを実行すると、エラーが返されます。

トピック リンク アイコンTransact-SQL 構文表記規則

構文

sp_trace_setevent [ @traceid = ] trace_id 
          , [ @eventid = ] event_id
          , [ @columnid = ] column_id
          , [ @on = ] on

引数

  • [ @traceid= ] trace_id
    変更するトレースの ID を指定します。trace_id のデータ型は int で、既定値はありません。ユーザーは、この trace_id 値を使用して、トレースの識別、変更、および制御を行います。

  • [ @eventid= ] event_id
    有効にするイベントの ID を指定します。event_id のデータ型は int で、既定値はありません。

次の表は、トレースに対して追加または削除できるイベントの一覧です。

イベント番号

イベント名

説明

0-9

予約済み

予約済み

10

RPC:Completed

リモート プロシージャ呼び出し (RPC) が完了したときに発生します。

11

RPC:Starting

RPC が開始したときに発生します。

12

SQL:BatchCompleted

Transact-SQL バッチが完了したときに発生します。

13

SQL:BatchStarting

Transact-SQL バッチが開始したときに発生します。

14

Audit Login

ユーザーが SQL Server に正常にログオンしたときに発生します。

15

Audit Logout

ユーザーが SQL Server からログアウトしたときに発生します。

16

Attention

クライアントの割り込み要求や中断されたクライアント接続などのアテンション イベントが発生したときに発生します。

17

ExistingConnection

トレースの開始前から SQL Server に接続しているユーザーのすべての利用状況を検出します。

18

Audit Server Starts and Stops

SQL Server サービスの状態が変更されたときに発生します。

19

DTCTransaction

複数のデータベース間で、Microsoft 分散トランザクション コーディネータ (MS DTC) によってコーディネートされたトランザクションを追跡します。

20

Audit Login Failed

クライアントから SQL Server へのログイン試行が失敗したことを示します。

21

EventLog

イベントが Windows アプリケーション ログに記録されたことを示します。

22

ErrorLog

エラー イベントが SQL Server エラー ログに記録されたことを示します。

23

Lock:Released

ページなどのリソースのロックが解除されたことを示します。

24

Lock:Acquired

データ ページなどのリソースのロックが取得されたことを示します。

25

Lock:Deadlock

2 つの同時実行トランザクションが、互いに相手のトランザクションが所有するリソースをロックしようとして実現できず、デッドロックに陥ったことを示します。

26

Lock:Cancel

デッドロックなどによって、リソースのロックの取得がキャンセルされたことを示します。

27

Lock:Timeout

ページなどのリソースのロックが要求されたが、他のトランザクションによってそのリソースのブロッキング ロックが保持されているため、要求がタイムアウトになったことを示します。タイムアウトは @@LOCK_TIMEOUT 関数で定義されます。これは SET LOCK_TIMEOUT ステートメントで設定できます。

28

Degree of Parallelism Event (7.0 Insert)

