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ディスクおよびイメージの管理

更新日: 2014年4月

この記事では、Windows Azure での仮想ハード ディスク、イメージ、およびディスクの管理の詳細と、それらを操作する手順へのリンクを示します。

Windows Azure では、すべての仮想マシンは作成時に少なくとも 2 つのディスクで構成されます。1 つはオペレーティング システム ディスクで、もう 1 つは一時的なローカル ディスク (リソース ディスクと呼ばれることもあります) です。仮想マシンは、作成後に 1 つ以上のデータ ディスクで構成することもできます。詳細については、「仮想マシン」を参照してください。

Important重要
一時ディスクにデータを保存しないでください。このディスクは、アプリケーションとプロセスの一時的なストレージを提供し、ページ ファイルやスワップ ファイルなどの一時的なデータを保存するために使用されます。

リソース ディスクを除くすべてのイメージとディスクは、仮想ハード ディスク (VHD) から作成されます。データ ディスクも VHD から作成されます。仮想ハード ディスクは、Windows Azure のストレージ アカウントにページ BLOB として格納される .vhd ファイルです。ページ BLOB の詳細については、「ブロック BLOB およびページ BLOB について」を参照してください。

Windows Azure の外部では、仮想ハード ディスクには VHD または VHDX 形式を使用できます。また、仮想ハード ディスクは固定ディスク、動的に拡張されるディスク、または差分ディスクです。Windows Azure は、VHD 形式と固定ディスクをサポートします。固定形式では、ディスク オフセット X が BLOB オフセット X に格納されるように、論理ディスクがファイル内に直線的に配置されます。BLOB の末尾には、VHD のプロパティを記述する小さなフッターがあります。ほとんどのディスクには大きな未使用の範囲があるため、一般に、固定形式では領域が無駄になります。しかし、Windows Azure では .vhd ファイルがスパース形式で格納されるため、固定ディスクとダイナミック ディスクの両方の利点を同時に享受できます。VHD の詳細については、「仮想ハード ディスクの概要」を参照してください。

Windows Azure では、ディスクやイメージを作成するためのソースとして使用される .vhd ファイルはすべて読み取り専用です。ディスクまたはイメージを作成するときは、.vhd ファイルのコピーが作成されます。これらのコピーは、VHD の使用方法に応じて読み取り専用か読み取り/書き込み可能です。

オペレーティング システムやデータを格納した VHD を Windows Azure ストレージ アカウントにアップロードすることで、独自の VHD を使用することができます。VHD を作成するために、さまざまなツールを使用できます。たとえば、最近のバージョンの Windows では、Hyper-V またはディスク管理スナップインを使用できます。

VHD をアップロードするには、Windows Azure PowerShell モジュールで入手できる Add-AzureDataDisk コマンドレットを使用します。このモジュールは、WindowsAzure.com の ダウンロードページからダウンロードできます。

noteメモ
VHD がダイナミック ディスクである場合は、それをアップロードする前に固定ディスクに変換します。Hyper-V マネージャーまたは convert-vhd コマンドレットを使用して変換できます。

VHD をアップロードした後、それをソースとして使用してイメージまたはオペレーティング システム ディスクを作成することができます。または、データが含まれている場合は、データ ディスクとして仮想マシンにアタッチすることができます。

.vhd ファイルはページ BLOB として保存されます。ストレージの BLOB の管理にはいくつかのツールを使用できます。

たとえば、BLOB サービス REST API の要素を使用してストレージの BLOB を操作することができます。詳細については、「BLOB に対する操作」を参照してください。ストレージ アカウント間で BLOB をコピーすることもできます。BLOB のコピーの詳細については、「Copy Blob によるアカウント間の非同期コピーの概要」を参照してください。

noteメモ
2012 年 6 月 7 日以降に作成されたストレージ アカウントについてのみ、Copy Blob 操作による他のストレージ アカウントからのコピーが許可されています。

イメージから仮想マシンを作成すると、その仮想マシンのディスクが作成されます。これは、ソース .vhd ファイルのコピーです。誤って削除されるのを防ぐために、イメージ、オペレーティング システム ディスク、またはデータ ディスクの作成に使用されたソース .vhd ファイルのリースが作成されます。

