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Azure での配置の管理

更新日: 2014年5月

Azure は、サービス配置を作成できる運用環境とステージング環境を提供します。サービスを運用環境またはステージング環境に配置すると、その環境で仮想 IP アドレス (VIP) と呼ばれる 1 つのパブリック IP アドレスがサービスに割り当てられます。この VIP は、配置でロールに関連付けられているすべての入力エンドポイントに使用されます。サービスにモデルで指定された入力エンドポイントがなくても、VIP は割り当てられ、各ロールからの送信トラフィックに割り当てられたソース アドレスとして使用されます。

通常、サービスは運用環境に配置する前にステージング環境に配置し、テストします。ステージング環境のサービスを運用環境に昇格するときは、サービスを再配置せずに昇格することができます。これは、配置をスワップして行います。

配置をスワップするには、Swap Deployment サービス管理 API を呼び出すか、ポータルで VIP をスワップします。どちらの場合も、ホステッド サービスで実行される基になる操作は同じです。VIP のスワップの詳細については、「クラウド サービスの管理方法」を参照してください。

サービスを配置すると、その配置先の環境に VIP が割り当てられます。運用環境の場合、サービスには、<dnsname>.cloudapp.net という URL または VIP によってアクセスできます。サービスをステージング環境に配置すると、VIP はステージング環境に割り当てられ、サービスには、<内部サービス ID>.cloudapp.net という URL または割り当てられた VIP によってアクセスできます。割り当てられた VIP は、ポータルで表示するか、Get Deployment サービス管理 API を呼び出して表示することができます。

サービスを運用環境に昇格するときは、運用環境に割り当てられた VIP と URL がステージング環境に現在ある配置に割り当てられるため、サービスが運用環境に "昇格" されます。ステージング環境に割り当てられた VIP と URL は、運用環境にあった配置に割り当てられます。

昇格時には運用環境のパブリック IP アドレスもサービス URL も変更されないことに注意してください。

このしくみを確認するために、配置 A が運用環境に配置されているシナリオについて説明します。また、配置 B はステージング環境に配置されています。次の表は、運用環境とステージング環境にサービスを最初に配置した後の VIP を示しています。

 

配置 A

VIP1

<dnsname>.cloudapp.net

運用

配置 B

VIP2

<guid>.cloudapp.net

ステージング

配置 B を運用環境に昇格した後の VIP は次のとおりです。

 

配置 B

VIP1

<dnsname>.cloudapp.net

運用

配置 A

VIP2

<guid>.cloudapp.net

ステージング

配置をスワップすると、運用環境の VIP と URL に関連付けられていた運用環境の配置が、ステージング環境の VIP に関連付けられます。同様に、ステージング環境の VIP と URL に関連付けられていたステージング環境の配置が、運用環境の VIP に関連付けられます。

noteメモ
新しく昇格したサービスに接続されるのは、新しい着信接続だけです。配置をスワップしても、既存の接続はスワップされません。

配置の有効期間中、更新、再起動、OS のイメージの再適用などの操作が配置で実行されても、割り当てられた VIP は変更されません。特定の配置の VIP は、その配置が削除されるまで保持されます。1 つのホステッド サービスでステージング環境と運用環境の配置の VIP をスワップしたとき、配置の VIP はどちらも保持されます。VIP は、ホステッド サービスではなく配置に関連付けられます。配置が削除されると、ホステッド サービスが削除されていなくても、その配置に関連付けられた VIP はプールに返され、適宜再割り当てされます。Windows Azure では、現在、配置の有効期間外の VIP の予約はサポートされていません。

Azure では、IIS を使用して配置されるサービスの ASP.NET machineKey が自動的に管理されます。配置方法として VIP スワップを定期的に使用する場合は、ASP.NET コンピューター キーを手動で構成する必要があります。コンピューター キーの構成の詳細については、「IIS 7 でコンピューター キーを構成する」を参照してください。

関連項目

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