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Traffic Manager の監視について

更新日: 2014年3月

Windows Azure Traffic Manager では、クラウド サービスを監視して、それらのサービスが使用できるかどうかを確認します。サービスが正しく動作しているかどうかを監視するには、Traffic Manager プロファイルで指定したすべてのクラウド サービスに対して同じ方法で監視を設定する必要があります。監視を構成した後、Traffic Manager によって、サービス エンドポイントやプロファイルの状態が管理ポータルに表示されます。管理ポータルにある Traffic Manager プロファイルの [構成] ページで監視の設定を構成できます。
次の設定を指定できます。

  • プロトコル – HTTP または HTTPS を選択します。HTTPS 監視では、SSL 証明書が有効であるかどうかは確認されず、証明書の存在だけが確認されることに注意してください。

  • ポート – 要求に使用するポートを選択します。標準の HTTP と HTTPS のポートは選択して指定します。

  • 相対パス – 監視システムでアクセスされるパスとファイル名を指定します。スラッシュ "/" は、相対パスの有効なエントリであり、ファイルがルート ディレクトリ (既定のディレクトリ) にあることを意味する点に注意してください。設定を構成する方法の詳細については、「Traffic Manager の監視の構成」を参照してください。

Windows Azure Traffic Manager によって、プロファイルとエンドポイント サービスの状態が管理ポータルに表示されます。プロファイルとエンドポイントの両方の状態列には、最新の監視状態が表示されます。この状態を使用し、Traffic Manager の監視設定に従って、プロファイルの状態を理解します。プロファイルが正常状態である場合、プロファイルの負荷分散の設定 (ラウンド ロビン、パフォーマンス、フェールオーバー) に基づいて、DNS クエリがサービスに配信されます。Traffic Manager の監視システムで監視状態の変更が検出されると、管理ポータルに示される状態のエントリが更新されます。状態の変更が最新状態に更新されるまで最大 5 分かかる場合があります。

エンドポイント監視の状態

以下の表のエンドポイント監視の状態は、エンドポイントの正常性のプローブの結果と、プロファイルおよびエンドポイントの構成を組み合わせた結果です。

 

プロファイルの状態 エンドポイントの状態 エンドポイント監視の状態
(API およびポータル)
メモ

Disabled

Enabled

Inactive

Disabled のプロファイルは監視されません。ただし、Disabled のプロファイル内のエンドポイントの状態は管理できます。

<任意>

Disabled

Disabled

Disabled のプロファイルは監視されません。ただし、Disabled のプロファイル内のエンドポイントの状態は管理できます。

Enabled

Enabled

オンライン

エンドポイントは監視されており、正常です。

Enabled

Enabled

Degraded

エンドポイントは監視されており、異常です。

Enabled

Enabled

CheckingEndpoint

エンドポイントは監視されており、最初のプローブの結果はまだ受信されていません。この状態は、新しいエンドポイントをプロファイルに追加したか、エンドポイントまたはプロファイルを有効にして間もないときの一時的な状態です。

Enabled

Enabled

Stopped

ベースのクラウド サービスが実行されていません。

プロファイル モニターの状態

以下の表のプロファイル モニターの状態は、エンドポイント監視の状態と、構成されているプロファイルの状態を組み合わせた結果です。

 

プロファイルの状態
(構成のとおり)
エンドポイント監視の状態 プロファイル モニターの状態
(API およびポータル)
メモ

Disabled

<任意>。または、エンドポイントが定義されていないプロファイル。

Disabled

エンドポイントは監視されていません。

Enabled

1 つ以上のエンドポイントの状態が "Degraded" です。

Degraded

これは、顧客のアクションが必要なことを示すフラグです。

Enabled

1 つ以上のエンドポイントの状態が "Online" です。"Degraded" のエンドポイントはありません。

オンライン

サービスはトラフィックを受け入れており、顧客アクションは不要です。

Enabled

1 つ以上のエンドポイントの状態が "CheckingEndpoint" です。"Online" または "Degraded" のエンドポイントはありません。

CheckingEndpoints

遷移中の状態です。通常は、プロファイルが有効になり、エンドポイントの正常性がプローブされているときに発生します。

Enabled

プロファイルに定義されているすべてのエンドポイントの状態が "Disabled" または "Stopped" であるか、プロファイルにエンドポイントが定義されていません。