SELECT、INSERT、または UPDATE ステートメントが実行される前に発生します。

29-31

予約済み

代わりにイベント 28 を使用してください。

32

予約済み

予約済み

33

Exception

SQL Server で例外が発生したことを示します。

34

SP:CacheMiss

ストアド プロシージャがプロシージャ キャッシュ内にないことを示します。

35

SP:CacheInsert

プロシージャ キャッシュにアイテムが挿入されたことを示します。

36

SP:CacheRemove

プロシージャ キャッシュからアイテムが削除されたことを示します。

37

SP:Recompile

ストアド プロシージャが再コンパイルされたことを示します。

38

SP:CacheHit

ストアド プロシージャがプロシージャ キャッシュ内にあることを示します。

39

廃止予定

廃止予定

40

SQL:StmtStarting

Transact-SQL ステートメントが開始したときに発生します。

41

SQL:StmtCompleted

Transact-SQL ステートメントが完了したときに発生します。

42

SP:Starting

ストアド プロシージャが開始されたことを示します。

43

SP:Completed

ストアド プロシージャが完了したことを示します。

44

SP:StmtStarting

ストアド プロシージャ内の Transact-SQL ステートメントの実行が開始されたことを示します。

45

SP:StmtCompleted

ストアド プロシージャ内の Transact-SQL ステートメントの実行が完了したことを示します。

46

Object:Created

CREATE INDEX、CREATE TABLE、CREATE DATABASE などのステートメントで、オブジェクトが作成されたことを示します。

47

Object:Deleted

DROP INDEX や DROP TABLE などのステートメントで、オブジェクトが削除されたことを示します。

48

予約済み

49

予約済み

50

SQL Transaction

Transact-SQL の BEGIN、COMMIT、SAVE、および ROLLBACK TRANSACTION の各ステートメントを追跡します。

51

Scan:Started

テーブル スキャンまたはインデックス スキャンが開始されたことを示します。

52

Scan:Stopped

テーブル スキャンまたはインデックス スキャンが停止したことを示します。

53

CursorOpen

Transact-SQL ステートメントで、ODBC、OLE DB、または DB-Library によりカーソルがオープンされたことを示します。

54

TransactionLog

トランザクションがいつトランザクション ログに書き込まれるかを追跡します。

55

Hash Warning

バッファ パーティション上で処理されていないハッシュ演算 (ハッシュ結合、ハッシュ集計、ハッシュ ユニオン、ハッシュ識別など) が代替プランに変更されたことを示します。これは、再帰深度、データ スキュー、トレース フラグ、またはビット カウンティングが原因で発生します。

56-57

予約済み

58

Auto Stats

インデックス統計の自動更新が実行されたことを示します。

59

Lock:Deadlock Chain

デッドロックにつながる個々のイベントに対して生成されます。

60

Lock:Escalation

ページ ロックが TABLE ロックまたは HoBT ロックにエスカレートまたは変換された場合など、細かい単位のロックが大きな単位のロックに変換されたことを示します。

61

OLE DB Errors

OLE DB エラーが発生したことを示します。

62-66

予約済み

67

Execution Warnings

SQL Server ステートメントまたはストアド プロシージャの実行中に発生した警告を示します。

68

Showplan Text (Unencoded)

実行された Transact-SQL ステートメントのプラン ツリーを表示します。

69

Sort Warnings

メモリの中に収まらない並べ替え操作を示します。インデックスの作成に関連する並べ替え操作は対象になりません。SELECT ステートメントで使用される ORDER BY 句など、クエリ内の並べ替え操作のみが対象になります。

70

CursorPrepare

Transact-SQL ステートメントのカーソルが、ODBC、OLE DB、または DB-Library で使用できるよう準備されたことを示します。

71

Prepare SQL

ODBC、OLE DB、または DB-Library によって、1 つ以上の Transact-SQL ステートメントが使用できるように準備されたことを示します。

72

Exec Prepared SQL

ODBC、OLE DB、または DB-Library によって、準備された 1 つ以上の Transact-SQL ステートメントが実行されたことを示します。

73

Unprepare SQL

ODBC、OLE DB、または DB-Library によって、準備された 1 つ以上の Transact-SQL ステートメントが削除されたことを示します。

74

CursorExecute

Transact-SQL ステートメントで ODBC、OLE DB、または DB-Library によって準備されたカーソルが実行されたことを示します。

75

CursorRecompile

Transact-SQL ステートメントで ODBC または DB-Library によってオープンされていたカーソルが、直接再コンパイルされたか、またはスキーマが変更されたために再コンパイルされたことを示します。

これは ANSI および非 ANSI のカーソルの場合に発生します。

76

CursorImplicitConversion

Transact-SQL ステートメントのカーソルの種類が、SQL Server によって別の種類に変換されたことを示します。

これは ANSI および非 ANSI のカーソルの場合に発生します。

77

CursorUnprepare

Transact-SQL ステートメントで準備されたカーソルが、ODBC、OLE DB、または DB-Library によって削除されたことを示します。

78

CursorClose

Transact-SQL ステートメントでオープンされていたカーソルが、ODBC、OLE DB、または DB-Library によってクローズされたことを示します。

