割り当てとワークフロー (アジャイル)

状態と割り当てのフィールドを使用して、ユーザー ストーリー、タスク、バグ、およびその他の種類の作業項目の進行状況を追跡します。 ほとんどの作業項目はアクティブ状態から終了状態まで移行し、テスト ケースはデザイン状態から終了状態へ移行します。 各作業項目がある状態から次の状態へ移動すると、その項目がチームのさまざまなメンバーに再割り当てされる場合もあります。 たとえば、テスト担当者が、トリアージ中に別のチーム メンバーに割り当てられるバグを作成するとします。 他のチーム メンバーがそのバグを解決すると、そのバグはバグを作成したテスト担当者に再割り当てされます。

状態および割り当てのフィールドは、多くのチーム クエリとレポートをサポートします。

このトピックの内容

  • 作業項目フォームに表示されるフィールドの追跡

  • クエリとレポートをサポートする追加のフィールド

[担当者] フィールドおよび [状態] フィールドは、Microsoft Solutions Framework (MSF) for Agile Software Development v5.0 のプロセス テンプレートで提供される作業項目の種類ごとに追跡されます。 [理由] フィールドは、テスト ケースおよび共有ステップを除く、すべての種類の作業項目について追跡されます。

作業項目フォームに表示されるフィールドの追跡

割り当ておよびワークフローの進行状況を追跡するフィールドについて次の表で説明します。 データ型と既定のフィールド属性の詳細については、「作業項目フィールドの使用」を参照してください。

フィールド名

説明

参照名

データ型

reportable 型属性の既定値

index 属性の既定値

担当者

現在、作業項目を所有しているチーム メンバーの名前。

System.AssignedTo

String

Dimension

True

理由

作業項目が現在の状態にある理由。 値は、作業項目の状態と種類ごとに異なります。 テスト ケースまたは共有ステップでは、このフィールドは追跡されません。

System.Reason

String

Dimension

True

解決理由

ユーザー ストーリーまたはバグが解決された理由。 たとえば、ユーザー ストーリーのコードが完成した、バグが修正されたなどです。

このフィールドは読み取り専用です。

Microsoft.VSTS.Common.ResolvedReason

String

Dimension

False

状態

作業項目の現在の状態。 有効値は、作業項目の種類ごとに異なります。

作業項目の各種類のワークフローの遷移の詳細については、次のいずれかのトピックを参照してください。

System.State

String

Dimension

True

クエリとレポートをサポートする追加のフィールド

作業項目がある状態から別の状態に進むと同時に、関連情報を示す追加のフィールドが設定されます。 これらのフィールドは、作業項目フォームには表示されませんが、次の表に示すように作業項目の種類ごとに追跡されます。 クエリのフィルター処理およびレポートの作成に、これらのフィールドを使用できます。

フィールド名

ユーザー ストーリー

タスク

懸案事項

テスト ケース

共有ステップ

バグ

アクティブ化した人

チェック マーク チェック マーク チェック マーク チェック マーク チェック マーク チェック マーク

アクティブ化された日

チェック マーク チェック マーク チェック マーク チェック マーク チェック マーク チェック マーク

終了者

チェック マーク チェック マーク チェック マーク チェック マーク チェック マーク チェック マーク

終了日

チェック マーク チェック マーク チェック マーク チェック マーク チェック マーク チェック マーク

作成者

チェック マーク チェック マーク チェック マーク チェック マーク チェック マーク チェック マーク

作成日

チェック マーク チェック マーク チェック マーク チェック マーク チェック マーク チェック マーク

解決者

チェック マーク サポートなし サポートなし サポートなし サポートなし チェック マーク

解決日

チェック マーク サポートなし サポートなし サポートなし サポートなし チェック マーク

解決理由

チェック マーク サポートなし サポートなし サポートなし サポートなし チェック マーク

状態の変更日

チェック マーク チェック マーク チェック マーク チェック マーク チェック マーク チェック マーク

作業項目が最近アクティブ、解決済み、終了、またはその他の状態に遷移したときの各ワークフロー状態レコードに関する情報を追跡するフィールド。 各フィールドに関する説明を次の表に示します。

フィールド名

説明

参照名

[データ型]

reportable 型属性の既定値

index 属性の既定値

アクティブ化した人

作業項目をアクティブ化または再アクティブ化したチーム メンバーの名前。

Microsoft.VSTS.Common.ActivatedBy

String

Dimension

False

アクティブ化された日

作業項目がアクティブ化または再アクティブ化された日時。

Microsoft.VSTS.Common.ActivatedDate

DateTime

Dimension

False

終了者

作業項目を終了したチーム メンバーの名前。

Microsoft.VSTS.Common.ClosedBy

String

Dimension

False

終了日

作業項目が終了した日時。

Microsoft.VSTS.Common.ClosedDate

DateTime

Dimension

False

作成者

作業項目を作成したチーム メンバーの名前。

Microsoft.VSTS.Common.CreatedBy

String

Dimension

False

作成日

作業項目が作成された日時。

Microsoft.VSTS.Common.CreatedDate

DateTime

Dimension

False

解決者

バグまたはユーザー ストーリーを解決したチーム メンバーの名前。

Microsoft.VSTS.Common.ResolvedBy

String

Dimension

False

解決日

バグまたはユーザー ストーリーが解決された日時。

Microsoft.VSTS.Common.ResolvedDate

DateTime

Dimension

False

状態の変更日

[状態] フィールドの値が変更された日時。

Microsoft.VSTS.Common.StateChangeDate

DateTime

なし

False

参照

概念

システム フィールドおよび MSF のプロセス テンプレートで定義済みのフィールドの使用

バグ、タスク、およびその他の作業項目の検索

その他の技術情報

計画、順位付け、および優先度付け

作業項目とワークフロー (アジャイル)

作業項目ワークフローの定義とカスタマイズ

作業項目フィールド (アジャイル)