_mm_shl_epi32
更新 : 2011 年 3 月
Visual Studio 2010 SP1 が必要です。
Microsoft 固有の仕様 →
XOP 命令 vpshld を生成して、1 つ目のソースの各ダブルワードに対して、2 つ目のソースで指定された量の論理シフトを実行します。
__m128i _mm_shl_epi32 (
__m128i src,
__m128i counts
);
パラメーター
[入力] src
4 個の 32 ビット符号なし整数を含む 128 ビットのパラメーター。[入力] counts
16 個の 8 ビット符号付き整数を含む 128 ビットのパラメーター。
戻り値
4 個の 32 ビット符号なし整数を含む 128 ビットの結果 r。
r[i] := (counts[4*i] >= 0) ? src[i] << counts[4*i] :
src[i] >> -counts[4*i]);
必要条件
組み込み |
アーキテクチャ |
---|---|
_mm_shl_epi32 |
XOP |
ヘッダー ファイル <intrin.h>
解説
src の各 32 ビット符号なし整数値が、下位バイトに対応する counts のバイトの値で指定されたビット数の分だけシフトされ、結果の 32 ビット符号なし整数がターゲットの対応する値として格納されます。 counts の値が正の場合、左に (最上位ビットに向かって) シフトされ、ゼロが右端にシフトされます。それ以外の場合、右にシフトされ、ゼロが左端にシフトされます。 シフト数が 31 を超えるか、-31 未満の場合、対応する結果値は 0 になります。 counts の他の値は無視されます。
vpshld 命令は、XOP ファミリの命令の一部です。 この組み込みを使用する前に、プロセッサでこの命令がサポートされていることを確認してください。 この命令に対するハードウェア サポートを確認するには、InfoType を 0x80000001 にして __cpuid 組み込みを呼び出し、CPUInfo[2] (ECX) のビット 11 をチェックします。 このビットは、命令がサポートされている場合は 1 になり、サポートされていない場合は 0 になります。
使用例
#include <stdio.h>
#include <intrin.h>
int main()
{
__m128i a, b, d;
int i, j;
unsigned int temp;
for (i = 0; i < 4; i++) {
temp = 0;
for (j = 0; j < 8; j++) {
temp = temp << 4 | (8*i + j + 7) % 16;
}
a.m128i_u32[i] = temp;
b.m128i_i8[4*i] = 11*i - 21;
}
d = _mm_shl_epi32(a, b);
printf_s("data: ");
for (i = 0; i < 4; i++) printf_s(" %08x", a.m128i_u32[i]);
printf_s("\nshifted by ");
for (i = 0; i < 4; i++) printf_s(" %8d", b.m128i_i8[4*i]);
printf_s("\ngives ");
for (i = 0; i < 4; i++) printf_s(" %08x", d.m128i_u32[i]);
printf_s("\n");
}
参照
参照
その他の技術情報
Visual Studio 2010 SP1 用に追加された XOP 組み込み
履歴の変更
日付 |
履歴 |
理由 |
---|---|---|
2011 年 3 月 |
このコンテンツを追加。 |
SP1 機能変更 |