79

Missing Column Statistics

オプティマイザに有効な列の統計が利用できません。

80

Missing Join Predicate

結合の述語がないクエリが実行されています。クエリの終了に時間がかかる可能性があります。

81

Server Memory Change

SQL Server のメモリ使用量の増加または減少分が、1 MB または最大サーバー メモリの 5% のいずれか大きい方に達したことを示します。

82-91

User Configurable (0-9)

ユーザー定義のイベント データです。

92

Data File Auto Grow

データ ファイルがサーバーによって自動的に拡張されたことを示します。

93

Log File Auto Grow

ログ ファイルがサーバーによって自動的に拡張されたことを示します。

94

Data File Auto Shrink

データ ファイルがサーバーによって自動的に圧縮されたことを示します。

95

Log File Auto Shrink

ログ ファイルがサーバーによって自動的に圧縮されたことを示します。

96

Showplan Text

クエリ オプティマイザの SQL ステートメントのクエリ プラン ツリーを表示します。TextData 列には、このイベントに対するプラン表示は含まれません。

97

Showplan All

クエリ プランを、実行された SQL ステートメントのコンパイル時の完全な詳細と共に表示します。TextData 列には、このイベントに対するプラン表示は含まれません。

98

Showplan Statistics Profile

クエリ プランを、実行された SQL ステートメントの実行時の完全な詳細と共に表示します。TextData 列には、このイベントに対するプラン表示は含まれません。

99

予約済み

100

RPC Output Parameter

各 RPC に対して、パラメータの出力値を生成します。

101

予約済み

102

Audit Statement GDR Event

SQL Server の任意のユーザーがステートメント権限の GRANT、DENY、REVOKE を実行するたびに発生します。

103

Audit Object GDR Event

SQL Server の任意のユーザーがオブジェクト権限の GRANT、DENY、REVOKE を実行するたびに発生します。

104

Audit AddLogin Event

sp_addlogin および sp_droplogin で、SQL Server ログインが追加または削除されたときに発生します。

105

Audit Login GDR Event

sp_grantloginsp_revokelogin、または sp_denylogin で、Windows ログイン権限が追加または削除されたときに発生します。

106

Audit Login Change Property Event

sp_defaultdbsp_defaultlanguage で、パスワードを除くログインのプロパティが変更されたときに発生します。

107

Audit Login Change Password Event

SQL Server のログイン パスワードが変更されたときに発生します。

パスワードは記録されません。

108

Audit Add Login to Server Role Event

固定サーバー ロール sp_addsrvrolemembersp_dropsrvrolemember で、ログインが追加または削除されたときに発生します。

109

Audit Add DB User Event

sp_grantdbaccesssp_revokedbaccesssp_adduser、および sp_dropuser で、データベースのデータベース ユーザー (Windows または SQL Server) として、ログインが追加または削除されたときに発生します。

110

Audit Add Member to DB Role Event

sp_addrolemembersp_droprolemember、および sp_changegroup で、データベースのデータベース ユーザー (固定またはユーザー定義) として、ログインが追加または削除されたときに発生します。

