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ロード テストのための Windows Azure のプロビジョニング

Visual Studio Ultimate を使用して Azure でロード テストを実行するときは、次のコンポーネントを Azure でプロビジョニングする必要があります。

  1. ホステッド サービス

  2. ストレージ アカウント

  3. Connect グループ

また、Azure ポータルにアップロードする 3 種類の .zip ファイルを作成する必要があります。これらの .zip ファイルには、コントローラーとエージェントのコード、および SQL Server 2008 R2 Express のセットアップ ファイルが格納されます。

ここでは、Azure 管理ポータルをプロビジョニングする手順について順を追って説明します。

Azure での Visual Studio ロード テストの実行に関する概要については、「Windows Azure ロールでの Visual Studio ロード テストの使用」を参照してください。

ホステッド サービスを作成する

このアプリケーションでは、配置はしませんが、ホステッド サービスを作成する必要があります。

ホステッド サービスを作成するには

  1. Windows Azure 管理ポータルにログインします。

  2. 左ペインで、[ホステッド サービス、ストレージ アカウント、CDN] をクリックします。

  3. 左ペインで、[ホステッド サービス] ノードをクリックします。

  4. リボンの [新規ホステッド サービス] をクリックします。

  5. サービスを作成するサブスクリプションを選択します。

  6. サービスの名前を入力します。このチュートリアルでは、「Azure LoadTest」と入力します。

  7. サービスの URL のプレフィックスを入力します。この URL は一意である必要があります。一意でないと、"要求した名前は既に要求されており、利用できません" というメッセージが表示されます。

  8. サービスの領域またはアフィニティ グループを選択します。

  9. [デプロイ オプション] で、[デプロイしない] を選択します。

ストレージ アカウントを作成する

パブリック BLOB を格納するためのストレージ アカウントを作成する必要があります。

ストレージ アカウントを作成するには

  1. 左ペインで、[ストレージ アカウント] をクリックします。

  2. サービスをホストするサブスクリプションの名前を右クリックし、[新規ストレージ アカウント] をクリックします。

  3. ダイアログ ボックスで、一意の URL を入力します。URL はすべて小文字で入力する必要があります。使用できるのは文字と数字だけです。

  4. ストレージの領域またはアフィニティ グループを選択します。ホステッド サービスと同じ領域またはアフィニティ グループを選択してください。

  5. [OK] をクリックします。

  6. アカウントが作成されたら、ブラウザーを更新してアカウントのプロパティを確認します。

  7. プロパティ ペインで、[名前] の値をコピーし、後で使用するために保存します。この値のことをストレージ アカウント名と呼びます。

  8. [プライマリ アクセス キー] セクションで [表示] をクリックします。

  9. ダイアログ ボックスで、[コピー] アイコン (アクセス キーの値の右にあるアイコン) をクリックし、この値を後で使用するために保存します。この値のことをアカウント キーと呼びます。

ストレージ アカウント名とアカウント キーを使用してアプリケーションを構成する

ストレージ アカウントを作成したら、それを使用してアプリケーションを構成できます。

ロード テスト アプリケーションを構成するには

  1. Visual Studio を管理者として実行します。

  2. AzureLoadTest ソリューションを開きます (「Windows Azure ロード テストの前提条件とセットアップ」を参照してください)。

  3. ソリューション エクスプローラーで、[AzureLoadTest] プロジェクトを展開し、[ロール] フォルダーを展開します。

  4. [エージェント] ロールを右クリックし、[プロパティ] をクリックします。

  5. [エージェント [ロール]] ページで、[設定] タブをクリックします。

  6. Microsoft.WindowsAzure.Plugins.Diagnostics.ConnectionString の設定を選択します。

  7. [種類] 列のボックスの一覧から [接続文字列] を選択します。

  8. [値] 列の右にある参照ボタン ([…]) をクリックします。

  9. [ストレージ アカウント接続文字列] ダイアログ ボックスで、[ストレージ アカウントの資格情報の入力] を選択します。

  10. [アカウント名] ボックスにアカウント名を貼り付けます。

  11. [アカウント キー] ボックスにプライマリ アクセス キーの値を貼り付けます。

  12. [OK] をクリックします。

  13. ソリューション エクスプローラーで、[ロール] フォルダーの [コントローラー] ロールを右クリックし、[プロパティ] をクリックします。

  14. [コントローラー [ロール]] ページで、[設定] をクリックします。

  15. 手順 6. ~ 12. を繰り返します。

ロード テスト キーを使用してアプリケーションを構成する

Visual Studio のロード テスト機能を使用するには、有効なキーを指定する必要があります。このキーは、MSDN サブスクリプションから入手できる無償版の Visual Studio Ultimate に付属しています。キーを入手したら、そのキーを使用してアプリケーションを構成します。ロード テスト キーの詳細については、以下を参照してください。