ソース .vhd ファイルを削除するには、その前にディスクやイメージを削除してリースを削除する必要があります。仮想マシンでオペレーティング システム ディスクとして使用されている .vhd ファイルを削除する場合は、仮想マシンを削除し、関連付けられたディスクをすべて削除することを選択して、1 回の操作で仮想マシン、オペレーティング システム ディスク、およびソース .vhd ファイルを削除できます。ただし、データ ディスクのソースである .vhd ファイルを削除する場合は、一連の手順が必要です。そのディスクを仮想マシンから切断し、ディスクを削除してから、.vhd ファイルを削除します。

イメージは、新しい仮想マシンを作成するときにテンプレートとして使用できる .vhd ファイルです。イメージはテンプレートであり、構成済みの仮想マシンのようにコンピューター名やユーザー アカウントなどの固有の設定は含まれません。Windows Azure 管理ポータルから入手できるイメージを使用することも、独自のイメージを作成することもできます。

noteメモ
管理ポータルを使用して、ストレージ アカウント内の既存の .vhd ファイルからイメージを作成することもできます。「Windows Server オペレーティング システムを格納する仮想ハード ディスクの作成とアップロード」の「カスタム イメージの一覧にイメージを追加する」を参照してください。

イメージの追加、イメージの削除、追加したイメージの表示、イメージの更新などの操作を行うことができます。.vhd ファイルをストレージ アカウントにアップロードした後、そのイメージを管理するには、次のリソースを参照してください。

仮想マシンを作成するためのテンプレートとして使用していたイメージが必要なくなった場合は、簡単に削除できます。イメージから仮想マシンを作成すると、仮想マシンが作成されるときにオペレーティング システム ディスクが作成されます。イメージを削除してもオペレーティング システム ディスクは削除されないため、そのディスクからいつでも別のイメージや仮想マシンを必要に応じて作成できます。イメージ作成用にアップロードした .vhd ファイルは、イメージを削除しても削除されません。イメージのソースである .vhd ファイルを削除するには、先にイメージを削除する必要があります。

  1. まだサインインしていない場合は Windows Azure 管理ポータルにサインインします。

  2. [仮想マシン] をクリックし、[イメージ] をクリックします。

  3. 削除するイメージを選択して、[イメージの削除] をクリックします。

Windows Azure の仮想マシンでは、さまざまな方法でディスクを使用します。オペレーティング システム ディスクは、仮想マシンにオペレーティング システムを提供するために使用する VHD です。データ ディスクは、アプリケーション データを格納するために仮想マシンに接続する VHD です。

ディスクを作成するにはさまざまな方法があり、アプリケーションのニーズに応じて選択できます。たとえば、ディスクを作成するための典型的な方法として、仮想マシンを作成するときにイメージ ギャラリーのイメージを使用すると、オペレーティング システム ディスクが作成されます。また、データ ディスクを作成するための典型的な方法として、仮想マシンに空のディスクを接続すると、新しいデータ ディスクが作成されます。サブスクリプションに関連付けられているストレージ アカウントにアップロードまたはコピーした .vhd ファイルを使用してディスクを作成することもできます。.vhd ファイルは、ポータルを使用してアップロードすることはできませんが、Windows Azure ストレージに対応したその他のツールを使用してアップロードしたりコピーしたりできます。

次の図は、仮想マシンに使用されるディスクを示します。

Windows Server のディスクの管理
  • オペレーティング システム ディスク - すべての仮想マシンにオペレーティング システム ディスクが 1 つ接続されています。オペレーティング システム ディスクとして使用できる VHD をアップロードすることができます。また、イメージから仮想マシンを作成するとディスクが作成されます。このディスクは元の .vhd ファイルのコピーであり、その新しいコピーがオペレーティング システム ディスクとして登録されます。オペレーティング システム ディスクは最大 127 GB です。Windows Azure でオペレーティング システム ディスクを作成すると、高い持続性を提供するために、ディスクのコピーが 3 つ作成されます。さらに、ジオレプリケーションに基づく災害復旧を使用するように選択すると、VHD が 400 マイル以上の距離でレプリケートされます。オペレーティング システム ディスクは SATA ドライブとして登録され、C ドライブというラベルが付けられます。

    noteメモ
    オペレーティング システム ディスクのトラブルシューティングを行うときには、ディスクをデータ ディスクとして実行中の仮想マシンに接続してデータにアクセスし、ログを使用して問題を診断します。

  • 一時ディスクが自動的に作成されます。Windows 仮想マシンでは、このディスクには D ドライブというラベルが付けられます。Linux 仮想マシンでは、ディスクは通常は /dev/sdb であり、Windows Azure Linux エージェントによって形式が設定され、/mnt/resource にマウントされます。

