データ領域のデータのグループ化

レポート デザイナでは、グループを使用してレポートのデータを整理したり、集計サマリを計算したりできます。グループを定義して使用する方法を理解することは、簡潔なレポートを作成し、よりコンパクトな形式でデータを要約するために役立ちます。

通常、グループはデータ領域で作業する際に自動的に定義されますが、独自のグループを追加することもできます。グループの追加のプロセスは、データ領域の種類によって異なります。

  • Tablix データ領域のテーブル、マトリックス、または一覧の場合は、グループ化ペインの行グループ領域および列グループ領域を使用します。

  • グラフ データ領域の場合は、選択したグラフのカテゴリ ドロップ ゾーンおよび系列ドロップ ゾーンを使用します。

  • ゲージ データ領域の場合は、ゲージ パネルでプロパティを設定することにより、グループを追加します。

詳細については、「データ領域でグループを追加または削除する方法 (Reporting Services)」を参照してください。

データ領域のグループを作成する場合、名前、およびグループ式のセットを指定します。

たとえば入れ子になったグループがある場合など、複数のグループはデータ領域のグループ階層に編成されます。各データ領域では、異なる名前のグループ階層がサポートされますが、基になる構造は同様です。1 つのデータ領域におけるグループ階層のしくみを理解することは、複数のデータ領域を使用して同じデータの異なるビューを表示するために役立ちます。たとえば、同じデータをテーブルや円グラフで表示できます。そのためには、まず各データ領域が同じデータセットに基づくようにします。次に、テーブル内の行グループと、円グラフのカテゴリ グループに同じグループ式を使用します。詳細については、「同じデータセットへの複数のデータ領域のリンク」を参照してください。

複数のデータセット フィールドに基づきグループ化するには、各フィールドをグループ式のセットに追加します。さらに MicrosoftVisual Basic で独自のグループ式を記述することもできます。たとえば、値の範囲でグループ化したり、レポート パラメータを使用してデータ領域のデータのグループ化の方法を選択できるようにしたりすることができます。詳細については、「グループ式の例 (Reporting Services)」を参照してください。

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