ロード テスト キーを入手するには

  1. MSDN サブスクリプションにサインインします。「MSDN サブスクリプション」にアクセスし、[サインイン] リンクをクリックします。

  2. サインインしたら、「ダウンロード」ページに移動します。

  3. Visual Studio 2010 Load Test Feature Pack のエントリを探します。[キー] 列の [表示] リンクをクリックします。

  4. [プロダクト キー] 列で値を探します。

ロード テスト キーを使用してアプリケーションを構成するには

  1. ソリューション エクスプローラーで、コントローラー ロールのプロパティ ページを開きます。

  2. プロパティ ページで、[設定] タブをクリックします。

  3. TestController_License の設定にプロダクト キーを貼り付けます。

コントローラー、エージェント、および SQL Express の .Zip ファイルを作成する

ロード テストは、ワーカー ロールで実行される 2 つのコードを使用して実行されます。コントローラーエージェントのコードは、Microsoft ダウンロード センターからダウンロードできます。ダウンロードしたコードを .zip ファイルとして再パッケージ化し、Azure ストレージ アカウントにアップロードする必要があります。アプリケーションの配置時に RoleEntryPoint クラスの OnStart メソッドが呼び出され、そのメソッドでインストール コードが呼び出されて、コントローラーとエージェントがワーカー ロールでサービスとして実行されます。

コントローラーとエージェントの .zip ファイルを作成するには

  1. ダウンロード センターの「Visual Studio Agents 2010 – ISO」から X16-49583VS2010Agents1.iso ファイルをダウンロードします。

    このファイルに、コントローラーとエージェントの両方のソフトウェアが含まれています。

  2. 「無料 .zip ユーティリティ」などと入力してインターネットで検索し、.zip ユーティリティを見つけてダウンロードします。

  3. ユーティリティを実行し、X16-49583VS2010Agents1.iso ファイルを開きます。

  4. testagent フォルダーと testcontroller フォルダーを展開します。

  5. ユーティリティを使用して、展開したフォルダーの内容を含む 2 つの新しい .zip ファイルを作成します。新しい .zip ファイルの名前は次のようになります。

    • testagent.zip

    • testcontroller.zip

    Important重要
    フォルダーの内容は .zip ファイルの最上位の階層に格納する必要があります。既定では、フォルダーを単純に再パッケージ化すると、フォルダーの内容が .zip ファイルの 1 つ下の階層に格納されます。インストール コードでコードを展開するには、最初の階層で内容にアクセスできる必要があります。

.zip ファイルをもう 1 つ作成する必要があります。また、コントローラー ワーカー ロールに SQL Express エンジンをインストールする必要があります。これを行うには、SQL Server Express インストール パッケージ (無料) を入手し、.zip ファイルとして再パッケージ化する必要があります。

SQL Server Express のインストール ファイルを作成するには

  1. SQL Server 2008 R2 Express データベースおよび管理セットアップ (SQL Server 2008 RS Express および管理ツール) をダウンロードします。

  2. .zip ユーティリティを実行し、SQLEXPRWT_x64_ENU.exe を開きます (拡張子は .exe ですが、.iso アーカイブ ファイルでもあります)。

  3. 内容を展開します。

  4. .zip ユーティリティを使用し、SQLEXPRWT_x64_ENU.zip という名前の新しいファイルを作成します。

    Important重要
    コントローラーとエージェントの .zip ファイルと同様に、インストール パッケージの内容は新しい .zip ファイルの最上位の階層に格納する必要があります。

Azure ストレージ アカウントに .Zip ファイルをアップロードする

.zip ファイルは、ワーカー ロールで使用できるようにする必要があります。これにより、インストール手順が開始されて実行されます。これを行うには、1 つのパブリック BLOB コンテナーを作成し、そのコンテナーにファイルをアップロードします。ファイルはコードを使用してアップロードすることもできますが、ここではダウンロード可能なツールを使用します。

