次の方法で共有


個人用レポートの管理

[個人用レポート] フォルダーは、有効なドメイン アカウントを使用してレポート サーバーにログインする各ユーザーの個人用の作業領域です。この特別な目的に使用するためのフォルダーとして、[個人用レポート] フォルダーでは、作業中のレポート、広範囲にわたって配信する予定のないレポート、または必要性に合わせて変更されたレポートを格納するための記憶域が提供されます。[個人用レポート] フォルダーに格納されるアイテムの数またはサイズを制限したり、[個人用レポート] フォルダーをユーザー間で共有するように構成することはできません。

技術的には、個人用レポートによって、各ユーザーに対して表示される仮想フォルダーの名前 ("個人用レポート") が、マスターの [Users フォルダー] フォルダーと、ユーザー名に基づいた一意のサブフォルダーに割り当てられます。ユーザーが各自の [個人用レポート] フォルダーにアクセスすると、実際にはユーザーは [Users フォルダー] の下のサブフォルダーにリダイレクトされます。各サブフォルダーでは、ユーザーが独自の [個人用レポート] フォルダーに追加するレポートおよびアイテムを格納するための記憶域が提供されます。

個人用レポートの機能は任意で使用できます。既定では、レポート サーバーのインストール時には、個人用レポートは無効になっています。この機能の有効化の詳細については、「個人用レポートの有効化および無効化」を参照してください。個人用レポートの使用またはセキュリティ保護の詳細については、「個人用レポートの使用 (レポート ビルダー 3.0 および SSRS)」および「個人用レポートの保護」を参照してください。

Users フォルダーの作成方法

レポート サーバーをインストールすると、[Users フォルダー] フォルダーが作成されます。ユーザーが (たとえば、レポート マネージャーで [個人用レポート] をクリックして) 個人用レポートを初めて開いたときに、その下位にユーザー ベースのサブフォルダーが作成されます。各フォルダー名の形式は、次のとおりです。

/Users Folders/<username>/My Reports

有効なシステム アカウントを持つユーザーのみに、フォルダーが割り当てられます。ユーザー名に特殊文字が含まれている場合は、対応するエスケープ文字でフォルダーが作成されます。次の表に、対応するエスケープ文字を一覧表示します。

文字

エスケープ値

(スペース)

[ ]

Firstname Lastname は、Firstname[ ]Lastname になります。

\ (円記号)

1 つのスペース文字に置換されます。

DomainName\Username は、DomainName Username になります。

@ (アット マーク)

[at]

username@hotmail.com は、username[at]hotmail.com になります。

& (アンパサンド)

[amp]

username@company&company.com は、username[at]company[amp]company.com になります。

$ (ドル記号)

[dollar]

User $Name は、User[ ][dollar]Name になります。