エクスポート (0) 印刷
すべて展開

Azure SDK for .NET 2.2 リリース ノート

更新日: 2014年4月

このドキュメントは Azure SDK for .NET 2.2 リリースのリリース ノートを含み、SDK の新機能既知の問題、および重大な変更について説明しています。

Azure SDK for .NET のバージョン番号 (2.2) は、セマンティック バージョニングを使用し、コア Windows Azure サービス ランタイム アセンブリによって決まります。Azure SDK for .NET にパッケージされた他のクライアント ライブラリとその NuGet パッケージは、セマンティック バージョニング方式に基づく独立したバージョン管理に従います。

Azure SDK for .NET 2.2 には、Windows Azure のストレージ 2.1.0.2、Windows Azure のサービス バス 2.1.3、Windows Azure Caching 2.1.0、Windows Azure 構成マネージャー 2.0.1 ライブラリが含まれます。これらのライブラリは、それぞれ対応する NuGet パッケージからダウンロードできます。

このリリースの詳細については、次のリソースを参照してください。

Windows Azure SDK for .NET 2.2 で追加された機能と更新された機能は次のとおりです。

  • SDK Version 2.2 で Visual Studio 2013 をサポート - Azure SDK for .NET Version 2.2 は、Visual Studio 2013 を新たにサポートします。それに伴い Visual Studio 2010 のサポートは終了します。 Version 2.1 とそれ以前の SDK は引き続き Visual Studio 2010 をサポートしますが、SDK Version 2.2 のリリースに伴い、Visual Studio 2010 プロジェクトは Visual Studio 2012 または Visual Studio 2013 にアップグレードすることをお勧めします。プロジェクトをアップグレードすると、新しいバージョンの SDK がリリースされた時点で、Azure の最新の機能を使用できるようになります。

  • Windows Azure にサインインで接続 – サブスクリプションの発行設定ファイルを読み込む代わりに、Visual Studio から、Microsoft アカウントまたは組織のアカウントでサインインして、Windows Azure のリソースにアクセスできます。 詳細については、「Windows Azure のアカウント、サブスクリプション、管理ロールの管理」を参照してください。

  • Visual Studio で Windows Azure の Web サイトをサポート - Visual Studio 2013 でサーバー エクスプローラーを使用して、リモートの Windows Azure の Web サイトと直接やり取りできます。 Windows Azure のアカウントにサインインして、新しいサイトを作成したり、既存のサイトを構成したり、リアルタイム ログを参照したりすることができます。 Windows Azure では近い将来、ライブ デバッグ セッションを開始し、デバッグ モードでリモートから実行できるようになります。 最新版の Windows Azure SDK for .NET をインストールすると、Visual Studio 2012 でも、Windows Azure の Web サイトの新機能の大半が動作します。

    詳細については、「ASP.NET Web アプリケーションを Windows Azure の Web サイトにデプロイする」と「Visual Studio での Windows Azure の Web サイトのトラブルシューティング」を参照してください。

  • Windows Azure のクラウド サービス (プレビュー) のリモート デバッグが可能に – ライブ デバッグ セッションを開始し、クラウド サービスで動作するアプリケーションを Visual Studio から直接デバッグすることができます。詳細については、「Visual Studio でのクラウド サービスのデバッグ」を参照してください。

  • TopologyBlast – この新機能により、Windows Azure はトポロジの変更を、アップグレード ドメイン単位ではなくサービスのすべてのインスタンスに対し一度に伝達できるようになります。この機能は、サービス定義 (.csdef) ファイルの topologyChangeDiscovery 設定と、サービス ランタイム ライブラリに含まれる Simultaneous* のイベントおよびクラスを介して公開されます。

  • Windows Azure Service Bus – partition queues and topics across multiple message brokers – サービス バスは、複数のメッセージ ブローカーを使用して、メッセージを処理および保存します。各キューまたはトピックが 1 つのメッセージ ブローカーに割り当てられます。このマッピングには次の欠点があります。

    • キューまたはトピックのメッセージ スループットは、1 つのメッセージ ブローカーが処理できるメッセージングの負荷に限定されます。

    • メッセージ ブローカーが一時的に使用できないか、過負荷になった場合は、メッセージ ブローカーに割り当てられたすべてのエンティティが使用不可または低スループットに陥ります。

    これらの欠点を克服するために、サービス バスが、複数のメッセージ ブローカーにわたってキューまたはトピックを分割できるようになりました。 パーティション分割されたメッセージング エンティティの詳細については、「Service Bus」を参照してください。