Important重要
ストレージ コンテナーはパブリックにする必要があります。

.zip ファイルをアップロードするには

  1. ストレージ サービス スマート クライアントをダウンロードします。

  2. Visual Studio で StorageServicesSmartClient ソリューションを開きます。

  3. ストレージ アカウント名とアカウント キーを使用してアプリケーションを構成します。

    1. ソリューション エクスプローラーで、App.config ファイルを開きます。

    2. <storageAccounts> 要素を探します。

    3. <storageAccounts> 要素で、いずれかの <add> 要素を選択します。次の例を参照してください。key 属性の "<MyStorageName>" を Azure ストレージ アカウント名に置き換えます。value 属性の "<MyStorageName>" をストレージ名に置き換えます。さらに、value 属性の "<MyPrimaryAccessKey>" をストレージ アカウント キーに置き換えます。

      <add key="<MyStorageName>" value="DefaultEndpointsProtocol=https;AccountName=<MyStorageName>;AccountKey=<MyPrimaryAccessKey>"/>
      
      
  4. アプリケーションを実行します。

  5. 左下にある [ストレージ アカウント] のボックスの一覧からストレージ名を選択します。

  6. [コンテナーのコマンド] セクションで [新規作成] をクリックします。既定の [パブリック] のままにします。

  7. 新しいコンテナーの名前を入力し、[OK] をクリックします。

  8. 左ペインの [BLOB サービス] で、新しいコンテナーを選択します。

  9. [BLOB のコマンド] セクションで [新規作成] をクリックします。

  10. [ファイルのアップロード] ダイアログ ボックスで、[選択] をクリックします。

  11. コントローラー、エージェント、および SQL Express セットアップの .zip ファイルが保存されているディレクトリに移動し、それらをアップロードします。

  12. 後で参照できるように新しいコンテナーの名前を記録します。これはアプリケーションを構成するときに使用します。

.Zip ファイルに対応するようにアプリケーションを構成する

.zip ファイルを作成して Azure ストレージ アカウントにアップロードしたら、適切な値を使用してロード テスト アプリケーションを構成する必要があります。

.zip ファイルに対応するようにアプリケーションを構成するには

  1. Visual Studio で、AzureLoadTest ソリューションを開きます。

  2. ソリューション エクスプローラーで、[AzureLoadTest] プロジェクトを展開し、[ロール] フォルダーを展開します。

  3. [エージェント] ロールを右クリックし、[プロパティ] をクリックします。

  4. [エージェント [ロール]] ページで、[設定] タブをクリックします。

  5. TestAgent_Zip の設定を選択します。

  6. [値] ボックスで、ストレージのアドレスの値を次のように置き換えます。次の例を参照してください。URL の "<MyStorageName>" を Azure ストレージ アカウント名に置き換えます。さらに、"<mycontainername>" を BLOB コンテナーの名前に置き換えます。

    http://<MyStorageName>.blob.core.windows.net/<mycontainername>/testagent.zip
    
  7. ソリューション エクスプローラーで、[コントローラー] ロールを右クリックし、[プロパティ] をクリックします。

  8. [設定] タブで、SqlExpress_Zip の設定を選択します。

  9. [値] ボックスで、ストレージのアドレスの値を次のように置き換えます。次の例を参照してください。URL の "<MyStorageName>" を Azure ストレージ アカウント名に置き換えます。さらに、"<mycontainername>" を BLOB コンテナーの名前に置き換えます。

    http://<MyStorageName>.blob.core.windows.net/<mycontainername>/SQLEXPRWT_x64_ENU.zip
    
  10. TestController_Zip の設定を選択します。

  11. [値] ボックスで、ストレージのアドレスの値を次のように置き換えます。次の例を参照してください。URL の "<MyStorageName>" を Azure ストレージ アカウント名に置き換えます。さらに、"<mycontainername>" を BLOB コンテナーの名前に置き換えます。

    http://<MyStorageName>.blob.core.windows.net/<mycontainername>/testcontroller.zip
    

Connect グループを作成する

Azure の Connect 機能を使用すると、仮想プライベート ネットワークを作成できます。グループのメンバーには、オンプレミスのコンピューターと Azure のロール インスタンスの両方を含めることができます。ロード テスト ソリューションでは、テスト コントローラーとエージェントの間の通信に Connect グループを使用します。Connect グループの設定の詳細については、http://msdn.microsoft.com/ja-jp/library/gg508836.aspx を参照してください。