Inactive

エンドポイントがアクティブではありませんが、プロファイルは引き続き有効です。

グラフィックを単一画面の下に合わせるには、ここをクリックします。

1 つのクラウド サービスを使用した監視プロセスを説明するタイムラインを以下に示します。このシナリオは次のようになります。

  • Windows Azure クラウド サービスが使用可能になっており、Traffic Manager プロファイルだけを使用してトラフィックを受信します。

  • Windows Azure クラウド サービスが使用できなくなります。

  • Windows Azure クラウド サービスは、DNS TTL よりも長い期間使用できない状態が続きます。

  • Windows Azure クラウド サービスが再度使用できるようになります。

  • Windows Azure クラウド サービスで、Traffic Manager プロファイルだけを使用したトラフィックの受信が再開されます。

Traffic Manager 監視シーケンス

図 1 - 監視シーケンスの例。上の図の番号は、次の説明の番号に対応しています。

  1. GET - Traffic Manager の監視システムが、相対パスの領域に指定したファイルに対して GET を実行します。

  2. 200 OK - 監視システムは、10 秒以内に "200 OK" のメッセージが返されることを想定しています。この応答を受信した場合、クラウド サービスは使用可能であると見なされます。

    noteメモ
    Traffic Manager では、返信メッセージが "200 OK" である場合にのみエンドポイントがオンラインになると考慮されます。"200" 以外の応答を受信した場合、監視システムではエンドポイントが使用できないと見なされ、このチェックを失敗としてカウントします。

  3. 30 秒間隔のチェック – このチェックは 30 秒ごとに実行されます。

  4. 使用不可のクラウド サービス - クラウド サービスが使用できなくなります。Traffic Manager は次の監視チェックまで、オフラインであることを認識できません。

  5. 監視ファイルへのアクセス (4 回) - 監視システムは GET を実行しますが、応答が 10 秒以内に返されません。30 間隔で、さらに 3 回 GET を実行します。これは、監視システムがサービスが利用できなくなったことを検出する際に、最大で約 1.5 分かかることを意味します。いずれか 1 回のチェックが成功すると、チェックの試行回数がリセットされます。この図には示されていませんが、GET の後 10 秒を超えて "200 OK" の応答が返された場合、監視システムはこのチェックを失敗としてカウントします。

  6. 低下として指定 - 4 回連続して失敗が続いた後、監視システムは使用不可のクラウド サービスを低下として指定します。

  7. クラウド サービスへ送信されるトラフィックの減少 – トラフィックは使用不可のクラウド サービスへ引き続き送信される場合があります。この場合、サービスを使用できないので、クライアントでエラーが発生します。クライアントとセカンダリ DNS サーバーには、使用不可のクラウド サービスの DNS アドレスがキャッシュされています。会社のドメインの DNS 名からサービスの IP アドレスへの解決は引き続き行われます。また、セカンダリ DNS サーバーが、使用不可のサービスに関する DNS 情報を継続して配信する場合もあります。クライアントとセカンダリ DNS サーバーが更新されると、使用不可のクラウド サービスに送信されるトラフィックは徐々に停止されます。監視システムは 30 秒間隔のチェックを引き続き実行します。この例では、サービスは応答せず、使用不可のままになります。

  8. クラウド サービスへ送信されるトラフィックの停止 – この時点までには、ほとんどの DNS サーバーとクライアントが更新されているので、使用不可のサービスへ送信されるトラフィックは停止されます。トラフィックが完全に停止されるまでの最大時間は、TTL の時間によって異なります。既定の DNS TTL は 300 秒 (5 分) です。この値を使用した場合、クライアントは、5 分後にサービスの使用を停止します。監視システムは 30 秒間隔のチェックを引き続き実行しますが、クラウド サービスは応答しません。

  9. クラウド サービスがオンラインに戻り、トラフィックを受信する – サービスが使用できるようになりますが、監視システムがチェックを実行するまで Traffic Manager では認識されません。

  10. サービスへ送信されるトラフィックの再開 - Traffic Manager は GET を送信し、10 秒以内に "200 OK" のメッセージを受け取ります。次に、DNS サーバーが更新を要求すると、クラウド サービスの DNS 名が DNS サーバーに配信されます。その結果、サービスへのトラフィックの送信が再開されます。

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