Windows Azure SDK for .NET 2.2 は次の問題が確認されています。

  • リモート デバッグで既存のクラウド サービスへのアタッチに失敗する場合がある - 新しいクラウド サービスをデプロイした後、デバッガーが、既存のクラウド サービスへのアタッチに失敗し、"リモート デバッガーを起動できませんでした" というエラー メッセージが表示されることがあります。この問題を修正するには、Visual Studio を再起動し、新しいデプロイ環境にデバッガーを再アタッチします。

    リモート デバッガーを快適に利用するには、最適化されていないデバッグ ビルド構成をプロジェクトに使用してデプロイする必要があります。

  • サイド バイ サイドのクラウド サービスのデバッグは SDK 1.7 以降のバージョンでビルドされたプロジェクトで機能する - サイド バイ サイドのクラウド サービスのデバッグは、.NET Version 1.7、1.8、2.0、2.1、2.2 用の Windows Azure SDK としか互換性がありません。正常にデバッグするためには、バージョン 1.7 より前のバージョンを使用してビルドされたプロジェクトは、アップグレードする必要があります。詳細については、「Windows Azure クラウド サービス サポート ライフサイクル ポリシー」を参照してください。

    たとえば、Windows Azure SDK for .NET Version 1.6 でビルドされたプロジェクトを、バージョン 2.2 がインストールされたコンピューターで実行した場合、"サービスを実行するための前提条件が満たされていません" というエラー メッセージが表示されます。

    このエラーを回避するには、バージョン 2.2 に含まれるコンピューティング エミュレーターをアンインストールし、バージョン 1.6 用のコンピューティング エミュレーターをインストールします。ただしその場合、SDK Version 2.2 でビルドしたアプリケーションは、そのコンピューターで実行できなくなります。

  • CSRun は管理者特権のコマンド プロンプトから実行する必要がある – Windows Azure PowerShell など、CSRun コマンド ライン ツール (csrun.exe) を使用してコンピューティング エミュレーターを起動するツールとスクリプトは、管理者特権でのコマンド プロンプトから実行する必要があります。そのようにしないと、"コンピューティング エミュレーターでエラーが発生しました: コンピューティング エミュレーターをフル エミュレーション モードで実行するには管理者特権で起動する必要があります。正しい特権でエミュレーターを再起動してください" というエラーが表示されます。

  • Windows Azure Tools for Visual Studio 2.2 を使用した Windows Azure への統合サインイン - このセクションでは、統合サインインを使用したときに発生する可能性のある問題のトラブルシューティングについて説明します。詳細については、「統合サインインの FAQ」を参照してください。

    • Windows Azure のサブスクリプションが追加されていない - Windows Azure への接続を試みた後に、"Windows Azure のサブスクリプションが追加されていません。サブスクリプションのあるアカウントでサインインしてください" というエラー メッセージが表示される場合があります。 このメッセージは 1) 提供された資格情報で認証できなかった場合、または 2) 関連する Windows Azure のサブスクリプションがないアカウントで認証されたことを示します。

      この問題を修正するには、組織のアカウントでログインする場合、Windows Azure の管理ポータルに移動し、アクセスしようとしているサブスクリプションに関連付けられた Windows Azure ディレクトリに組織のアカウントが追加されていること、[設定] タブの共同管理者の一覧に自分のアカウントが表示されていること確認します。 Microsoft アカウント (Outlook.com アカウントまたは Hotmail.com アカウント) でログインする場合は、サブスクリプションのサービス管理者に連絡し、Windows Azure の管理ポータルの共同管理者に自分の Microsoft アカウントが表示され、登録されていることを確認します。

    • データベースとモバイル サービスがサーバー エクスプローラーに表示されない 現在、サーバー エクスプローラーの SQL データベース ノードと モバイル サービス ノードは、統合サインインをサポートしません。 これらのノードについては、Windows Azure での認証に管理証明書が必要です。

    • マルチアカウント サインインで複数のアカウントを表示できない - 統合サインイン機能では、ユーザーが一度に 1 つのユーザー ID でサインインできます。サインイン後、Visual Studio は、そのアカウントがサービス管理者または共同管理者になっているすべてのサブスクリプションに作用することができます。共通の管理者を持たない複数のサブスクリプションに同時にアクセスする必要がある場合、認証には引き続き管理証明書を使う必要があります。

    • サーバー エクスプローラーに重複する Web サイトが表示される - ユーザーが同じサブスクリプションに対して管理証明書とアカウント アクセスの両方を持っている場合、サーバー エクスプローラーに Windows Azure の Web サイトが重複して表示されることがあります。この重複を回避するには、サブスクリプションごとに 1 つの認証方法のみ (証明書またはアカウント) を使用してください。