Connect グループをまだ作成していない場合は、開発用コンピューター (コントローラー インスタンスの開発と管理に使用するコンピューター) にローカル エンドポイントをインストールします。

Important重要
ローカル エンドポイントは、任意のコンピューターに一度だけインストールすることができ、特定の Azure サブスクリプションで作成した Connect グループとのみ連携します。特定の Azure サブスクリプションのローカル エンドポイントを既にインストールしている場合は、別のサブスクリプションの新しいローカル エンドポイントをインストールする前に、既存のローカル エンドポイントをアンインストールする必要があります。詳細については、「Windows Azure Connect と共にローカル エンドポイントをインストールする方法」を参照してください。

ローカル エンドポイントをインストールするには

  1. Azure 管理ポータルの左ペインで、[仮想ネットワーク] をクリックします。

  2. アプリケーションをホストするサブスクリプションを選択します。

  3. リボンの [ローカル エンドポイントのインストール] をクリックします。

  4. [Windows Azure Connect エンドポイント ソフトウェアのインストール] ダイアログ ボックスで、[リンクをクリップボードにコピー] をクリックし、[OK] をクリックします。

  5. Internet Explorer のアドレス ボックスにリンクを貼り付け、Enter キーを押します。

  6. 手順に従ってエンドポイントをインストールします。

Connect グループを作成するには

  1. Azure 管理ポータルの左ペインで、[仮想ネットワーク] をクリックしていることを確認します。

  2. アプリケーションをホストするサブスクリプションを選択します。

  3. サービスがホストされているノードを展開します。

  4. [グループとロール] ノードを選択します。

  5. リボンの [グループの作成] をクリックします。

  6. ダイアログ ボックスで、グループの名前を入力します。

  7. [作成] をクリックします。

  8. Windows トレイで、Connect エンドポイント トレイ アイコンをクリックし、[ポリシーの更新] をクリックします。

  9. ローカル エンドポイントをグループに追加するには、次の手順に従います。

    1. Azure 管理ポータルで、新しく作成したグループを選択します。

    2. リボンの [グループの編集] をクリックします。

    3. [エンドポイント グループの編集] ダイアログ ボックスで、[接続元] セクションの [追加] をクリックします。

    4. [ローカル エンドポイントの選択] ダイアログ ボックスで、コンピューターを選択し、[OK] をクリックします。

      コンピューターが表示されない場合は、「Windows Azure Connect のトラブルシューティング」を参照してください。

    5. [保存] をクリックします。

この時点では、ワーカー ロールのエンドポイントをグループに追加することはできません。ワーカー ロールは、この後の「Connect グループに対応するようにアプリケーションを構成する」で説明するように、アクティブ化トークンを構成すると追加されます。また、アプリケーションを配置してロールを作成するまでは、Connect グループに表示されません。

Connect グループに対応するようにアプリケーションを構成する

Connect グループで使用できるようにアプリケーションを構成するには

  1. Windows Azure 管理ポータルで、[仮想ネットワーク] をクリックして Connect ユーザー インターフェイスを開きます。

  2. ロード テスト アプリケーションの Connect グループをホストするサブスクリプションを選択します。

  3. リボンの [アクティブ化トークンの取得] をクリックします。

  4. [トークンをクリップボードにコピー] をクリックし、[OK] をクリックします。

  5. Visual Studio で、AzureLoadTest ソリューションを開きます。

  6. ソリューション エクスプローラーで、[AzureLoadTest] プロジェクトを展開し、[ロール] フォルダーを展開します。

  7. [エージェント] ロールを右クリックし、[プロパティ] をクリックします。

  8. [エージェント [ロール]] ページで、[仮想ネットワーク] タブをクリックします。

  9. [Windows Azure Connect のアクティブ化] の設定を選択します。

  10. ボックスにアクティブ化トークンの値を貼り付けます。

  11. ソリューション エクスプローラーで、[エージェント] ロールを右クリックし、[プロパティ] をクリックします。

  12. 手順 8. ~ 10. を繰り返します。

次の手順

ここでは、開発の次の段階に進む準備として、必要なファイルと値を設定して Azure 管理ポータルとロード テスト アプリケーションの両方を構成しました。次は、「Windows Azure へのロード テストのパブリッシュ」に進んでください。


ビルド日:

2013-07-25

コミュニティの追加

表示:
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