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チュートリアル: BizTalk サービス ブリッジを使用して Azure SQL データベースのデータを参照する

更新日: 2013年8月

このチュートリアルでは、Windows Azure SQL データベースのデータを参照するために、BizTalk サービス ブリッジ内の強化段階を使用する方法について説明します。ブリッジが SQL データベースのデータを参照する方法を示すために、フラット ファイル メッセージが FTP サーバーから選択され、BizTalk サービス ブリッジを使用して処理され、フラット ファイルからのデータが最終的にオンプレミスの SQL Server に挿入されるというシナリオを考えてみましょう。SQL データベースのデータを参照する方法を示すのに加え、このチュートリアルでは、次の機能についても説明します。

フラット ファイル メッセージの処理に関するサポートを使用することにより、同じブリッジ エンドポイントを使用して、フラット ファイル メッセージと同様に XML を処理する一方向ブリッジを使用することができます。ただし、フラット ファイル メッセージのスキーマを作成し、BizTalk サービス プロジェクトに追加する必要はあります。これはフラット ファイル スキーマ ウィザードによって自動で実行されます。フラット ファイル メッセージが既に存在する場合は、ウィザードを使用して、そのフラット ファイル メッセージのスキーマを生成し、プロジェクトに追加することもできます。その後、フラット ファイル メッセージを FTP サイトに格納することができます。ブリッジによって、FTP ソース経由でフラット ファイル メッセージが使用、処理され、目的のエンドポイントに送信されます。最後に、メッセージはブリッジの各段階で処理される際に追跡することができます。組織は、これらのすべての機能を、ビジネス要件を満たすエンド ツー エンドのシナリオに関連付けることができます。このチュートリアルでは、次のようなビジネス シナリオを使用して、BizTalk サービスのこれらの機能と他の一部の機能を示します。

ビジネス シナリオ

Northwind Traders は、保険会社である Humongous Insurance の医療保険金請求を処理する医療サービス提供機関です。Northwind は、保険金請求をフラット ファイル メッセージとして Humongous Insurance に送信します。Humongous Insurance は、これらの請求を処理し、オンプレミスの SQL Server データベースを使用して、社内で保持します。Humongous Insurance は、Windows Azure でアプリケーションとしてこのビジネス プロセスを展開します。Humongous Insurance は、クラウド上にこのアプリケーションを展開するために Windows Azure BizTalk サービスで提供されている統合機能を使用することにしました。

Humongous Insurance と Northwind Traders がこのアプリケーションの開発、構成、展開のために実行する必要がある一連の手順を次に示します。

  • Humongous Insurance は、BizTalk サービスを使用して BizTalk サービス プロジェクトを作成します。このプロジェクト内で、次のことを行います。

    • Northwind Traders から (帯域外から電子メール経由で) 受信したフラット ファイル インスタンス メッセージのサンプルを使用して、フラット ファイル メッセージのスキーマを作成します。Humongous Insurance は、Northwind から受信するフラット ファイル メッセージの検証や処理にこのスキーマを必要とします。

    • プロジェクトに FTP ソース コンポーネントを追加します。FTP ソースは、Northwind Traders がフラット ファイル メッセージをドロップする FTP サーバーを表します。

    • 一方向ブリッジを追加して、Northwind Traders から受信するフラット ファイル メッセージを処理します。ブリッジ内で、Humongous Insurance は次のことを行います。

      • 変換を使用して、Northwind から受信したメッセージを、Humongous Insurance がすべての保険金請求を保持する SQL Server データベース テーブルに挿入するために必要な形式に変換します。

      • 着信メッセージでデータの強化を実行します。データの強化を使用して、Humongous Insurance はメッセージを強化し、Northwind Traders が送信した元のメッセージには含まれていない情報を含めます。たとえば、このシナリオでは、Northwind Traders からのフラット ファイル メッセージには、請求の種類の情報だけが含まれています。しかし、Humongous Insurance は、オンプレミスの SQL Server データベースに挿入するメッセージに、請求の種類の説明も含める必要があります。したがって、このデータの強化を行うために、Humongous Insurance は、SQL データベース テーブル (請求の種類を請求の説明にマップするために保持) を参照して、着信メッセージの請求の種類にマップされている請求の種類の説明を確認し、最後にオンプレミスの SQL Server データベースに挿入するメッセージを更新して、請求の種類の説明を含めます。

      • ブリッジがメッセージを処理する際にメッセージを追跡するのに使用できるプロパティとして、メッセージの特定の要素を昇格します。

    • 最後に、Humongous は、メッセージからのデータを挿入する必要のあるオンプレミスの SQL Server を表す BizTalk サービス プロジェクトに BizTalk アダプター サービス コンポーネントを追加します。

  • Humongous Insurance は、Service Bus でこのソリューションをビルドして展開します。

ソリューションが展開されたら、Northwind Traders は、FTP サーバーの指定した場所に保険金請求のフラット ファイル メッセージをドロップします。XML 一方向ブリッジは、このメッセージを使用して、SQL Server データベースに挿入します。次の図は、同じシナリオを表しています。

ビジネス シナリオ

この記事の使用方法

このチュートリアルは、MSDN コード ギャラリーからダウンロードできる、サンプルの FlatFile_Bridge.zip に基づいて作成されています。サンプルを使用し、このチュートリアルを進めながら、サンプルがどのように作成されたかを理解することも、このチュートリアルを利用して独自のアプリケーションを作成することもできます。このチュートリアルでは、このアプリケーションがどのように作成されたかを理解できるように、2 番目の方法を対象としています。また、このチュートリアルは、できる限りサンプルとの一貫性が確保されており、各種要素 (スキーマ、変換など) にサンプルで使用されるのと同じ名前を使用しています。

Microsoft では概念と手順を理解するためにチュートリアルに従うことをお勧めしていますが、サンプルを使用する場合は、次の作業を行ってください。

  • FlatFile_Bridge.zip パッケージをダウンロードして、FlatFile_Bridge サンプルを抽出し、サービス名前空間、発行者名、発行者キーの指定のほか、LOB リレーの更新や、特定のサーバーの詳細を追加する FTP コンポーネントの更新など、関連する変更を行います。必要な変更を加えたら、アプリケーションをビルドして展開します。

  • テスト メッセージをソリューションの一部として構成されている FTP サイトにドロップし、アプリケーションが正しく動作することを確認します。メッセージは、正常に処理されると、SQL Server にルーティングされ、新しいレコードが請求のテーブルに入力されたことを確認できます。

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ビルド日:

2013-11-22

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