    • フェデレーション アカウントでのサインイン後、サインアウトできない - フェデレーション アカウント (user@contoso.com など、サインインに ADFS を使用したアカウント) でサインインした後、Visual Studio からサインアウトできなくなる場合があります。この問題を解消するには、Visual Studio を終了してから再起動し、異なる資格情報でサインインする必要があります。さらに、状況によっては、ブラウザーのキャッシュから Cookie を消去する必要があります。

    • アカウント ベースのアクセスの期限が切れる - Windows Azure へのアカウント ベースのアクセスにはトークンが使用されます。セキュリティ上の理由から、これらのトークンには有効期限が設定されています。 アカウント ベースの認証を使用している場合、Visual Studio から Windows Azure に正常に接続した後、どこかの時点で、認証トークンは有効期限切れとなり、再認証する場合は、アカウント資格情報を入力する必要があります。認証トークンの有効期間は認証プロバイダーによって異なり、1 日のものもあれば、数週間にわたるものもあります。 トークンの期限が切れると、"現在、ユーザー名 としてサインインしています。いったんサインアウトしてから、別のユーザーでサインインしてください" というメッセージが表示される場合があります。有効期限が切れた認証トークンを更新するには、OK をクリックし、サインイン ダイアログに資格情報を入力します。

  • エディット コンティニュ

    • 64 ビット環境では、エディット コンティニュに Visual Studio 2013 と .NET Framework 4.5.1 が必要です (.NET Framework 4.5.1 は Visual Studio 2013 をインストールすると必ずインストールされます。また、.NET Framework 4.5 のインプレース アップグレードであるため、x64 コンピューター上の .NET Framework 4.5 がターゲットになっていても、Visual Studio 2013 でエディット コンティニュが動作します)。

    • 32 ビット環境では、Visual Studio 2012 と Visual Studio 2013 の両方でエディット コンティニュが動作します。

    • エディット コンティニュを使用するためには、F5 実行時に、Azure プロジェクトのターゲットを IIS Express に設定する必要があります。そうしないと、IIS との連係が十分に機能しません。"エディット コンティニュは許可されません" というダイアログが表示される場合があります。

    • WebRole.OnStart イベントではエディット コンティニュが正しく動作しません。"エディット コンティニュは許可されません" というダイアログが表示される場合があります。

    • エディット コンティニュに、フル エミュレーターとエクスプレス エミュレーターの両方が使用されます。

    • フル エミュレーターをターゲットにしているとき、ロールに複数のインスタンスが存在する場合、エディット コンティニュは、中断 (ブレークポイントまたは例外) を引き起こした 1 つのインスタンスにのみ変更を適用します。エディット コンティニュを使用して実行途中でコードに変更を適用すると、この動作に不整合が生じることがあります。

Azure SDK for .NET 2.2 の重大な変更を次に示します。

  • Windows Server 2012 R2/Windows 8.1 で MVC4 アプリケーションを実行するには、Windows の機能 ASP.NET 4.5 を有効にする - Windows Server 2012 R2/Windows 8.1 上で ASP.NET 4.5 が有効になっていない場合、Visual Studio 2012 で MVC4 アプリケーションを実行すると、"ASP.NET 4.5 に必要な Web http://localhost:6761 の構成に失敗しました。サイトが正しく動作するためには、ASP.NET 4.5 に対してこのサイトを手動で構成する必要があります。ASP.NET 4.0 が、Web サーバーに登録されていません。サイトが正しく動作するためには、ASP.NET 4.0 用に手動で Web サーバーを構成する必要があります" というエラーが表示されます。

    問題を解決するためには、[コントロール パネル][プログラムのアンインストール][Windows の機能の有効化または無効化][.NET Framework 4.5 Advanced Services] に移動して、この機能を手動で有効にします。[ASP.NET 4.5] チェック ボックスをオンにし、[OK] をクリックします。

  • Windows Azure のコンピューティング エミュレーターは Windows 8.1 で実行する - Windows 8.1 の Internet Explorer には、新しい拡張セキュリティ モードが備わっており、それが、コンピューティング エミュレーターの [デバッグなしで開始] (Ctrl + F5) の機能を妨げます。コンピューティング エミュレーターが起動すると、Internet Explorer が起動し、ローカル ホスト IP でホストされた Web アプリケーションの読み込みに失敗します。これは、http://127.0.0.x が [信頼済みサイト] に登録されていないためです。デバッグありで開始する機能 (F5) には影響しません。

関連項目

その他のリソース

Windows Azure の概要

表示:
© 2014 Microsoft