    Important重要
    一時ディスクにデータを保存しないでください。このディスクは、アプリケーションとプロセスの一時的なストレージを提供し、ページ ファイルやスワップ ファイルなどの一時的なデータを保存するために使用されます。

  • データ ディスク - データ ディスクは、実行中の仮想マシンに接続してアプリケーション データを永続的に格納できる VHD です。既にデータが含まれているデータ ディスクをアップロードして仮想マシンに接続することも、Windows Azure 管理ポータルを使用して空のディスクを仮想マシンに接続することもできます。データ ディスクの最大サイズは 1 TB です。データ ディスクは、SCSI ドライブとして登録され、選択した文字のラベルが付けられます。

    仮想マシンに接続できるディスクの数は仮想マシンのサイズによって決まります。詳細については、「Windows Azure の仮想マシンのサイズ」を参照してください。

    次のトピックでは、データ ディスクを接続および切断する手順について説明しています。

Windows Azure でのディスクに関する注意事項は次のとおりです。

オペレーティング システム ディスクおよびデータ ディスクには、特定の状況でのパフォーマンス向上を実現するホスト キャッシュ設定が含まれます (この設定は、ホスト キャッシュ モードと呼ばれることもあります)。ただし、アプリケーションによっては、これらの設定が、ある状況においてパフォーマンスに悪影響を及ぼすことがあります。データ ディスクの読み取り操作および書き込み操作の両方について、ホスト キャッシュは既定でオフです。また、オペレーティング システム ディスクの読み取りおよび書き込み操作についてのホスト キャッシュは、既定でオンです。データ ディスクの設定を変更するには、Set-AzureDataDisk コマンドレットを使用します。オペレーティング システム ディスクの設定を変更するには、Set-AzureOSDisk コマンドレットを使用します。

ジオレプリケートされるストレージ アカウントでストライピング ボリューム (Windows または Linux) を使用すると、データ損失が発生する可能性があります。レプリケートされたコピーからのデータ復元が必要なストレージの故障が発生した場合、復元が行われると、ストライプ ディスク セットの書き込み順序がそのまま残る保証はありません。

ディスクの追加と削除、追加したディスクの表示、ディスクの更新などの操作を行うことができます。オペレーティング システム ディスクおよびデータ ディスクの両方でこれらの操作を実行できます。ディスクとして使用するための .vhd ファイルを Windows Azure ストレージにアップロードした後、そのディスクを管理するには、次のリソースを参照してください。

仮想マシンに接続されているディスクを調べるには、ダッシュボードか、管理ポータルの [仮想マシン] の [ディスク] ページを使用します。

  1. まだサインインしていない場合は Windows Azure 管理ポータルにサインインします。

  2. [仮想マシン] をクリックし、適切な仮想マシンを選択します。

  3. [ダッシュボード] をクリックします。仮想マシンのダッシュボードで、接続されているディスクの数と名前を確認できます。次の例では、仮想マシンにデータ ディスクが 1 つ接続されています。

    アタッチされているデータ ディスクの検索
    noteメモ
    一時的なローカル ディスクはディスク セクションに表示されません。

  1. まだサインインしていない場合は Windows Azure 管理ポータルにサインインします。

  2. [仮想マシン] をクリックし、[ディスク] をクリックします。このページには、仮想マシンで使用できるすべてのディスクと、現在仮想マシンで使用されているディスクが表示されます。この一覧は、オペレーティング システム ディスクおよびデータ ディスクの組み合わせです。2 種類のディスクの違いについては、ダッシュボードでディスク情報を参照してください。

    noteメモ
    仮想マシンに新しいデータ ディスクを接続するときには、ディスクに使用される .vhd ファイルの名前は指定できますが、ディスクの名前は Windows Azure によって指定されます。その名前は、クラウド サービス名、仮想マシン名、および数値識別子で構成されます。

不要になったオペレーティング システム ディスクやデータ ディスクを削除することができます。オペレーティング システム ディスクを削除するには、仮想マシンを削除するときに削除します。データ ディスクを削除する場合、仮想マシンも削除しない場合は、まずディスクを仮想マシンからデタッチする必要があります。

  1. まだサインインしていない場合は Windows Azure 管理ポータルにサインインします。

  2. [仮想マシン] をクリックし、[ディスク] をクリックします。

  3. 削除するディスクを選択して、[ディスクの削除] をクリックします。

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