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Unicode: ワイド文字セット

ワイド文字は、2 バイトの多言語文字コードです。 今日全世界のコンピューティングで使用されている文字は、科学技術記号や出版用の文字を含めてすべて Unicode 仕様を使用したワイド文字として表現できます。 Unicode の標準は、Microsoft 社など、大きな組織で開発および保守されており、今では全世界で認められています。

ワイド文字の型は wchar_t です。 ワイド文字列は、wchar_t[] 配列で表され、wchar_t* ポインターで指します。 ASCII 文字をワイド文字として表現するには、L という文字を文字の先頭に付けます。 たとえば、L'\0' はワイド文字 (16 ビット) の終端の NULL 文字です。 同様に、ASCII リテラル文字列も、プリフィックス L を付け加えるだけで、ワイド リテラル文字列として表現できます (例 : L"Hello")。

一般的に、ワイド文字を使用した場合は、マルチバイト文字を使用した場合に比べてメモリをより多く必要としますが、処理速度は向上します。 また、マルチバイト文字を使用した場合、一度に表すことのできるロケールは 1 つだけですが、Unicode を使用した場合、世界中の文字セットをすべて同時に使用できます。

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