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高可用性 (Azure キャッシュのロール内キャッシュ)

更新日: 2013年8月

Microsoft Azure キャッシュのインロール キャッシュ では、キャッシュされたオブジェクトの高可用性を維持できます。この機能を必要とするキャッシュごとに高可用性を有効にするには、Microsoft Azure のロール プロパティを使用します。コードの変更は必要ありません。負荷に対して必要なメモリ容量を再計算するだけで済みます。これを行うには、処理容量計画のスプレッドシートで高可用性設定を有効にします。詳細については、「インロール キャッシュの容量計画に関する考慮事項 (Azure キャッシュ)」を参照してください。

高可用性により、キャッシュされたオブジェクトはハードウェア障害に対する耐性のために、同じクラウド サービス環境内でレプリケートされます。また、可用性を高めるため、セカンダリ コピーが異なる障害ドメインおよびアップグレード ドメインに配置されます。なんらかの理由で、キャッシュ クラスターの 1 つの仮想マシンがダウンした場合、キャッシュ クラスターはセカンダリ コピーを使用してデータ損失を防ぐことができます。

note
高可用性は Shared Cachingではサポートされません。

アーキテクチャ

高可用性には、関連付けされたロールの複数のインスタンスが必要です。別の障害ドメインおよびアップグレード ドメインに属する別のインスタンスで、キャッシュされた項目のセカンダリ コピーが維持されます。こうすることで、1 つのインスタンスがダウンした場合に備えて、バックアップ コピーが別のインスタンスに存在するようになります。このシナリオでは、セカンダリ コピーがプライマリ コピーに昇格します。次に、新しいセカンダリ コピーが残りのいずれかのインスタンスで作成され、高可用性が維持されます。

高可用性を実装するため、すべてのキャッシュ書き込みがプライマリ コピーおよびセカンダリ コピーの両方に対して行われます。

note
高可用性を無効にした場合でも、キャッシュ クラスターは、再起動など、計画されたシャットダウン中にデータを保持しようとします。このシナリオでは、キャッシュ クラスターはキャッシュされた項目をシャットダウン前に他のサーバーに転送しようとします。ただし、データ転送の量によっては、この正常なシャットダウンが完了する保証はありません。また、高可用性とは異なり、予期しないシャットダウン中はデータは保持されません。

注意事項

インロール キャッシュをホストするロールは、少なくとも 4 つのインスタンス上で実行するように構成する必要があります。実行中の 2 つまたは 3 つのインスタンスに対して構成されたロールで高可用性を有効にすることはできますが、次の 2 つの理由により、推奨されません。

  • Microsoft Azure は、定期的なメンテナンスのため、仮想マシンを再起動することがあります。アプリケーションのインプレース更新でも仮想マシンがオフラインになります。どちらのシナリオでも、少なくとも 3 台のサーバーをキャッシュ クラスターに配置することをお勧めします。こうすることで、サーバーの 1 台がダウンしたときでも、キャッシュされたオブジェクトのプライマリ コピーおよびセカンダリ コピーを作成するために、3 台のサーバーがまだキャッシュ クラスターに存在します。稼働しているサーバーが 1 台だけの場合、キャッシュにアクセスできますが、高可用性は維持できません。

  • 3 台のサーバーでも前記の要件を満たしますが、4 台のサーバーをお勧めします。これにより、障害ドメイン間でより均等にプライマリ コピーを分散できます。また、キャッシュ クラスター間のデータの分散が向上し、その結果、ネットワーク トラフィック パターンやパフォーマンスも向上します。

インスタンスが使用できなくなった場合、セカンダリ コピーがプライマリ コピーに昇格され、ルーティング情報が更新されるまでに、少し時間がかかります。この時間中に、クライアントは DataCacheExceptionErrorCodeRetryLater 例外を受け取ります。インロール キャッシュ アプリケーションは、この状態に正しく対応するために、通常のエラー処理と再試行のロジックを使用する必要があります。

すべての書き込みはプライマリ コピーとセカンダリ コピーの両方に対して行われるので、高可用性により遅延が増し、スループットが減ります。これは、高可用性によって得られるキャッシュの利点の妥当な代償と考えることができます。

Important重要
定義上、高可用性を使用する場合は、キャッシュ項目ごとに必要なメモリの量が倍増します。キャパシティ プランニング タスクでは、このメモリに対する影響を考慮してください。詳細については、「インロール キャッシュの容量計画に関する考慮事項 (Azure キャッシュ)」を参照してください。

高可用性を有効にするには

  1. インロール キャッシュ が有効なロールをクリックします。

  2. [構成] タブで、[インスタンス数] が 4 以上になっていることを確認します。

  3. [キャッシュ] タブで、高可用性を必要とするキャッシュの [高可用性] チェック ボックスをオンにします。次のスクリーンショットでは、3 つのキャッシュのうち 2 つに対して [高可用性] が有効になっています。

    バックアップ コピーのキャッシュ

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