111

Audit Add Role Event

sp_addrole および sp_droprole で、データベースのデータベース ユーザーとして、ログインが追加または削除されたときに発生します。

112

Audit App Role Change Password Event

アプリケーション ロールのパスワードが変更されたときに発生します。

113

Audit Statement Permission Event

CREATE TABLE などのステートメント権限が使用されたときに発生します。

114

Audit Schema Object Access Event

SELECT などのオブジェクト権限が使用されたときに、それが成功したかどうかに関係なく発生します。

115

Audit Backup/Restore Event

BACKUP または RESTORE コマンドが実行されたときに発生します。

116

Audit DBCC Event

DBCC コマンドが実行されたときに発生します。

117

Audit Change Audit Event

監査トレースが変更されたときに発生します。

118

Audit Object Derived Permission Event

CREATE、ALTER、および DROP のオブジェクト コマンドが実行されたときに発生します。

119

OLEDB Call Event

分散クエリとリモート ストアド プロシージャに対して、OLE DB プロバイダ呼び出しが行われたときに発生します。

120

OLEDB QueryInterface Event

分散クエリとリモート ストアド プロシージャに対して、OLE DB QueryInterface 呼び出しが行われたときに発生します。

121

OLEDB DataRead Event

OLE DB プロバイダに対して、データ要求の呼び出しが行われたときに発生します。

122

Showplan XML

SQL ステートメントの実行時に発生します。プラン表示演算子を識別するために、このイベントが含まれます。各イベントは、整形式の XML ドキュメントに格納されます。このイベントに対する Binary 列には、エンコードされたプラン表示が含まれます。トレースを開いてプラン表示を確認するには、SQL Server Profiler を使用します。

123

SQL:FullTextQuery

フルテキスト クエリが実行されたときに発生します。

124

Broker:Conversation

Service Broker のメッセージ交換の進行状況をレポートします。

125

Deprecation Announcement

SQL Server の将来のバージョンで削除される予定の機能を使用したときに発生します。

126

Deprecation Final Support

SQL Server の次の主要なリリースで削除される予定の機能を使用したときに発生します。

127

Exchange Spill Event

並列クエリ プランにある通信バッファが tempdb データベースに一時的に書き込まれたときに発生します。

128

Audit Database Management Event

データベースが作成、変更、または削除されたときに発生します。

129

Audit Database Object Management Event

スキーマなどのデータベース オブジェクトで、CREATE、ALTER、または DROP ステートメントが実行されたときに発生します。

130

Audit Database Principal Management Event

データベースに対して、ユーザーなどのプリンシパルが作成、変更、または削除されたときに発生します。

131

Audit Schema Object Management Event

サーバー オブジェクトが作成、変更、または削除されたときに発生します。

132

Audit Server Principal Impersonation Event

サーバー スコープ内で、EXECUTE AS LOGIN などの権限借用があるときに発生します。

133

Audit Database Principal Impersonation Event

データベース スコープ内で、EXECUTE AS USER や SETUSER などの権限借用が発生したときに発生します。

134

Audit Server Object Take Ownership Event

サーバー スコープ内のオブジェクトの所有者が変更されたときに発生します。

135

Audit Database Object Take Ownership Event

データベース スコープ内のオブジェクトの所有者が変更されたときに発生します。

136

Broker:Conversation Group

Service Broker によって、新しいメッセージ交換グループが作成されたか、既存のメッセージ交換グループが削除されたときに発生します。

137

Blocked Process Report

指定した時間以上プロセスがブロックされたときに発生します。システム プロセスや、デッドロックを検出できないリソースで待機しているプロセスはこの対象外です。しきい値およびレポートの生成頻度を構成するには、sp_configure を使用します。

138

Broker:Connection

Service Broker によって管理される転送接続の状態をレポートします。

139

Broker:Forwarded Message Sent

Service Broker によってメッセージが転送されたときに発生します。

140

Broker:Forwarded Message Dropped

Service Broker によって転送予定のメッセージが削除されたときに発生します。

141

Broker:Message Classify

Service Broker でメッセージのルーティングが決定されたときに発生します。

142

Broker:Transmission

Service Broker のトランスポート層でエラーが発生したことを示します。エラー番号と状態の値で、エラーの原因を確認できます。

143

Broker:Queue Disabled

Service Broker キューにトランザクションのロールバックが 5 つ連続して格納されているため、ポイズン メッセージが検出されたことを示します。このイベントには、データベース ID と、ポイズン メッセージが格納されているキューのキュー ID が含まれます。

144-145

予約済み

 

146

Showplan XML Statistics Profile

SQL ステートメントが実行されたときに発生します。プラン表示演算子が識別され、コンパイル時の完全なデータが表示されます。このイベントに対する Binary 列には、エンコードされたプラン表示が含まれます。トレースを開いてプラン表示を確認するには、SQL Server Profiler を使用します。

