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Azure の仮想マシンへの SQL Server のデプロイ

更新日: 2014年2月

Azure では、既にある SQL Server の仮想マシンを Azure に移行したり、プラットフォームに用意されている SQL Server イメージを使用して SQL Server の仮想マシンを作成したりすることができます。Azure における Infrastructure-as-a-Service の提供については、「Azure の仮想マシンの概要」を参照してください。このトピックは、Azure におけるイメージディスクの基本的な概念を読者が理解していることを前提としています。Azure における仮想ハード ディスク ファイル、イメージ、およびディスクについては、「ディスクとイメージの管理」を参照してください。

SQL Server を Azure にデプロイする際は、次の手法を検討してください。

  • プラットフォーム ギャラリー イメージを使用して SQL Server の仮想マシンを Azure に作成する: プラットフォームに用意されている SQL Server イメージを使用して Azure に新しい仮想マシンを作成します。Azure の管理ポータルのイメージ ギャラリーから必要なイメージを選び、管理ポータル、PowerShell、または REST API を使用して、自分が使用するための SQL Server の仮想マシンを直接クラウドに作成できます。プラットフォーム イメージを使用して SQL Server の仮想マシンを作成する方法については、「Azure での SQL Server 仮想マシンのプロビジョニング」を参照してください。その後、スキーマとデータをオンプレミスで準備し、「Azure の仮想マシン内の SQL Server への移行」で紹介されている移行ツールと手法を使用して、仮想マシン内の SQL Server のインスタンスにアップロードすることができます。この場合、仮想マシンの標準的な料金のほかに、料金の詳細ページに記載されている SQL Server の料金がかかります。

  • SQL Server Management Studio を使用して SQL Server の内部設置型インスタンスを Azure の仮想マシンに配置する: 既存の VM を使用するか、新しい VM を SSMS の配置ウィザードの一環として作成することができます。詳細については、「Azure の仮想マシンに SQL Server データベースを配置する」を参照してください。

  • Windows Server の仮想マシンを Azure に作成してから、SQL Server のセットアップ プログラムを使用して SQL Server をインストールする: プラットフォームに用意されている Windows Server イメージを使用して、Azure に Windows Server の仮想マシンを作成します。その後オンプレミスで、SQL Server のすべてのセットアップ ファイルまたはデータ ファイルを仮想ハード ドライブ (VHD) ファイルにコピーし、Add-AzureVhd コマンドレットを使用して、その VHD ファイルを Azure にアップロードします。アップロード プロセスが完了したら、Azure 上の仮想マシンに関連付けられたディスクとして、アップロード済みの VHD をアタッチします。次に、必要な SQL Server コンポーネントを Azure 内の仮想マシンにインストールします。所有している SQL Server ライセンスが適用されるため、SQL Server の料金が別途かかることはありません。詳細については、「データ ディスク内の SQL Server データおよびセットアップのファイルをオンプレミスから Azure にコピーする方法」を参照してください。このトピックでは、VHD ファイルをオンプレミスで作成し、そこに、SQL Server のデータ ファイルまたはセットアップ ファイルをコピーする方法についても説明します。

  • 既にあるオンプレミスの Sysprepped SQL Server 仮想マシン ディスクを使用して Azure に SQL Server の仮想マシンを作成する: オンプレミスで仮想マシンを作成し、必要な SQL Server コンポーネントをインストールします。Windows オペレーティング システムで Sysprep を実行してから、Add-AzureVHD コマンドレットを使用して VHD ファイルを Azure にイメージとしてアップロードします。アップロードした VHD を使用することで、Azure に新しい仮想マシンを複数作成できます。所有している SQL Server ライセンスが適用されるため、SQL Server の料金が別途かかることはありません。

    この手法を選んだ場合、sysprep を実行する前の SQL Server の仮想ディスクを次の 2 とおりの方法で作成できます。

    • 仮想マシンに対する SQL Server のフル セットアップをオンプレミスで実行した後、Azure に VHD をアップロードする。

    • [SQL Server のスタンドアロン インスタンスのイメージの準備] セットアップ オプションを使用して SQL Server をインストールする。この方法では、完全には SQL Server がインストールされません。VHD ファイルをアップロードし、Azure Platform でインストールを完了させる必要があります。この機能を利用して、ユーザーの資格情報、データベース、ファイルの場所などをカスタマイズすることができます。

    詳細については、「既にあるオンプレミスの SQL Server 仮想マシンを使用して Azure に SQL Server の仮想マシンを作成する方法」を参照してください。

  • あらかじめ作成しておいた SQL Server ディスクを使用して SQL Server の仮想マシンを Azure に作成する: これにより、仮想マシンに対して Sysprep を実行せずに、既存の SQL Server の仮想マシンを移動することができます。Azure に VHD をオペレーティング システム ディスクとしてアップロードし、そのアップロード済みのディスクを使用して新しい仮想マシンを Azure に作成します。この場合、アップロード済みのディスクで作成できる仮想マシンは 1 つだけです。仮想マシンに対して Sysprep を実行しないため、仮想マシンには、オンプレミスで割り当てられたものと同じセキュリティ ID が引き継がれます。その仮想マシンの複数のコピーをオンプレミス環境と Azure 環境に置き、Azure 仮想ネットワークで接続する必要がある場合、SID の重複から問題が生じる可能性があります。詳細については、「既にあるオンプレミスの SQL Server を使用して Azure に SQL Server の仮想マシンを作成する方法」を参照してください。

