sp_apply_job_to_targets (Transact-SQL)

1 つ以上の対象サーバー、または 1 つ以上の対象サーバー グループに属する複数の対象サーバーにジョブを適用します。

トピック リンク アイコンTransact-SQL 構文表記規則

構文

sp_apply_job_to_targets { [ @job_id = ] job_id | [ @job_name = ] 'job_name' }
     [ , [ @target_server_groups = ] 'target_server_groups' ] 
     [ , [ @target_servers = ] 'target_servers' ] 
     [ , [ @operation = ] 'operation' ] 

引数

  • [ @job_id = ] job_id
    指定した対象サーバーまたは対象サーバー グループに適用するジョブの、ジョブ識別番号を指定します。job_id のデータ型は uniqueidentifier で、既定値は NULL です。

  • [ @job_name =] 'job_name'
    指定した対象サーバーまたは対象サーバー グループに適用するジョブの名前を指定します。job_name のデータ型は sysname で、既定値は NULL です。

    注意

    job_id または job_name のいずれかを指定する必要があります。両方を指定することはできません。

  • [ @target_server_groups =] 'target_server_groups'
    指定したジョブを適用する対象サーバー グループを、コンマ区切りのリストで指定します。target_server_groups のデータ型は nvarchar(2048) で、既定値は NULL です。

  • [ @target_servers= ] 'target_servers'
    指定したジョブを適用する対象サーバーを、コンマ区切りのリストで指定します。target_serversのデータ型は nvarchar(2048) で、既定値は NULL です。

  • [ @operation= ] 'operation'
    指定したジョブを、指定した対象サーバーまたは対象サーバー グループに対して適用するか削除するかを指定します。operationのデータ型は varchar(7) で、既定値は APPLY です。指定できる操作は APPLYREMOVE です。

戻り値

0 (成功) または 1 (失敗)

説明

sp_apply_job_to_targets を使用すると、ジョブを複数の対象サーバーに簡単に適用 (または削除) できます。必要な対象サーバーごとに毎回 sp_add_jobserver (または sp_delete_jobserver) を呼び出す代わりに、このストアド プロシージャを使用できます。

権限

このプロシージャを実行できるのは、sysadmin 固定サーバー ロールのメンバだけです。

次の例では、Servers Maintaining Customer Information グループのすべての対象サーバーに、先に作成した Backup Customer Information ジョブを適用します。

USE msdb ;
GO

EXEC dbo.sp_apply_job_to_targets
    @job_name = N'Backup Customer Information',
    @target_server_groups = N'Servers Maintaining Customer Information', 
    @operation = N'APPLY' ;
GO