148

Deadlock Graph

ロックを取得しようとしてデッドロックが発生したため、ロックの取得がキャンセルされたときに発生します。デッドロックについての XML の説明が提供されます。

149

Broker:Remote Message Acknowledgement

Service Broker によってメッセージの受信確認が送信または受信されたときに発生します。

150

Trace File Close

トレース ファイルのロールオーバー中にトレース ファイルが閉じられたときに発生します。

151

予約済み

 

152

Audit Change Database Owner

ALTER AUTHORIZATION を使用して、データベースの所有者を変更するか、変更に必要な権限を確認したときに発生します。

153

Audit Schema Object Take Ownership Event

ALTER AUTHORIZATION を使用して、オブジェクトに所有者を割り当てるか、割り当てに必要な権限を確認したときに発生します。

154

予約済み

 

155

FT:Crawl Started

フルテキストのクロール (カタログ作成) が開始したときに発生します。クロールの要求が作業タスクで受け取られたかどうかを確認する場合に使用します。

156

FT:Crawl Stopped

フルテキストのクロール (カタログ作成) が停止したときに発生します。クロールが停止するのは、正常に完了するか重大なエラーが発生したときです。

157

FT:Crawl Aborted

フルテキストのクロール中に例外が検出されたときに発生します。通常、これによってフルテキストのクロールは停止します。

158

Audit Broker Conversation

Service Broker ダイアログ セキュリティに関する監査メッセージをレポートします。

159

Audit Broker Login

Service Broker トランスポート セキュリティに関する監査メッセージをレポートします。

160

Broker:Message Undeliverable

Service Broker が、サービスに配信される予定であったメッセージを受信し、このメッセージを保持できないときに発生します。

161

Broker:Corrupted Message

Service Broker が破損したメッセージを受信したときに発生します。

162

User Error Message

エラーや例外が発生したときにユーザーに表示されるエラー メッセージを表示します。

163

Broker:Activation

キュー モニタによって、アクティブ化ストアド プロシージャの開始や QUEUE_ACTIVATION 通知の送信が行われたときに発生します。またはキュー モニタが終了してアクティブ化ストアド プロシージャが開始したときに発生します。

164

Object:Altered

データベース オブジェクトが変更されたときに発生します。

165

Performance statistics

コンパイルされたクエリ プランが最初にキャッシュされたか、再コンパイルされたとき、またはプラン キャッシュから削除されたときに発生します。

166

SQL:StmtRecompile

ステートメント レベルの再コンパイルが発生したときに発生します。

167

Database Mirroring State Change

ミラー化データベースの状態が変更されたときに発生します。

168

Showplan XML For Query Compile

SQL ステートメントがコンパイルされたときに発生します。コンパイル時の完全なデータが表示されます。このイベントに対する Binary 列には、エンコードされたプラン表示が含まれます。トレースを開いてプラン表示を確認するには、SQL Server Profiler を使用します。