  • Azure の BLOB ストレージとスリップストリーム パッケージを使用して、SQL Server のデータ ファイルとセットアップ ファイルを Azure に移動する: これにより Azure の Blob ストレージと FullSlipStream パッケージを使用して、既存の SQL Server のデータ ファイルまたはセットアップ ファイルを Azure 内の仮想マシンに移動できます。Azure に Blob ストレージを作成し、必要なデータ ファイルまたはセットアップ ファイルをオンプレミスのコンピューターから Blob ストレージに直接アップロードします。詳細については、「Azure の BLOB ストレージ サービスを .NET で使用する方法」を参照してください。次に、Azure 内の仮想マシンに接続し、Blob オブジェクトのコンテンツをローカル ファイルにダウンロードします。BLOB オブジェクトにセットアップ ファイルが含まれている場合、サービス パックまたは累積的な更新プログラムもダウンロードする必要があります。SQL Server 2012 に関しては、FullSlipStream セットアップ パッケージをダウンロード センターからダウンロードして SQL Server を直接インストールすることもできます。

  • リモート デスクトップを使用して SQL Server のセットアップ ファイルまたはデータ ファイルをオンプレミスのコンピューターから Azure 内の仮想マシンに転送する: Azure 内の仮想マシンに接続する際、SQL Server のセットアップ ファイルとデータ ファイルを転送できるようにリモート デスクトップの接続オプションを設定することができます。まず、リモート デスクトップ セッションからローカル ディスク ドライブにアクセスできるようにします。[リモート デスクトップ接続] ウィンドウの [オプション] をクリックします。[ローカル リソース] タブの [ローカル デバイス][ディスク ドライブ] をクリックします。そのうえで [接続] をクリックします。仮想マシンにログインすると、Azure 内の仮想マシンのエクスプローラーに、オンプレミスのドライブがすべて表示されます。オンプレミスから仮想マシンにファイルをコピーして貼り付けることができます。

  • Azure Virtual Network を使用して SQL Server のセットアップ ファイルまたはデータ ファイルを Azure 内の仮想マシンに転送する: Azure に作成した仮想マシンが、オンプレミスのネットワークに接続されている Azure 仮想ネットワークに置かれている場合、Azure 内の仮想マシンを、オンプレミスにあるコンピューターの 1 つとして表示することができます。この場合、仮想マシン上のファイル共有を有効にすれば、個々のデータ ファイルまたはセットアップ ファイルを仮想マシンにコピーすることができます。あまりファイル数が多いと、この手法ではうまくいかない場合もあります。

  • SQL Server データベースのスキーマとデータを Azure 仮想マシンにコピーする: オンプレミスの SQL Server データベースのスキーマとデータは、さまざまな方法で Azure の仮想マシン内の SQL Server にコピーすることができます。詳細については、「Azure の仮想マシンに SQL Server データベースのスキーマとデータを移行する」を参照してください。

  • Azure インポート/エクスポート サービス: 大規模なデータベースには、Azure への移行および Azure からの移行の代替オプションとして Azure インポート/エクスポート サービスの使用を検討してください。このサービスを使用すると、ハード ドライブにある大量のファイル データを、オンプレミスから Azure BLOB ストレージへ、または Azure BLOB ストレージからオンプレミスへ転送できます。たとえば、データを含む 1 つ以上のハード ドライブを Azure データ センターに送り、中のデータを Azure BLOB ストレージにインポートできます。同様に、空のハード ドライブを Azure データ センターに送り、それにデータをエクスポートできます。エクスポート処理では、Azure ストレージ アカウントの BLOB データがハード ドライブにコピーされ、そのハード ドライブが返却されます。詳細については、「SQL Server ファイル用の Azure インポート/エクスポート サービスの使用方法」を参照してください。

SQL Server を Azure の仮想マシンにデプロイする際は、以下のチュートリアルをお役立てください。

このセクションの内容

 

トピック 説明

データ ディスク内の SQL Server データおよびセットアップのファイルをオンプレミスから Azure にコピーする方法

このトピックでは、ローカルの固定サイズの仮想ハード ディスク (VHD) を使用して Azure 内の仮想マシンに SQL Server のデータ ファイルやセットアップ データをコピーする方法について説明します。

Hyper-V を使用してベースとなる仮想マシンをオンプレミスで作成する方法

このトピックでは、Azure にアップロードする VHD ファイルを Hyper-V マネージャーで作成する方法について説明します。

既にあるオンプレミスの SQL Server を使用して Azure に SQL Server の仮想マシンを作成する方法

このトピックでは、オンプレミスの SQL Server 仮想ハード ドライブ (VHD) ファイルを使用して、Azure に SQL Server の仮想マシンを作成する方法について説明します。

既にあるオンプレミスの SQL Server 仮想マシンを使用して Azure に SQL Server の仮想マシンを作成する方法

このトピックでは、既にあるオンプレミスの SQL Server の仮想マシンを使用して、Azure に SQL Server の仮想マシンを作成する方法について説明します。

PowerShell を使用して Azure に SQL Server 仮想マシンを設定する方法

PowerShell を使用して Azure に SQL Server の仮想マシンを作成し、構成する方法を示します。

接続されたデータ ディスクを使用してデータベース ファイルを格納する方法

このトピックでは、接続されたデータ ディスクを使用してデータベース ファイルを格納する場合と方法について説明します。

SQL Server ファイル用の Azure インポート/エクスポート サービスの使用方法

このトピックでは、物理ハード ドライブを使用して大規模なデータベースを Azure から移行する方法および Azure に移行する方法について説明します。

関連項目

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