169

Showplan All For Query Compile

SQL ステートメントがコンパイルされたときに発生します。コンパイル時の完全なデータが表示されます。プラン表示演算子を識別する場合に使用します。

170

Audit Server Scope GDR Event

サーバー スコープ内で権限の付与、拒否、および取り消しのイベントが発生したことを示します。このようなイベントは、ログインの作成などによって発生します。

171

Audit Server Object GDR Event

テーブルや関数などのスキーマ オブジェクトに対して、付与、拒否、または取り消しのイベントが発生したことを示します。

172

Audit Database Object GDR Event

アセンブリやスキーマなどのデータベース オブジェクトに対して、付与、拒否、または取り消しのイベントが発生したことを示します。

173

Audit Server Operation Event

設定の変更、リソース、外部アクセス、承認などの、セキュリティ監査操作が使用されたときに発生します。

175

Audit Server Alter Trace Event

ステートメントで ALTER TRACE 権限が確認されたときに発生します。

176

Audit Server Object Management Event

サーバー オブジェクトが作成、変更、または削除されたときに発生します。

177

Audit Server Principal Management Event

サーバー プリンシパルが作成、変更、または削除されたときに発生します。

178

Audit Database Operation Event

チェックポイントやクエリ通知のサブスクライブなど、データベース操作が行われたときに発生します。

180

Audit Database Object Access Event

スキーマなどのデータベース オブジェクトにアクセスがあったときに発生します。

181

TM: Begin Tran starting

BEGIN TRANSACTION 要求が開始されたときに発生します。

182

TM: Begin Tran completed

BEGIN TRANSACTION 要求が完了したときに発生します。

183

TM: Promote Tran starting

PROMOTE TRANSACTION 要求が開始されたときに発生します。

184

TM: Promote Tran completed

PROMOTE TRANSACTION 要求が完了したときに発生します。

185

TM: Commit Tran starting

COMMIT TRANSACTION 要求が開始されたときに発生します。

186

TM: Commit Tran completed

COMMIT TRANSACTION 要求が完了したときに発生します。

187

TM: Rollback Tran starting

ROLLBACK TRANSACTION 要求が開始されたときに発生します。

188

TM: Rollback Tran completed

ROLLBACK TRANSACTION 要求が完了したときに発生します。

189

Lock:Timeout (timeout > 0)

ページなどのリソースへのロック要求がタイムアウトしたときに発生します。

190

Progress Report: Online Index Operation

オンライン インデックスの構築中に、操作の進行状況をレポートします。

191

TM: Save Tran starting

SAVE TRANSACTION 要求が開始されたときに発生します。

192

TM: Save Tran completed

SAVE TRANSACTION 要求が完了したときに発生します。

193

Background Job Error

バックグラウンド ジョブが異常終了したときに発生します。

194

OLEDB Provider Information

分散クエリが実行され、プロバイダ接続に関する情報が収集されたときに発生します。

195

Mount Tape

テープ マウント要求を受け取ったときに発生します。

196

Assembly Load

CLR アセンブリの読み込み要求があったときに発生します。

197

予約済み

 

198

XQuery Static Type

XQuery 式が実行されたときに発生します。このイベント クラスでは静的な XQuery 式が提供されます。

199

QN: subscription

クエリの登録がサブスクライブされなかったときに発生します。TextData 列には、このイベントに関する情報が格納されます。

200

QN: parameter table

アクティブなサブスクリプションに関する情報は、内部パラメータ テーブルに格納されます。このイベント クラスは、パラメータ テーブルが作成または削除されたときに発生します。通常これらのテーブルは、データベースを再起動したときに作成または削除されます。TextData 列には、このイベントに関する情報が格納されます。

201

QN: template

クエリ テンプレートによって、サブスクリプション クエリのクラスが表されます。通常、同じクラスにあるクエリは、パラメータ値を除いてすべて同じになります。このイベント クラスは、新しいサブスクリプション要求が、既存のクラス (一致したクラス)、新しいクラス (作成)、または削除するクラスに分類されたときに発生します。これは、アクティブなサブスクリプションが含まれていないクエリ クラスのテンプレートをクリーンアップすることを示します。TextData 列には、このイベントに関する情報が格納されます。

202

QN: dynamics

クエリ通知の内部アクティビティを追跡します。TextData 列には、このイベントに関する情報が格納されます。

  • [ @columnid= ] column_id
    イベントに対して追加する列の ID を指定します。column_id のデータ型は int で、既定値はありません。

次の表は、イベントに対して追加できる列の一覧です。

列番号

列名

説明

1

TextData

トレースでキャプチャされたイベント クラスに依存するテキスト値。

2

BinaryData

トレースでキャプチャされたイベント クラスに依存するバイナリ値。

3

DatabaseID

USE database ステートメントで指定されたデータベースの ID、または接続に対して USE database ステートメントが実行されていない場合は、既定のデータベースの ID。

データベースに対するデータベース ID の値は、DB_ID 関数を使用して指定できます。

4

TransactionID

システムによって割り当てられたトランザクション ID。

5

LineNumber

エラーを含む行の番号が格納されます。SP:StmtStarting のような Transact-SQL ステートメントを含むイベントの場合、LineNumber にはストアド プロシージャまたはバッチでのステートメントの行番号が格納されます。

6

NTUserName

Microsoft Windows のユーザー名。

7

NTDomainName

ユーザーが属している Windows ドメイン。

8

HostName

要求を生成したクライアント コンピュータの名前。

9

ClientProcessID

クライアント アプリケーションが実行されているプロセスに対し、クライアントのコンピュータが割り当てた ID。

10

ApplicationName

SQL Server のインスタンスへの接続を作成したクライアント アプリケーションの名前。この列には、プログラムの表示名ではなくアプリケーションによって渡された値が格納されます。

11

LoginName

クライアントの SQL Server ログイン名。

12

SPID

SQL Server によってクライアントに関連付けられたプロセスに割り当てられたサーバー プロセス ID。

13

Duration

イベントの実行に要した経過時間 (マイクロ秒単位)。Hash Warning イベントに対しては、このデータ列は作成されません。

14

StartTime

イベントの開始時刻 (取得できた場合)。

15

EndTime

イベントの終了時刻。SQL:BatchStartingSP:Starting などのイベント クラスの開始に対しては、この列は作成されません。また、Hash Warning イベントに対しても作成されません。

16

Reads

イベントの代わりにサーバーによって実行される、論理ディスク読み取り回数。Lock:Released イベントに対しては、この列は作成されません。

17

Writes

イベントの代わりにサーバーによって実行される、物理ディスクの書き込み回数。

18

CPU

イベントに使用された CPU 時間 (ミリ秒単位)。

19

Permissions

セキュリティ監査によって使用される、権限のビットマップ。

20

Severity

例外の重大度レベル。

21

EventSubClass

イベント サブクラスの種類。すべてのイベント クラスに対して、このデータ列が作成されるわけではありません。

22

ObjectID

システムによって割り当てられたオブジェクト ID。

23

Success

権限が正常に使用されたかどうか。監査で使用します。

1 = 成功 0 = 失敗

24

IndexID

イベントの影響を受けるオブジェクトに付けられたインデックス用の ID。オブジェクトのインデックス ID を調べるには、sysindexes システム テーブルの indid 列を使用します。

25

IntegerData

トレースでキャプチャされたイベント クラスに依存する整数値。

26

ServerName

トレースの対象となっている SQL Server のインスタンス名 (servername または servername\instancename)。

27

EventClass

記録されるイベント クラスの種類。

28

ObjectType

テーブル、関数、ストアド プロシージャなどのオブジェクトの種類。

29

NestLevel

このストアド プロシージャが実行されている入れ子レベル。「@@NESTLEVEL (Transact-SQL)」を参照してください。

30

State

エラーが発生した場合のサーバーの状態。

31

Error

エラー番号。

32

Mode

取得されたロックのロック モード。Lock:Released イベントに対しては、この列は作成されません。

33

Handle

イベントで参照されているオブジェクトのハンドル。

34

ObjectName

アクセスされるオブジェクトの名前。

35

DatabaseName

USE database ステートメントで指定されたデータベースの名前。

36

FileName

変更されたファイル名の論理名。

37

OwnerName

参照されたオブジェクトの所有者名。

38

RoleName

ステートメントの対象となっているデータベースまたはサーバー全体のロールの名前。

39

TargetUserName

アクションの対象となるユーザー名。

40

DBUserName

クライアントの SQL Server データベース ユーザー名。

41

LoginSid

ログインしたユーザーのセキュリティ識別子 (SID)。

42

TargetLoginName

アクションの対象となるログイン名。

43

TargetLoginSid

アクションの対象となるログインの SID。

44

ColumnPermissions

列レベル権限の状態。セキュリティ監査で使用します。

45

LinkedServerName

リンク サーバーの名前。

46

ProviderName

OLE DB プロバイダの名前。

47

MethodName

OLE DB メソッドの名前。

48

RowCounts

バッチに含まれる行数。

49

RequestID

ステートメントを含む要求の ID。

50

XactSequence

現在のトランザクションを記述するトークン。

51

EventSequence

このイベントのシーケンス番号。

52

BigintData1

トレースでキャプチャされたイベント クラスに依存する bigint 値。

53

BigintData2

トレースでキャプチャされたイベント クラスに依存する bigint 値。

54

GUID

トレースでキャプチャされたイベント クラスに依存する GUID 値。

55

IntegerData2

トレースでキャプチャされたイベント クラスに依存する整数値。

56

ObjectID2

関連するオブジェクトまたはエンティティの ID (使用可能な場合)。

57

Type

トレースでキャプチャされたイベント クラスに依存する整数値。

58

OwnerID

ロックを所有するオブジェクトの種類。ロック イベントの場合にのみ該当します。

59

ParentName

オブジェクトが存在するスキーマの名前。

60

IsSystem

イベントがシステム プロセスとユーザー プロセスのどちらで発生したか。

1 = システム

0 = ユーザー

61

Offset

ストアド プロシージャ内またはバッチ内のステートメントの開始オフセット。

62

SourceDatabaseID

オブジェクトのソースが存在するデータベースの ID。

63

SqlHandle

64 ビット ハッシュ。アドホック クエリやデータベースのテキスト、および SQL オブジェクトのオブジェクト ID に基づいています。この値を sys.dm_exec_sql_text() に渡して、関連付けられている SQL テキストを取得できます。

64

SessionLoginName

セッションを開始したユーザーのログイン名。たとえば、SQL Server に Login1 を使用して接続し、Login2 としてステートメントを実行した場合、SessionLoginName には Login1 が表示され、LoginName には Login2 が表示されます。このデータ列には、SQL Server ログインと Windows ログインの両方が表示されます。

  • **[ @on=\]**on
    このイベントを ON (1) にするか OFF (0) にするかを指定します。on のデータ型は bit で、既定値はありません。

    on を 1 に設定し、column_id が NULL の場合、イベントは ON に設定され、すべての列が消去されます。column_id が NULL でない場合、そのイベントに対して列は ON に設定されます。

    on を 0 に設定し、column_id が NULL の場合、イベントは OFF に設定され、すべての列が消去されます。column_id が NULL でない場合、列は OFF になります。

次の表は、@on@columnid の相互作用の説明です。

@on

@columnid

結果

ON (1)

NULL

イベントは ON になります。

すべての列は消去されます。

 

NOT NULL

指定されたイベントに対して列は ON になります。

OFF (0)

NULL

イベントは OFF になります。

すべての列は消去されます。

 

NOT NULL

指定されたイベントに対して列は OFF になります。

リターン コード値

次の表は、このストアド プロシージャの完了時の戻り値 (コード値) の説明です。

リターン コード

説明

0

エラーはありません。

1

不明なエラーです。

2

トレースは現在実行中です。この時点でトレースを変更すると、エラーが発生します。

3

指定したイベントは無効です。イベントが存在しないか、イベントがこのストアド プロシージャに対して適切ではありません。

4

指定した列は無効です。

9

指定したトレース ハンドルは無効です。

11

指定した列は内部で使用されるので、削除できません。

13

メモリが不足しています。指定した操作を実行するための十分なメモリがない場合に返されます。

16

関数がこのトレースに対して無効です。

説明

sp_trace_setevent では、以前のバージョンの SQL Server に用意されていた拡張ストアド プロシージャで実行される操作の多くを実行できます。sp_trace_setevent は、次の拡張ストアド プロシージャの代わりに使用します。

  • xp_trace_addnewqueue

  • xp_trace_eventclassrequired

  • xp_trace_seteventclassrequired

sp_trace_setevent は、各イベントに対して追加した列ごとに実行する必要があります。それぞれの実行中、@on1 に設定されている場合、sp_trace_setevent では指定したイベントがトレースのイベント一覧に追加されます。@on0 に設定されている場合、sp_trace_setevent では指定したイベントが一覧から削除されます。

すべての SQL Trace ストアド プロシージャ (sp_trace_xx) のパラメータでは、データ型が厳密に定義されています。これらのパラメータを、引数の説明で指定されている正しいデータ型で指定しないと、このストアド プロシージャはエラーを返します。

トレース ストアド プロシージャを使用した例については、「トレースを作成する方法 (Transact-SQL)」を参照してください。

権限

ユーザーに ALTER TRACE 権限が必要です。